啄木の息 <ブログ版>

─ いまもなお瑞々しく語りかけてくる啄木の魅力を追い その息づかいに触れてみたい ─

     「本家 啄木の息」のリンクは、このページの最下段にあります。

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2008-11-22

[] 「一握の砂」のパロディー・風太郎直筆原稿公開

【イチョウ】


「山田風太郎のマージャン短歌直筆原稿」 兵庫で公開中

  • 作家・山田風太郎が、石川啄木の歌集「一握の砂」をパロディーにしたマージャン短歌の直筆原稿が見つかり、「山田風太郎記念館」(兵庫県養父市)で初公開している。
  • 風太郎は、好きなマージャンへの思いを仲間内に知ってもらうねらいで、22首を書きつづった。昭和54年ごろとみられる。
    • 「麻雀の卓にむかひていふことなし麻雀の卓はありがたきかな」
    • 「つもり来れどつもり来れどなほわが手楽にならざりじっと手をみる」
    • 「夜あけまで牌もてあそぶ場所にありて家をおもへば心冷たし」
  • マージャン短歌は、風太郎研究家の有本倶子さんが風太郎の自宅(東京)で2年前に見つけた。
  • 公開は11/24まで。企画展:「未発表資料にみる風太郎」

(2008-11-19 MSN産経ニュース、ほか)

2008-11-21

[] 「国際啄木学会インド大会」11/28-29

【タージ・マハルの東にある迎賓館】


「国際啄木学会インド大会」

啄木像の国際的展開:インドの場合

 ----啄木詩歌の翻訳と『あこがれ』の読み方を中心として----

Indo-Japan Meet on Ishikawa Takuboku

  • 期間 2008年11月28日(金)〜29日(土)
  • 会場 Japan Foundation(ニューデリー日本文化センター)タゴール・ホール

国際啄木学会インド大会日程


【11月28日(金)】

  • 10:00 開会行事
  • 11:50 基調講演

アショク・ワジペイ「比較研究的観点からの石川啄木」

  • 12:40 記念講演

ワルヤム・シン「詩人・研究者から見た『あこがれ』序詩(「沈める鐘」)」


  • 14:30 対談 望月善次 ウニタ・サチダナンド

「インド国際啄木学会の発足まで〜関係詩人達にもふれながら〜」

  • 15:00 研究発表(インド)
  • 18:00 ポエトリーパフォーマンス(啄木詩歌による)
  • 18:30 懇親会


【11月29日(土)】

  • 09:30 研究発表(日本)
    • 飯村裕樹「『あこがれ』における From the Eastern Sea の影響」
    • 安元隆子「石川啄木『公園』の抒情」
    • 森 三紗「石川啄木の詩歌----平和の視点から」
  • 11:50 啄木作品訳と自由研究発表(インド)

 スレシュ・サリル ツルシラーマン マンガル・ムルティー


  • 14:00 「あこがれ」リレー講演
    • 木内英実「明治第二世代の文学者における仏教受容について---勘助・啄木・雨雀を中心に---」
    • ピー・エー・ジョージ「宮澤賢治のキツツキと『あこがれ』のキツツキ」
    • 池田功「『あこがれ』の色彩語について」
  • 16:00 日印朗読

ムシャラー・カウイ サッメラン 岡野久代 マンジュシュリー・チャオハン


  • 17:30 閉会行事
  • 18:30 送別会

【おさそい】

  • 太田登 国際啄木学会会長

1916年、インドの詩人タゴールが来日し記念講演をしました。啄木の思想形成に大きな影響を与えた田中王堂が、そのときの印象を「タゴールは来た、さうして去つた」と書き残しています。

このインド大会が日本文学を愛するインドの人々のこころに国際詩人啄木としていつまでも去来する存在となることを念じています。

  • ウニタ・サチダナンド インド国際啄木学会会長

ニューデリーでの国際啄木学会へのご招待を申し上げます。

インドと日本とは非常に長い文化交流の歴史を持っています。ここ数年、インド・日本の両政府は人と人との交流を強めようとしてきました。こうした潮流において、文学の意義はきわめて重要です。

「石川啄木インド・日本会議」は、インド・日本の文化的関係の歴史において画期的なものとなることを願います。

2008-11-20

[] 『ハッピーフライト』非常事態宣言!着陸できるか・・


『ハッピーフライト』

  • 監督 矢口史靖
  • 出演 田辺誠一 時任三郎 綾瀬はるか 吹石一恵 田畑智子 寺島しのぶ 笹野高史 菅原大吉 田中哲司 ベンガル 田山涼成 肘井美佳 森岡龍 柄本明 小日向文世
  • 2008年 日本

羽田発ホノルル行きの飛行機が、バードストライクでピトー管を破損した。再び羽田に引き返すことになるが……。

パニック映画ではあるが、航空機一機を安全飛行させるために関わる多くの人々を描いている。パイロット、CA、オペレーション・ディレクター、グランドスタッフ、管制官、整備士、バードパトロール…。

鬼上司、部下、窓際族、新人、絡み合った組織と人間関係とが、「一機を安全に飛行させる」という命題に練り上げられていく。

田辺誠一さんの実の姿は知らないが、「本人そのままじゃないの?」と思わせる演技、綾瀬はるかさんのドジっぷり、田畑智子さんの明るいキャラクター、寺島しのぶ・時任三郎さんの安定感ある存在(安心して飛行機に乗れそう)。


「飛行機に400年毎日乗って、1回墜落に遭う」確率なんだそうだ。しかし、映画館の座席は飛行機の環境に近い。画面があまりに揺れて思わず肘掛けを掴んでしまった。

2008-11-18

[] 企画展「北海道を創った人たち」石川啄木の書簡も

【紅葉】


「北海道を創った人たち」北海道展記念企画展

  • 読売書法会の北海道展記念企画展「北海道を創った人たち」が、北海道立近代美術館で始まった。
  • 榎本武揚や黒田清隆の書、坂本龍馬の書簡、徳川慶喜の書額、石川啄木の書簡なども展示されている。
  • 11月23日まで。

(2008-11-16 読売新聞)

2008-11-16

[] 「小樽なつかし写真帖」石川啄木の記したことは本当だった !?

【小樽日報社跡】


「啄木の過ごした街。」

  <小樽なつかし写真帖>第52号 2008年11月

  • 今まで啄木が記者をしていた小樽日報社の社屋として紹介されていた写真は、どう見ても質素な民家のようだった。
  • 「(小樽日報)社は木の香あらたなる新築の大家屋にして、いと心地よし…」(明治40.9.28.日記)「社は新築の大家屋にて、万事整頓致居、編輯局の立派なる事本道中一番なる由に候…」(明治40.10.2.岩崎正宛の手紙)

啄木の日記や手紙から考えられるイメージとは一致しないという疑問を私(小樽啄木会会長・水口忠氏)はずっと持ち続けてきた。

  • 1907年(明治40)に撮影されたとみられる小樽市内を一望する写真が、二年ほど前に所有者から小樽市総合博物館に寄贈された。この写真に建設中の社屋が写っているのを「小樽なつかし写真帖」編集委員会のメンバーが発見した。
  • 「これまでの疑問が一気に氷解した」(水口忠氏)
  • 石川啄木は見栄を張ったのではなく「(二階建ての)立派な社屋を持つ新聞社だったことは、啄木の小樽の軌跡をたどる上で貴重な発見だ」(国際啄木学会理事・近藤典彦氏)
  • この建物は1926年(大正15)、火災により全焼した。

(「小樽なつかし写真帖」北海道新聞夕刊・小樽市内別刷り 第52号 2008年11月)

(2008-11-08 北海道新聞夕刊)

(2008-11-11 北海道新聞 小樽・後志)

2008-11-13

[] 「盛岡観光カレンダーに啄木などのことば」

【ガマズミ】


「2009年盛岡観光カレンダー」販売

  • 盛岡観光コンベンション協会が観光カレンダーを販売。
  • 金田一京助、米内光政、宮沢賢治、新渡戸稲造、原敬、石川啄木の6人の言葉を、満開の石割桜や盛岡さんさ踊り、秋まつりなどの季節感あふれる写真とともに紹介している。
  • 定価1000円。問い合わせは盛岡観光コンベンション協会 Tel 019-604-3305

(2008-11-11 岩手日報)

2008-11-12

[] 『一握の砂』啄木の生きた証しがいま甦る

【『一握の砂』表紙】


『一握の砂』を読む -「啄木の息」管理者

  • 石川啄木 著 近藤典彦 編 朝日新聞出版(文庫)
  • 2008年11月発行 520円+税
    • 啄木の生きた時代は、"人間使い捨て"の時代でもあった。啄木が自らの命の結晶として作った『一握の砂』には、現代の「格差」社会に苦しむ人たちの共感を呼ぶ歌もたくさんあるにちがいない。
    • 二首一ページ、四首見開きで読ませることは、『一握の砂』にとってはなくてはならない仕掛けだった。
    • かれの三行書き短歌は美しい三行詩でもある。読者は一行ごとに、歌と行分けが要求する小休止を置きながら、味読してほしい。

(「まえがき」より)


【四首見開きページと詳しい脚注】



目次


  • まえがき

  • 一握の砂

  • 補注
  • 【解題】

  啄木略伝

  『一握の砂』ができるまで

  『一握の砂』の特質



超一流の啄木研究者である近藤典彦氏 編の『一握の砂』からは、啄木の息の音が聞こえてくる。詳しい脚注・補注もうれしい。

【解題】の部分だけでも厚みのある本一冊分の内容を含んでいて、わくわく・ドキドキする。

これから『一握の砂』を読む人も、もう持っている人も、新しく求めるときは、コレ!

2008-11-10

[] 「ハンサム★スーツ」モデルになりたい?

【ザクロ】


「ハンサム★スーツ」

  • 監督 英勉 
  • 脚本 鈴木おさむ
  • 出演 谷原章介 塚地武雅 北川景子 佐田真由美 大島美幸 池内博之 本上まなみ 佐々木希 山本裕典 ブラザートム 温水洋一 中条きよし 伊武雅刀 伊藤明賢 住田隆
  • 2008年 日本

主人公は、母親から受け継いだ定食屋を経営する男。メタボで冴えない男が、ある日、着るだけでハンサムに変身する「ハンサム★スーツ」を手に入れた。それからは、女性にモテモテになったが・・・・・。


賑やかな俳優たちが揃い、楽しめる映画。主人公は、冒頭シーンだけでもハンサムスーツなしで魅力いっぱいの人だと思った。それは後に出てくる、メタボのアルバイト店員にも言える。


「それでいいんだよ。あなたはそのままで十分素晴らしいよ」と励ましの言葉をかけてもらった気がする。「My Revolution」を歌い上げる渡辺美里の後ろ姿もいい!

2008-11-08

[] 『民子』

【ねこ】


『民子』

  • 浅田次郎 著 角川書店
  • 2001年 1575円

  民子が忘れられない。

  彼女は夜ごとチャブ台の

  かたわらに座って、

  一文にもならぬ私の原稿を読んでくれた。

  「とてもいいわ、その調子よ」


民子の姿形年齢職業、二人の間柄までを想像してみる。

実は、浅田次郎さんが「民子」と名付けたのは猫である。この本はペットフードCMの写真集なのだ。

以前、浅田さんは「原稿は全て万年筆で手書きする」と話していた。『民子』の直筆原稿の写真も掲載されている。400字詰め原稿用紙にきっちり一枚の長さである。

人柄の表れた美しい文字に感動する。

三話載っている。どれもよいが、強いてあげれば「キャラと トモコ」が好き。詩を読むように何度も何度も読んだ。

2008-11-06

[] 「小樽文学全集」刊行

【エノコログサ】


「小樽文学全集」小樽文学館で販売

  • 市立小樽文学館の「製本教室」に通う受講生が手作りした「小樽文学全集」が完成。
  • これまで製本したのは小林多喜二「党生活者」、石川啄木「啄木文集」など。この中から玉川副館長が10作品を選び直した。
  • 1セット1万円。

(2008-11-4 読売新聞)

2008-11-04

[] 「東山魁夷-啄木」東山魁夷記念館

【東山魁夷記念館】


「東山魁夷-啄木」

  • 東山魁夷記念館(千葉県市川市)の展示文に「啄木」という字を見つけた。

  たはむれに

  腹を切る真似してみれば

  弟は泣きて母を呼びにき

 

つづきはこちら→啄木文学散歩「東山魁夷記念館」

2008-11-01

[] 『野口雨情と石川啄木』北茨城 10/19-11/16

【マムシグサ】


「野口雨情と石川啄木」国民文化祭協賛企画展

  • 2008年10月19日(日)〜11月16日(日)
  • 09:00〜16:30
  • 会場 野口雨情生家資料館
      • 北茨城市磯原町磯原73
      • TEL 0293-42-1891

 

        • 「野口雨情生家資料館」は、「野口雨情記念館(北茨城市歴史民俗資料館)」とは別です。2〜300m離れています。
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「本家 啄木の息」は、下記のリンクでご覧になれます。

・石川啄木 年譜 ………… 26年と53日の生
・ローマ字日記………… 漢字と仮名では書けないことをローマ字で
・啄木文学散歩………… 息づかいの聞こえる ゆかりある場所を訪ねて
・啄木行事レポート …… イベントに参加しての私的レポート
・啄木の 女性たち ……… 啄木の人生を彩った「忘れな草」たち
・啄木と花 ……………… 歌に登場する花や木の資料

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