啄木の息 <ブログ版>

─ いまもなお瑞々しく語りかけてくる啄木の魅力を追い その息づかいに触れてみたい ─

     「本家 啄木の息」のリンクは、このページの最下段にあります。

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2007-12-31

[] 「歌う記者 石川啄木」朝日新聞連載-4

【紅一輪(京橋近くにて)】

こころよき疲れなるかな

息もつかず

仕事をしたる後のこの疲れ

              石川啄木

  ・初出「スバル」1909年(明治42)5月号


連載-4

「歌う記者 石川啄木 --朝日新聞社の3年間」

  • 3月1日の入社当日の日記。「……爺さんと並んで校正をやるのだ……」「おじいさんが一ページ校正する間に、ぼくは十ページ校正するのでどんどんはかがゆく」。
  • 一週間後、森鴎外への手紙には「異様なる新しき気持を持て毎日出勤……、出来ることならば小生は一生朝日社に奉公しても宜敷と、……」書く。

(2007-12-22 朝日新聞夕刊)

2007-12-30

[] 「啄木来釧100年で記念事業」2/21

【1909年(明治42年)釧路・二代目幣舞橋】

釧路・本行寺(啄木が歌留多をした寺)の「啄木顕彰展示室」展示写真。


「啄木来釧100年で記念事業」

  • 釧路文学団体協議会は、石川啄木来釧100年を迎える2008年に記念事業を実施。
  • 記念シンポジウムは、「現代に見る石川啄木」をテーマに2月21日市立釧路図書館で5人のパネラーが啄木を語る。
  • 中学生以上を対象にした「私のすきな啄木のうた」原稿募集は、郵送で3月25日までに、市立釧路図書館内「釧路春秋」編集部あてへ。  

(2007-12-29 釧路新聞)

2007-12-29

[] 連載-3「歌う記者 石川啄木」朝日新聞

【春の雪】


  春の雪滝山町の三階の煉瓦造によこさまに降る

              石川啄木

  ・初出「東京朝日新聞」1910年(明治43)5月16日号

              

  春の雪

  銀座の裏の三階の煉瓦造に

  やはらかに降る

              石川啄木『一握の砂』

  ・1910年(明治43)12月刊行

連載-3

「歌う記者 石川啄木 --朝日新聞社の3年間」

  • 東京朝日新聞編集局81人。
  • 全然出社しない社員がある。……二葉亭四迷夏目漱石……等も出社せざる社員とされている。
  • 「旧新詩社中の天才と謳われた青年詩人、石川一(はじめ)も校正にいる。

(2007-12-15 朝日新聞夕刊)

2007-12-28

[] 連載-2「歌う記者 石川啄木」朝日新聞

【啄木歌碑の裏側にあるキツツキ(啄木鳥)-旧朝日新聞社まえ】


連載-2

「歌う記者 石川啄木 --朝日新聞社の3年間」

  • 石川啄木の初任給は月額25円。プラス夜勤料5円で30円になる約束だった。
  • このころ、大学を出てすぐ記者になった者の初任給は30円前後だった。
  • 「中学を半端にした」啄木の待遇は悪すぎるわけでは決してなかった。

(2007-12-08 朝日新聞夕刊)

2007-12-27

[] 連載-1「歌う記者 石川啄木」朝日新聞

【旧朝日新聞社まえの啄木歌碑】

   京橋の滝山町の

   新聞社

   灯ともる頃のいそがしさかな

               啄木

連載-1

「歌う記者 石川啄木 --朝日新聞社の3年間」

  • 石川啄木の東京朝日新聞社採用は2分で決まった。
  • 1909(明治42)年2月7日。面接の相手は編集長・佐藤北江である。
  • この採用は国民的歌人・石川啄木が生まれる決定的な契機となった。

(2007-12-01 朝日新聞夕刊)

2007-12-26

[] 啄木・雪あかりの町--くしろ 1/21

【車のライトに霜】


石川啄木・雪あかりの町・くしろ」

  • 釧路に啄木が到着した1908年(明治41年)1月21日にちなみ、ゆかりの地の釧路市南大通付近をアイスキャンドルで彩り、当時の釧路の雰囲気を再現する。
今年で5回目。
  • ボランティアが明治時代の衣装で啄木らに扮し、ムードを盛り上げる。
      • 釧路市大町2丁目
      • 2008年1月21日 17:00〜20:00

2007-12-24

[] 「合同出版祝賀会」宮古市ゆかり

【聖夜】


「合同出版祝賀会」

  啄木と濃密な親交を重ねた露堂

  • 宮古市ゆかりの今年の出版物を対象にした合同出版祝賀会が21日夜、市内のホテルであった。
  • 「評伝 小国露堂」を出版した毎日新聞釜石通信部の鬼山親芳記者はあいさつで「啄木と短期間ながら濃密な親交を重ね、明治・大正・昭和を言論一筋に生きた無名の新聞人の志は今の時代にも輝いている」と強調した。

(2007-12-22 毎日新聞)

2007-12-23

[] 恋のあまさとかなしさ -早乙女太一さん

【橇から降りたサンタ】


「恋のあまさ? 早乙女太一さん」

雑誌を読んでいたら、今をときめく早乙女太一さん(16歳)のインタビュー記事があった。12〜13歳のころに《人生を選んだ》という。

「自分で言うのもおかしいのですが、すべてにおいて早いんですよ。疑問を持つのも、目標を決めるのも。だから多分、オヤジくさくなるのも早いのではないかと(笑)。……」


先んじて恋のあまさと

かなしさを知りし我なり

先んじて老ゆ      --石川啄木

13歳で節子に恋をして、19歳で結婚した啄木。早乙女さんは12〜13歳で、何のあまさとかなしさを知ったのだろう。

2007-12-22

[] 啄木を題材に-俵万智さんの授業

【サンタの橇はどこまできたか】


「歌に秘めた思い、届いた?」岩手県立大東高校

   --俵万智さんの授業

  東海の小島の磯の白砂に

  われ泣きぬれて

  蟹とたはむる

  • 岩手県立大東高校で、歌人の俵万智さんが石川啄木の代表歌を題材に授業した。
  • 「泣いている様子を詠んだ歌が多い啄木…」は、女々しいやつではなく「嘆き悲しむ自分を冷静に見つめるその心を伝えようとして作ったからこそ、時代を超えて読み継がれることができたのでは…」と、俵さん。

(2007-12-19 朝日新聞 オーサービジット2007)

2007-12-20

[] 「啄木かるた大会」 2/16

【ダイダイ 何年越しの実?】


「啄木かるた大会」

啄木祭実行委員会は、石川啄木の詩にちなんだ50首を使う「啄木かるた大会」を開催する。

小学生・中学生・一般などにわかれて対戦する。

  • 2008年2月16日(土)13:30〜
  • 渋民文化会館(姫神ホール)(岩手県盛岡市玉山区)
  • 申込 石川啄木記念館 電話:019-683-2315 ファクス:019-683-3119
  • 参加料 無料

(ウェブもりおか > 生活ガイド > イベント情報) 

2007-12-18

[] 「石川家の謎と啄木短歌の真実性」講演会開かれる

【日だまりのベンチ】


講演 文学の夕べ 

「石川家の謎と啄木短歌の真実性」


2007年11月13日、函館市文学館にて長江隆一氏(八雲啄木会会長)を講師として講演会が開かれた。


  • 石川家には謎が多いと言われる。
  • 
啄木の父、石川一禎の出生が謎めいている。一禎は石川与左衛門とその妻エツとの子とされているが、実際はエツが与左衛門と再婚する前、先夫の亀井峯諄(かめいほうじゅん)との間に授かった子供であると私は思っている。
  • 偶然ではあるが不思議なこととして、啄木が亡くなった前日に函館で大火が起きた。妻節子の亡くなった日の前日も函館で大火があった。
  • 啄木短歌の内容が事実と異なると思われるものがいくつかある。「わがあとを追い来て……」「たはむれに母を背負いて……」など。
啄木は、真実性にこだわりすぎるよりも、フィクションをまじえて歌の効果を上げたのだろう。

(2007-12-05 北海道新聞

2007-12-17

[] 映画「スマイル 聖夜の奇跡」

【クリスマスツリー】


「スマイル 聖夜の奇跡」

スケートをしたこともない監督と一度も勝ったことのない少年アイスホッケーチームが、初勝利を目指す。少年の恋と大人の恋(?)もからんで………。


森山未來さんの情熱あるダンスと迫力あるホッケーシーンがマッチして、観るひとに激しいリズムを伝えてくる。試合中に、リンクの手すりに立ってタップダンスをするシーンがある。あれは本当に手すりで踊ったのだろうか、興味津々。「まず森山未来ありき」で映画をつくったという陣内監督の話には納得する。

全編に流れる「The Little Drummer Boy」が胸に沁みる。

豪華なキャストのなか、立花裕大さんの演技も捨てたものではない。


「意外」と楽しめる。おすすめ!

2007-12-16

[] ふたご座流星?

【クリスマス近し】


「流星?」

ふたご座流星群を眺めようと空を見上げた。うす雲がかかって一等星くらいしか見えない。

クリスマスの電飾を眺めて終わった。

2007-12-14

[] “仕遂げて死なむ−” 啄木  「函館文学」ガイド本に

クチナシの実】


文学ガイド「函館文学散歩」発行

 啄木や童謡「赤い鳥」…ゆかりの作家、作品解説

  • 函館の隠れた歴史、文化の発掘に取り組む「はこだてルネサンスの会」が文学ガイド「函館文学散歩」を発行する(12/15)。
  • 「仕遂げて死なむ− 凝縮された一三二日間の函館 石川啄木」や「童謡『赤い靴』母子惜別となった刻印の街・函館」など十三のテーマを設け、函館の文学と群像たちに光を当てている。

(2007-12-13 北海道新聞

2007-12-12

[] 佐藤 北江 啄木ゆかりの人

【オオイタヤメイゲツ】


「佐藤 北江(ほっこう) 東京朝日新聞編集長」

  ウェブもりおか 盛岡市ガイド

  • 佐藤北江は1868(明治元)年生まれ。
  • 1884(明治17)年「岩手新聞」記者となり、のちに「東京朝日新聞」編集長として活躍した。
  • 当時まだ無名だった石川啄木を校正係で採用し、その若い晩年を支えたことでも知られている。

(2007-12-10 ウェブもりおか)

2007-12-11

[] 「サラエボの花」 愛についての映画

【神保町の交差点】


サラエボの花」 原題 Grbavica

  • 監督 ヤスミラ・ジュバニッチ
  • 出演 ミリャナ・カラノヴィッチ ルナ・ミヨヴィッチ レオン・ルチェフ ケナン・チャティチ
  • 2006年 ボスニア・ヘルツェゴヴィナ=オーストリア=ドイツ=クロアチア

ボスニア紛争から12年、首都サラエボに母と娘が暮らしている。生活は厳しく、母はナイトクラブや服の仕立てで働きづめだ。12歳の娘は修学旅行を楽しみにしているが旅費が足りない………。

重い内容ではある。しかし、雪降る街・厳しく暖かい仕事場・いじめもあるが友情も恋もある学校・母の愛・子の愛などが交錯して美しい。


サッカー日本代表のオシム監督が、脳こうそくで倒れる3日前にこの映画を紹介した。その言葉が岩波ホールの壁に掲示してあった。「……我々、グルバヴィッツァの住人は、かつてサラエボのこの地区が、すべての者がともに共存し、生活を営み、サッカーをし、音楽を奏で、愛を語らえる象徴的な場所であったことを決して忘れない…」

オシム監督の生まれ故郷グルバヴィッツァ(Grbavica)が原題になっている。

娘役のルナ・ミヨヴィッチが伸びやかで強かで美しかった。

2007-12-08

[] 「倚りかからず」…倚りかかるとすれば


【山の炎】


「倚りかからず」

倚りかからず

 

 じぶんの二本足のみで立っていて

 なに不都合のことやある

 

 倚りかかるとすれば

 それは

 椅子の背もたれだけ

思わず背筋が伸びる。


ユーモアあふれる言葉もたくさんある。

 “あたし 蚤かダニになりたいの”(「笑う能力」)

 “車がない ワープロがない…… インターネット 見たこともない”(「時代おくれ」)

これは、ラップの世界。


茨木さんは昨年亡くなった。遺稿に、新婚の夜にうたった「どちらが先に逝くのかしら わたしとあなたと」という言葉があったそうだ。

2007-12-05

[] 啄木にちなんだ日本酒「ふるさとの山に向ひて」発売 12/3

【イチョウ】


「啄木にちなんだ日本酒発売」

  • 芥川賞作家の新井満さんが中心となって企画した、石川啄木の短歌にちなんだ日本酒「ふるさとの山に向ひて」が3日発売された。
  • 大吟醸(3000円)と純米酒(1500円)の2種類。

(2007-12-04 産經新聞・岩手日報 ほか)

2007-12-03

[] 「英語コンプレックス 脱出」あなたには ありますか?

ヤマハゼ】


「英語コンプレックス 脱出」

かつて、欧米を崇拝し欧米に対しコンプレックスを抱く日本人がいた。しかし、豊かな国となった日本は欧米崇拝を…………。

「コンプレックスの克服とは相手に勝つのではなく、優劣を意識せず自然に振舞うところにある」と、著者は説く。

日本国内で外国人を見たとき、オタオタと英語で話しかける。これこそが激しい“英語コンプレックス”だということに気づいた。

「日本にいる外国人には日本語で話せばよい」…………なんて、簡単なことだろう。

「人生で最も大切なことを見失わない」ということも学んだ。


“英語を学ぶのは、ただ、英語が必要だから”

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「本家 啄木の息」は、下記のリンクでご覧になれます。

・石川啄木 年譜 ………… 26年と53日の生
・ローマ字日記………… 漢字と仮名では書けないことをローマ字で
・啄木文学散歩………… 息づかいの聞こえる ゆかりある場所を訪ねて
・啄木行事レポート …… イベントに参加しての私的レポート
・啄木の 女性たち ……… 啄木の人生を彩った「忘れな草」たち
・啄木と花 ……………… 歌に登場する花や木の資料

◉ 「本家 啄木の息」のトップページ ……………… アーカイブです。


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