啄木の息 <ブログ版>

─ いまもなお瑞々しく語りかけてくる啄木の魅力を追い その息づかいに触れてみたい ─

     「本家 啄木の息」のリンクは、このページの最下段にあります。

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2008-08-25

[] 「与謝野鉄幹の書簡確認」

【サンショウ】


与謝野鉄幹 赤貧の中、友人に「施し」? 

  • 与謝野鉄幹が赤貧にあえぐ友人に金一封を送ったらしい内容の書簡が、このほど確認された。
  • あて名は「渋川玄耳」。東京朝日新聞(当時)の記者で、石川啄木を歌壇選者に登用した人物だ。啄木の歌集『一握の砂』に「藪野椋十」の筆名で、序文も寄せている。
  • 孫の与謝野経済財政担当相は毎日新聞を介して12日、初めてこの書簡に目を通した。「当時の文士は、赤貧洗うがごとし。啄木も切手を張らずに着払いのような形で自著を送り付けてきて、祖父母は困っていたらしい」と証言する。

(2008-08-25 毎日新聞)

2008-08-24

[] 「盛岡・短歌甲子園が閉幕」盛岡

【ノカンゾウ】


「短歌甲子園2008」会場 盛岡市アイーナ

  • 啄木のふるさとを舞台に行われた全国高校生短歌大会「短歌甲子園2008」は、23日閉幕した。
  • 富山県の魚津高校が団体優勝、個人戦では秋田県立秋田高2年の清野絵里さんが最優秀作品賞を受賞した。

作品「城跡や空の役目は少年に何問われても答えないこと」

  • 大会は全国から過去最多の36校、127人が出場。

(2008-08-24 読売新聞 河北新報 IBC NEWS ECHO 他)

2008-08-22

[] 『誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国』

【オトギリソウ】


『誰もが幸せになる 1日3時間しか働かない国』

  • シルヴァーノ・アゴスティ 著 野村雅夫 訳 マガジンハウス
  • 2008年 1200円+税

架空の国「キルギシア」に滞在している主人公が、ふるさとの友人へ手紙を書くという形で話が進む。

「キルギシアでは1日3時間以上働く人はいない。あとは全て自分の自由に使っているんだ」

……? …… ムリ! と、思いながら読み進めた。

「充実している人っていうのは、嫌々やっている人がやっと1週間かけてできる以上のことを、たった一日でできてしまう」

「学ぶということはかけがえのない楽しみであるのに対して、勉強というのはしばしばストレスや不安や病気の元になってしまう」

「広告をやめればものの値段は全部半額になる」

病気が無くなる、犯罪が減る、従って医療にかかる費用が減り警察も不要に近くなる。

ユートピアではあるが、「実は、みんなキルギシアで暮らしているんだぞ!」と気づかせてくれる。「自分のまわりにキルギシアを建国してみよう」と思える人のまわりには、小さな小さなキルギシアができるのではないか。


「キルギシアでは、人生は一度しかないんだということを忘れないようにしなくちゃならないんだ。それがみんなの一番の義務なんだよ」

かわいらしい装幀と挿絵も、ふんわりした気持ちにさせてくれる。

2008-08-21

[] 啄木研究など…「岩手県内5大学が共通キャンパス」

【ノウゼンカズラ】


「岩手県内5大学が共通キャンパス」盛岡駅西口に

  • 岩手大など県内5大学は、盛岡駅西口のアイーナに共通のキャンパスを設け、各大学で行われている講義を光ファイバーを使って受けられるようにするなどの共同事業に乗り出す。
  • 宮沢賢治、石川啄木といった地域文化研究や自殺率減少など地域医療の向上などにも共同で取り組む。

(2008-08-21  読売新聞 地域 岩手)

2008-08-20

[] 「第3回全国高校生短歌大会 あす開幕」

【センニンソウ】


「高校生歌人 短歌甲子園」

  • 第3回全国高校生短歌大会は21日、盛岡市玉山区の渋民文化会館で開幕する。
  • 21日は開会式と啄木ゆかりの地ツアー、22日は団体戦1次リーグと個人戦予選、23日は団体戦、個人戦の決勝を行う。

(2008-08-20 岩手日報)

2008-08-19

[] 『詩物語 啄木と賢治』msn産経ニュース連載開始

【岩手山】


[詩物語]序 啄木編(1)

  なみだなみだ

  不思議なるかな

  それをもて洗へば心(こころ)戯(おど)けたくなれり

                 

  • 『「哀」と「歓」の同居。それが啄木の詩歌の真骨頂なのだろう』
  • SANKEI EXPRESSに連載された『詩物語 啄木と賢治』をもとに、関厚夫氏がネット連載開始。

(2008-08-16 msn産経ニュース)

2008-08-18

[] 「東北の偉人人生1冊に」 土門拳、啄木…

【センニンソウ蕾】


『みちのくの天才たち』修成学園出版局

  • ルポライターで写真家の飯塚玲児さんが、写真家・土門拳や歌人・石川啄木ら東北地方で生まれた偉人6人の故郷を取材した著書『みちのくの天才たち』(定価966円 修成学園出版局)を出版した。
  • 関係者の発言などを積み重ね、6人の人生を鮮やかに再現した。飯塚さんは「古里の空気の下で、天才たちがどう生まれたのかを知ってほしい」と話している。

(2008-08-18 読売新聞)

2008-08-15

[][] 『啄木の母方の血脈』好評なため増刷

【表紙】

『啄木の母方の血脈』啄木の母の家系を探る

  (読売新聞 地域 岩手)

  • 盛岡市の郷土史家・森義真さんら3人が、石川啄木の母方にあたる「工藤家」の由来を記録した新資料の研究成果「啄木の母方の血脈」を自費出版した。
  • 新たに見つかった資料は、啄木の伯父にあたる工藤常象(つねかた)の記録を筆写したもので、工藤家の代々の人々について、それぞれの功績などが記されている。
  • 他の資料との照合に力を入れたため、本をまとめるまで2年を要した。300部製作したが好評なため、200部を増刷した。
  • 「啄木の背景を知るための新たな資料として役立ててほしい」と森さん。1冊1000円。

問い合わせ 森さん(Fax 019-641-2462)

(2008-08-13 読売新聞 地域 岩手)

2008-08-09

[] 「啄木と賢治イベントカレンダーより 9~10月」

【オオハンゴンソウ】

「啄木と賢治イベントカレンダー2008-2009」(編集/盛岡市商工観光部ブランド推進課)

9~10月

  • 9月7日(日)第18回 啄木の里ふれあいマラソン大会
    • 会場 盛岡市玉山区内
      • 渋民運動公園を発着とする3km、5km、10km、ハーフコースでのロードレース。

  • 10月4日(土)函館・盛岡啄木交流かるた大会
    • 会場 函館文学館 函館市芸術ホール
      • 函館市内の小学生が啄木文学にふれながらかるた競技を楽しむ大会。盛岡市から上位1チームが参加する。

  • 10月16日(木)〜2009年2月9日(月)盛岡てがみ館テーマ展 パート28
    • 会場 盛岡てがみ館 展示室
      • 石川啄木研究の第一人者・吉田孤羊の蒐集した資料を中心に展示

2008-08-08

[] 「啄木の短歌、賢治の短歌 第51回」

【オオハンゴンソウ】


「啄木の短歌、賢治の短歌」盛岡タイムス連載中

  盛岡大学長 望月善次

第51回 父2 共感

  • 啄木の短歌

  ふるさとの父の咳する度に斯く

  咳の出づるや

  病めばはかなし


  • 賢治の短歌

  これはこれ

  夜の間にたれかたびだちの

  かばんに入れし薄荷糖なり。


    • 啄木歌は、……病気を契機として、父への共感、望郷の思いを作品化合したもの。「ふるさとの父の咳する度に斯く咳の出づるや」が出来上がった時に、作品の核は形成されたと見た。
    • 賢治歌の背景は、佐々木又治宛書簡に記されている。「ミツワ人参錠ノ様ナモノガ一杯ツマッテヰマシタ。コレハ私ノ父ガ入レテオイタノデス。私ハ後ニ兵隊ニデモ行ッテ戦ニデモ出タラコンナ事ヲ思ヒ出スダラウト思ヒマス。アア人ハミンナヨク聞イテミルト気ノ毒にナルモノデハアリマセンカ。」の記述は読む者の胸を打つ。

(2008-08-05 盛岡タイムス)

2008-08-07

[] 「天然コケッコー」光と音のなかきらきらと今を生きる

【ブルーベリー】


「天然コケッコー」

  • 監督 山下敦弘
  • 原作 くらもちふさこ
  • 出演 夏帆 岡田将生 夏川結衣 佐藤浩市 柳英里沙 藤村聖子 森下翔梧 宮澤砂耶 本間るい 斉藤暁 廣末哲万 黒田大輔 大内まり
  • 2007年 日本

島根県のある小中学校が舞台。正しい(?)日本の自然と古き(?)良き(?)人々が登場する。小中合わせて6人の生徒しかいないところへ、東京から中学2年の男の子が転校してきた。

7人一緒の海遊び、机を運んでの給食、拭き掃除・・・学校生活って楽しそう。四季の移り変わりに添って、修学旅行、村祭り、バレンタイン、受験、そして転校生と少女との恋も進行する。

いわくのある山の橋を渡りトンネルをくぐり申し分のない海への道のりは、過去の風景をたどるようだが実は未来への道でもある。

忘れてならないのが先生たち、うるさくもなくいやらしくもなく気持ち悪い熱血でもなく、自然でいながら温かい。家族も村の人も(若干?な人もいるが…)そんな感じ。子どもが大人への階段を上る瞬間に立ち会えた気がする。


疲れたときに、飲物を用意してゆったりした環境で観ると、きっと体がほぐれると思う。

2008-08-04

[] レポート「石川啄木 貧苦と挫折を超えて」 

【草野心平文学館前の「石川啄木展」看板】


私的レポート

「石川啄木 貧苦と挫折を超えて」 

  いわき市立草野心平記念文学館

  • 草野心平「啄木の詩に就いて」

五十年を過ぎた現在でもなほ新鮮で切実で強い迫力をもつてゐる。社会主義詩、リアリズム詩の先駆的作品として、記念碑的存在であることは今になつて更に疑ふ余地がない。

  • 大字上小川

ひるまはげんげと藤のむらさき。

夜は梟のほろすけほう。

つづきはこちら→レポート「石川啄木 貧苦と挫折を超えて」

2008-08-03

[] 「イギリス人はおかしい」ハウスキーパーは見た

【ヤマユリ】


「イギリス人はおかしい」

  日本人ハウスキーパーが見た階級社会の素顔

  • 高尾慶子 著 文春文庫
  • 2001年 524円+税

著者は調理師専門学校を卒業後、祇園のホステスをしたり、イギリス人と結婚したり離婚したり、レストランで働いたり……。

やがて、映画監督リドリー・スコットのハウスキーパーになり、ロンドンの家の管理をまかされる。大邸宅の5階フロア全4室が自分用に使える。

ハウスキーパーという仕事について詳しく書かれている。ここだけでもこの本に出会えてよかった。のぞき見している気分にもなる。

超きれい好きのスコットは、屋敷中のドアノブや蛇口を毎日数時間かけてピカピカに磨かせる。「私はスポットレス(シミ一つない)が好きだ」はスコットの口癖。

ロンドン留学中の夏目漱石が貧困地区にも住んだ事実なども興味津々。

バスや地下鉄のノロマで愚図なところ、病院や警察のいい加減な態度などイギリスに大憤慨し、「地球上で真の意味の民主主義国家は日本だけであろう」とまで言っている。


他人の家庭、他国の文化を覗くという楽しみのほかに、今住んでいる国への愛を確認できる。

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「本家 啄木の息」は、下記のリンクでご覧になれます。

・石川啄木 年譜 ………… 26年と53日の生
・ローマ字日記………… 漢字と仮名では書けないことをローマ字で
・啄木文学散歩………… 息づかいの聞こえる ゆかりある場所を訪ねて
・啄木行事レポート …… イベントに参加しての私的レポート
・啄木の 女性たち ……… 啄木の人生を彩った「忘れな草」たち
・啄木と花 ……………… 歌に登場する花や木の資料

◉ 「本家 啄木の息」のトップページ ……………… アーカイブです。


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