啄木の息 <ブログ版>

─ いまもなお瑞々しく語りかけてくる啄木の魅力を追い その息づかいに触れてみたい ─

     「本家 啄木の息」のリンクは、このページの最下段にあります。

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2008-12-30

[] 最も詳しい啄木目録「湘南啄木文庫収集目録」発行

「収集目録 第21号の表紙」(写真はA4の上部半分)

「湘南啄木文庫収集目録」第21号

  • 湘南啄木文庫が収集した文献の詳細な目録が2009年1月1日付けで発行される。
  • 2007年12月から2008年11月までに発行された石川啄木文献(単行本、文庫本、特集号雑誌など)計500点ほどを掲載。
  • 送料とも800円。
  • 希望の方はメールにて

 takuboku@sato.email.ne.jp(湘南啄木文庫 主宰 佐藤勝)

詳しくは

湘南啄木文庫

2008-12-27

[] 文学の夕べ「鴎外と啄木」 函館 1/20

【ハボタン】


第6回文学の夕べ「鴎外と啄木」

  • 2009年1月20日(火)
  • 講師 安東 璋二氏
  • 主催・会場 函館市文学館
  • 電話 0138-22-9014

2008-12-24

[] 『鉱物アソビ』鉱物(いし)好き人間!

【鉱物】

『鉱物アソビ』

  ー暮らしのなかで愛でる鉱物の愉しみ方ー

トーンをおさえ気味にしたたくさんの写真がきれい。

「日本文学の鉱石(イシ)世界」のページでは、宮沢賢治「この地図はどこで買ったの。黒曜石でできているねえ。」(「銀河鉄道の夜」)、たむらしげる「水晶山脈の中腹にピラネージの神殿があり、神殿の内部に巨大なサファイアが浮いている。」(「水晶山脈」)、などを載せている。

鉱物に出逢える場所として、科学博物館・石のミュージアム・宝石博物館などの詳しい情報がある。けっして専門的ではなく、しかし本格的な内容だ。


私は小さい頃から、道ばたや河原や海辺にころがっている石をじっとみているのが好きだった。気に入りを手に取り、家に持って帰ったりしていた。鉱石万華鏡のコレクションもある。覗いていると時間を忘れる。しかし、自分が「鉱物(いし)好き人間族」とは気づかなかった。

ふとしたことでこの本を読み、自分には『イシアソビの資格』があると思った。やってみたいことが30コくらい見つかった。

2008-12-21

[] 「啄木かるた大会」「俳句・短歌大会」2/14

【サンタはどこに?】


「啄木かるた大会」

かるた好きで、村にかるた遊びを流行らせた啄木にちなみ、啄木の誕生日に近い日に、啄木かるた(啄木の歌集より選歌)を取り合う。

  • 2009年2月14日(土)
  • 会場 渋民文化会館(姫神ホール)(岩手県盛岡市玉山区)
  • 申込 石川啄木記念館 電話:019-683-2315

「第3回盛岡市小中学生俳句・短歌大会」

啄木生誕の地として小中学生が詩歌を通じて文学に親しむ。

  • 2009年2月14日(土)
  • 主催 盛岡市教育委員会
  • 会場 渋民文化会館(姫神ホール)

(啄木・賢治イベントカレンダー<2008〜2009>より)

2008-12-17

[] 「啄木の短歌、賢治の短歌 第102回」

【ハナユズ】


「啄木の短歌、賢治の短歌」盛岡タイムス連載中

  盛岡大学長 望月善次

第102回 視覚と聴覚

  • 啄木の短歌

  不来方のお城の草に寝ころびて

  空に吸はれし

  十五の心


  • 賢治の短歌

  城址の

  あれ草に臥てこゝろむなし

  のこぎりの音風にまじり来。


    • 『一握の砂』が、日本の短歌史上に与えた影響は計り知れないほど大きなものであったが、同じ盛岡中学校の後輩達にも、大きな影響を与えたことは間違いあるまい。
    • 感覚的に言えば、啄木作品が視覚を中心としているのに対し賢治の聴覚が印象的。

(2008-12-13 盛岡タイムス)

2008-12-14

[] 特集ワイド「この国はどこへ行こうとしているのか」毎日新聞

【器】


「この国はどこへ行こうとしているのか」作家・森本哲郎さん

  • 森本哲郎さんは1925年(大正14)生まれ。
  • 「ものがあふれている」。「今ほど便利な時代はない」。「今ほど閉塞感に満ちた時代はない…」。「日本は伝統を切り捨てる天才…」。
  • 僕の好きな啄木の歌。

 なつかしき冬の朝かな。

 湯をのめば、

 湯気がやはらかに、顔にかかれり。

  • 「26歳で亡くなった啄木には、死の予感があったんでしょう。…幸せは遠くにあるんじゃない。ありふれた日常の中にある…」

(2008-12-12 毎日新聞東京夕刊)

2008-12-12

[] 『航海者』ウィリアム・アダムス=三浦按針の生涯

【夕空】


『航海者』(上・下)

  • 白石一郎 著 文春文庫
  • 2005年 各581円+税

500人を超える船乗りを乗せた5隻の船団がオランダから出発した。足かけ3年後、マゼラン海峡を抜け異国ジャポンの豊後臼杵にたどりついたボロ船に乗っていたのは、わずか20数人だった。1600年、関ヶ原の戦いの直前のこと。イギリス人航海長の名はウィリアム・アダムス。彼は、後に徳川家康から旗本に取り立てられ三浦按針という日本名をもらい「青い目のサムライ」となった。


400年前の航海は凄まじい。このころの航海者は「国家に公認された海賊」であった。略奪行為を続けながら航海する。それを肯定するよりどころとして、コロンブスの判断基準があげられている。

<新大陸の原住民を見分けるには、「衣服と羞恥心」「文字と書物」「宗教と信仰」「社会の仕組み」の4つを見る。この条件の一つも満たしていない住民は野蛮人だ。殺害してよい。略奪してよい>

ジャポンの人たちは衣服をまとっていた。清潔な部屋に暮らしていた。だから殺害しない(漂着したときは死にそうで殺す力もなかったが・・)。

宗教問題、関ヶ原の戦い、造船、故郷にいる妻子。按針はこれらの事柄に苦しみながらも、高い見識と冷静さといやらしさで乗り越えていく。

小さい頃に見た横須賀「按針塚」の見事な桜を思い出しながら、一気に読んだ。

2008-12-10

[] 『WALL・E/ウォーリー』700年間一人ぼっち

【クラッスラ】


WALL・E / ウォーリー』

  • 監督 アンドリュー・スタントン
  • 2008年 アメリカ

29世紀の地球、700年間一人ぼっちでゴミ処理をするロボットの男の子・ウォーリー。

ウォーリーは一日の仕事を終えて自分の家に帰り、ひとりでベッドをゆらゆらさせて眠る。(これだけで泣ける!)家にはゴミの中から集めた宝物が種類別にきちんと収納されている。(えらい!)

ウォーリーはお気に入りのビデオで男女が手を取り合うシーンを観て、いつかだれかと手をつなぎたいと思う。(うん、応援するよ!)

真っ白いロボットのイヴに恋するウォーリー。(もっと応援するよ!)

巨大な宇宙船に暮らす未来の人間達も興味深かった。


子ども向けというより大人用の話だと思う。

音でいうと「Macの起動音」とか、「ツァラトゥストラはかく語りき」とかが入っていて楽しい。

2008-12-07

[] 『一握の砂』‘見開き4首’に啄木の狙い

【『一握の砂』表紙】

石川啄木歌集『一握の砂』の初版本再現」 朝日新聞

  • 「見開き4首。この体裁にこそ啄木のもくろみがある」と脚注と解説を手がけた啄木研究者の近藤典彦さんは話している。

東海の小島の磯の白砂に/われ泣きぬれて/蟹とたはむる

に始まる「我を愛する歌」から「手套(てぶくろ)を脱ぐ時」に至る全5章。旧字を新字に変えたほかはすべて初版本を踏襲した。

  • 近藤さんは、歌の配列に啄木の砕身を見る。「第1章は、自己紹介。ページをめくるごとに、悩み事があって家をでた→海に行った→砂山でこんなこと、いろいろあった→そして家に帰ってきたと、心の百態を描いていく」
  • 「夢やあこがれ、自負、失意。啄木の一生が凝縮した『一握の砂』。

はたらけど/はたらけど猶わが生活楽にならざり/ぢつと手を見る

など格差社会の現代日本にあって啄木歌は一層リアルだ」と近藤さん。

(2008-12-06 朝日新聞)


『一握の砂』

石川啄木 著 近藤典彦 編 朝日新聞出版(文庫)

2008年11月発行 520円+税

2008-12-04

[] 「啄木の姿浮き上がる」朝日文庫版『一握の砂』

【『一握の砂』表紙】

『一握の砂』

  • 石川啄木 著 近藤典彦 編 朝日新聞出版(文庫)
  • 2008年11月発行 520円+税

「よみがえる『一握の砂』」新潟日報

  • 人はなぜ『一握の砂』を読むのか。
  • 彼の歌には<自分>がいる。淋しいとき苦しいとき切ないとき……どんなときの自分もこの一冊の中に収まっている。そして生きよ!と励ましてくれる。
  • この稀有の歌集が、近藤典彦氏の編集・解説でよみがえった。
  • 最大の特徴は、『一握の砂』の初版本と同じ「四首見開き」になっているということ。啄木が望んだようなかたちで読むことができるという点において、画期的と言っていいだろう。
  • 啄木研究の最前線にある近藤氏ならではの充実した解説や注釈を道案内に、啄木=もうひとりの私=に会う旅に出かけたい。

  山下多恵子(国際啄木学会理事・「北方文学」同人)

(2008-11-28 新潟日報

2008-12-02

[] 「野口雨情と石川啄木」野口雨情記念館と生家を訪ねて

【「花嫁衣装と道具」雨情生家の展示】


「茨城県:北茨城市 野口雨情記念館と生家」啄木文学散歩

・日に何度も行き来し、「共に豚汁を啜」り、「同じ床の中に雑魚寝」をし、互いの「身の上話」を通して親密の度を増した雨情と啄木。

1 野口雨情記念館 = 北茨城市歴史民俗資料館

2 野口雨情生家・資料館

3 雨情の詩碑(常磐自動車道 中郷サービスエリア・下り線)

4 「野口雨情と石川啄木新潟日報の連載記事より

 つづきはこちら→啄木文学散歩「野口雨情記念館と生家」

2008-12-01

[] 「そのかみの学校一のなまけ者」石川啄木

【燃え上がる】


「産経ニュース【次代への名言】」

  そのかみの学校一のなまけ者

  今は真面目に

  はたらきて居り(石川啄木『一握の砂』)

・人をくったようでいて、どこかおかしみのある冒頭のような歌も。

石川啄木の『一握の砂』は、1910年(明治43)のきょう、出版された。

・このとき、啄木は24歳だった。

(2008-12-01 産経ニュース【次代への名言】)

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「本家 啄木の息」は、下記のリンクでご覧になれます。

・石川啄木 年譜 ………… 26年と53日の生
・ローマ字日記………… 漢字と仮名では書けないことをローマ字で
・啄木文学散歩………… 息づかいの聞こえる ゆかりある場所を訪ねて
・啄木行事レポート …… イベントに参加しての私的レポート
・啄木の 女性たち ……… 啄木の人生を彩った「忘れな草」たち
・啄木と花 ……………… 歌に登場する花や木の資料

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