〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「歌う記者 石川啄木」朝日新聞連載-8

【雪「おっ、重いっ」】                


  ダイナモ
  重き唸りのここちよさよ
  あはれこのごとく物を言はまし
              石川啄木
 

連載-8
「歌う記者 石川啄木 --朝日新聞社の3年間」

  • 石川啄木が、新設される短歌投稿欄の選者に抜擢されたのは、「一握の砂」が出版される2カ月半前だった。
  • 社内には「なんで啄木ごときを」と渋川(社会部長)にくってかかる者もいたという。
  • 歌壇は翌年2月まで82回続き、投稿者183人、総数568首。

(2008-01-26 朝日新聞夕刊)