啄木の息 <ブログ版>

─ いまもなお瑞々しく語りかけてくる啄木の魅力を追い その息づかいに触れてみたい ─

     「本家 啄木の息」のリンクは、このページの最下段にあります。

 | 

2008-09-28

[]「啄木の短歌、賢治の短歌 第71回」

【甲斐路】


「啄木の短歌、賢治の短歌」盛岡タイムス連載中

  盛岡大学長 望月善次

第71回 秋1、上京者の思いと…


  • 啄木の短歌

  秋立つは水にかも似る

  洗はれて

  思ひことごと新しくなる

  

  • 賢治の短歌

  から草はくろきちひさき実をつけて

  風にふかれて秋は来にけり。


    • 「秋立つは水にかも似る」として「秋」と「水」を対比させた後、「洗はれて/思ひことごと新しくなる」と繋げてみせたのは、なかなかの手腕。
    • 賢治作品は、中学校時代(一・二年のころ)を歌った作品。

(2008-09-23 盛岡タイムス)

2008-09-26

[] ツアー「平成三陸塾」石川啄木が見た三陸海岸−など

ヨウシュヤマゴボウ


「平成三陸塾」三陸海岸の魅力を学ぶツアー

  • 「いわて三陸学びの旅実行委員会」と近畿日本ツーリストが実施。
  • 三陸の郷土料理・石川啄木が見た三陸海岸−など幅広い内容を学ぶ。
  • 旅行代金は、4泊5日で138.000円。募集人員は40人。

(2008-09-26 岩手日報)

2008-09-23

[] 啄木体験講座「姫神の郷(さと)・啄木散歩」

【フジバカマ】


「啄木・体験講座」石川啄木記念館

  • 第一回 2008年10月18日(土)10:00 啄木記念館集合
  • 第二回 2008年10月25日(土)10:00 啄木記念館集合
      • 旧渋民尋常高等小学校校舎で講義を受け、ゆかりの地を巡る
      • 講座の受講料 1回1人 2000円(食事代含む)

(2008-09-23 岩手日報)

2008-09-22

[] 「新井満さん講演会」

【バナナピーマン】


新井満さん いのちを語る」

  • 新井満さんが9月21日、盛岡で講演を行いいのちの尊さを訴えた。「千の風になって」は病気で亡くなった友人の妻に捧げたものだったことなどに触れた。
  • 盛岡市は、石川啄木の短歌に曲を付けたCD「ふるさとの山に向ひて」を発売するなど「盛岡ブランド」の発信に尽力した作家、作詞作曲家の新井満さんに感謝状を贈った。

(2008-09-21 岩手日報、NEWS ECHO岩手放送)

2008-09-21

[] 「啄木資料展」開催 10/27-11/24

【ススキの花】


「第28回 啄木資料展」岩手県立図書館

  • 期間 2008年10月27日(月)〜11月24日(月)
  • 場所 岩手県立図書館 4階企画展示コーナー
    • 隔年ごとに行ってきた「啄木資料展」。
    • 今年は2006年4月から2008年7月までに岩手県立図書館に寄せられた石川啄木に関する資料の展示がされる。
    • 11月に講演会を予定している。

所在地 〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通1-7-1

いわて県民情報交流センター内

電話 019-606-1730

2008-09-20

[] 「啄木ゆかりの校舎補修」

【クリ】


「啄木ゆかりの校舎補修」 盛岡商工会議所

  • 盛岡商工会議所玉山地域運営協議会青年部と女性部は9月19日、石川啄木記念館敷地内にある旧渋民尋常高等小学校校舎で、恒例の防腐剤塗りなど作業奉仕をした。
  • 校舎は1884年(明17)に建てられ、啄木も生徒を教えた。
  • 青年部と建設業者らは外壁に防腐剤を塗りこんだ。女性部は校舎内で障子を張り替えた。

(2008-09-20 岩手日報)

2008-09-18

[]「啄木の妻節子ここで生誕 岩手大敷地内一角」

【井戸を含む一角が生誕地、左側は旧温室】


石川啄木の妻堀合節子の生誕地 特定」

  • 盛岡市の岩手大敷地内にある井戸を含む一角が、石川啄木の妻堀合(旧姓)節子(戸籍名はセツ)の生誕地と特定された。
  • 節子が生まれた住所を示す地割図の写しが同大の保存資料から見つかり、現在の地図と合致した。
  • 生誕地は、同大植物園内で旧温室がある場所。同地内には直径90センチ、深さ約6メートルの丸井戸が現存する。
  • 岩手大は10月14日、同大農学部付属農業教育資料館で井戸の復元記念式典を開く。

(2008-09-18 岩手日報)

2008-09-16

[]「啄木の短歌、賢治の短歌 第62回」

「啄木の短歌、賢治の短歌」盛岡タイムス連載中

  盛岡大学長 望月善次

第62回 岩手山2 「いわてやま」の訓み


  • 啄木の短歌

  岩手山

  秋はふもとの三方の

  野に満つる虫を何と聴くらむ

  

  • 賢治の短歌

  岩手やま

  やけ石原に鐘なりて

  片脚あげて立てるものあり。


    • 岩手山」を共に「いわてやま」と訓んでいる作品二つ。
    • 岩手山」の現在に地元における一般的な訓みは「いわてさん」であるが、「さん」の特に「ん」の音感が短歌の初句の節調としては抵抗があったのだろうか。

(2008-08-30 盛岡タイムス)

2008-09-14

[] 『デトロイト・メタル・シティ』地獄の帝王クラウザーII世

【リス】


デトロイト・メタル・シティ


ポップミュージックを目指して田舎から上京してきた青年が主人公。気の弱いクネクネ&ナヨナヨ男だ。彼は、属した事務所の方針でデスメタルバンドをやらされる。社長の「しかけ」もひどいがそれに転がされて悪魔系のカリスマ、クラウザーII世に変身する彼も彼。

純な夢はどこへ……。


松山ケンイチさんは、人間の二面を鋭く演じ分けている。役者としての大きさを感じる。メイクをすれば別人になるということで、「マスク」のジム・キャリーを思い出した。おとなしい男が、マスクを顔につけたとたんに魔神になる。言いたいことが言えるようになる。マスクやメイクは魔法の杖なのだろう。

クラウザーII世の熱烈なファンを演じる大倉孝二さんが Goo Goo Good!

ひよこパンツの加藤ローサさんもグー。

2008-09-12

[] 『啄木の母方の血脈』新資料発掘

【工藤家・家系図】


『啄木の母方の血脈』--森 義真--(しんぶん赤旗)    

  • このたび、石川啄木研究にとっての新資料を発掘し、『啄木の母方の血脈──新資料「工藤家由緒系譜」に拠る』と題する冊子を発行した。
  • 啄木の母方・工藤家のルーツに関する新資料「工藤家由緒系譜」を翻刻したもの。発行者は遊座昭吾氏。佐藤静子氏と北田まゆみ氏とともに翻刻と編集を行い、私(森 義真)が文献と照合を行いながら解説を施した。
  • 啄木の母カツの写真は一枚も残されていないが、「母堂もやはり啄木君の面影そっくりで、そして様子格好から気性に至るまで、啄木君はどうやら母系を多く受け伝えてあった様に思われる」(金田一京助氏)と伝えられるその母の姿のアウトラインが浮かんでくるように思われる。

『啄木の母方の血脈──新資料「工藤家由緒系譜」に拠る』

    • 2008年5月11日発行 頒価 1,000円
    • 連絡先 〒020-0131 盛岡市中堤町32-48 (森 義真 方)
    • FAX 019-641-2462

(2008-09-02 しんぶん赤旗

2008-09-11

[] 『北天の詩想』遊座昭吾が現代に贈る渾身のメッセージ

【表紙】

『北天の詩想 -- 啄木・賢治、それ以前・それ以後』

  • 遊座昭吾 著 桜出版
  • 2008年 952円+税
      • 啄木・賢治を貫く「北天の詩想」はあなたの中に受け継がれている!
      • 元 国際啄木学会会長遊座昭吾が現代に贈る渾身のメッセージ

年若き旅人よ、何故にさはうつむきて辿り給ふや。目をあげ給へ、常に高きを見給へ。かの蒼空にまして大いなるもの、何処にあるべしや。如何に深き淵も、かの光の海の深きにまさらず、如何に高き穹窿もかの天堂の高きに及ばじ。日は常に彼処にあり。

石川啄木「一握の砂」より)

「盛岡中学校校友会雑誌」第十号(明治40年9月20日に寄稿)


目次

序 北天の文学者群像

1 啄木

2 賢治

3 光太郎

4 彦次郎

5 荘已池・昭夫

6 近代を創った北の女性たち

「私が仰いだのは、「北天」です。・・絶対者としての「天」への敬仰の念でありました。・・「北天の詩想」は、私自身が見つけ、大切にしている言葉です。(遊座昭吾)

2008-09-09

[] 「ローマ字日記」ここで死ぬか、ここからあがって行くか…

ツリガネニンジン


石川啄木「ローマ字日記 1909年(明治42)5月3日」

5/3 社には病気届けをやって、一日寝て暮らした。

5/4 きょうも休む。

5/5 きょうも休む。

社に行かねばならないが行けない。葛藤の中で眠れない啄木は……。

Soshite Rai-getsu wa Kazoku ga kuru ................. Yo wa ima Soko ni iru ...... Soko !  Koko de shinu ka koko kara agatte iku ka.  Futatsu ni hitotsu da.

つづきはこちら→ローマ字日記「1909年(明治42)5月3日」

2008-09-06

[] 青年座公演『MOTHER』女が愛することの自由 与謝野晶子

マツヨイグサ

 月見草花のしをれし原行けば日のなきがらを踏むここちする

            与謝野晶子


『MOTHER』劇団青年座公演

   マキノノゾミ作・宮田慶子演出

与謝野晶子を主人公とした作品。

明治42年から大正2年という時代を、彼女と夫鉄幹のもとに集った石川啄木北原白秋佐藤春夫、平野萬里、大杉栄、菅野須賀子、平塚明子らの若者たちを通して時に可笑しく、時に切なく描く。

今回は「マキノノゾミ三部作」と題して『フユヒコ』『赤シャツ』との連続上演となる。


【キャスト】

【公演日程】

 2008年11月4日(火)〜30日(日)

  • 第1弾『フユヒコ』 11月4〜9日
  • 第2弾『赤シャツ』11月12〜18日
  • 第3弾『MOTHER』11月21〜30日

    • 前売開始 9月30日(火)
    • お問い合わせ

 劇団青年座 〒151-0063東京都渋谷区富ヶ谷1-53-12

 TEL03-5478-8571 FAX03-3465-0335

2008-09-04

[] 『銀行総務特命』知りすぎた男

【コナラ】


大手銀行の不祥事調査担当・指宿修平が主人公。特命「捜査権」を持ち、顧客名簿流出、幹部の裏金づくり、女子行員「AV出演」、ペイオフ発動に仕掛けられた罠……などに闘いを挑む。

途中、人事部から配転してきた唐木玲がパートナーになる。


三菱銀行に入行していた著者だからこそ、不祥事を内部から斧でバッサリと切れる。唐木との絡みがなんとも素晴らしい。唐木側の心情を描き、指宿側からも描き、併せて問題にぶつかっていく。そのスピード感あるくだりに酔える。8つの短編を収録。

全て【ヒトゴト】としてしまえば……読後スッキリのおすすめ本。

2008-09-03

[] 『詩物語 啄木と賢治』近日出版

【ミズナラ】


【詩物語】啄木編(18)清浄  (SANKEI EXPRESS)

  • 石川啄木は明治45(1912)年4月13日、26歳と2カ月で永眠する。
  • 人間・啄木は、どんなに貧困や病魔、絶望のふちに沈んでも、前を向き、明日を信じていた。                   
  • 『詩物語 啄木編』は本日で終了。

      • SANKEI EXPRESSに連載された『詩物語 啄木と賢治』(関厚夫氏執筆)が20日、出版される。1785円(発売・扶桑社、発行・産経新聞出版)

2008-09-02

[]「啄木の短歌、賢治の短歌 第63回」

【ノブドウ】


「啄木の短歌、賢治の短歌」盛岡タイムス連載中

  盛岡大学長 望月善次

第63回 兵隊 背後と事象

  • 啄木の短歌

  一隊の兵を見送りて

  かなしかり

  何ぞ彼等のうれひ無げなる


  • 賢治の短歌

  皮とらぬ芋の煮たるを配られし

  兵隊たちをあはれみしかな。


    • 啄木歌は、「兵」の背後に権力構造の国家を見ているから「何ぞ彼等のうれひ無げなる」となり、「かなしかり」となるのである。
    • 賢治歌は、あくまで兵の事象そのものを見る。その範囲で「あはれみしかな」という感慨を持つ。「非政治的」なのである。

(2008-09-02 盛岡タイムス)

2008-09-01

[] 「タダ本」開始 石川啄木作品も

【ワレモコウ】


新コンテンツサービス「タダ本」開始

〜2,000作品以上の名作電子書籍などを情報料無料で読める!〜

  • ソフトバンクモバイル株式会社は、2008年9月1日(月)より、電子書籍を情報料無料※で楽しめる「タダ本」の提供を開始。
  • 夏目漱石宮沢賢治など2,000作品以上の名作、各電子書籍販売サイト運営会社が提供する有料電子書籍のサンプル版を、それぞれ情報料無料※で楽しめる。

※
「タダ本」の利用には、S!ベーシックパック申込が必要。コンテンツダウンロード時は、別途通信料がかかる。

 | 
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2014 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2015 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2016 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2017 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |

カテゴリー


「本家 啄木の息」は、下記のリンクでご覧になれます。

・石川啄木 年譜 ………… 26年と53日の生
・ローマ字日記………… 漢字と仮名では書けないことをローマ字で
・啄木文学散歩………… 息づかいの聞こえる ゆかりある場所を訪ねて
・啄木行事レポート …… イベントに参加しての私的レポート
・啄木の 女性たち ……… 啄木の人生を彩った「忘れな草」たち
・啄木と花 ……………… 歌に登場する花や木の資料

◉ 「本家 啄木の息」のトップページ ……………… アーカイブです。


ページビュー
1275188