〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

「啄木を英文で詠む」


【表紙】

「啄木を英文で詠む」-荒又重雄 著を読む -「啄木の息」管理者

        • 平成21年1月30日発行
        • 問い合わせ 荒又重雄 北海道労働文化協会

  TEL / FAX 011-261-0020


  友がみなわれよりえらく見ゆる日よ
  花を買ひ来て
  妻としたしむ

 On the day when I
 Feel all of my friends greater,
 Seem greater than me,
 I stop at a flower shop,
 Enjoy only with my wife.

  • 「まえがき」では、今までの石川啄木歌の翻訳を比較検討している。坂西志保・須賀照雄・MAKOTO UEDAなどが共通に採りあげた歌「たはむれに母を背負ひて…」を韻や、行数、元歌の解釈の差から説いている。
  • 著者は、「『一握の砂』と『悲しき玩具』には、ひそかなストーリーが秘められている」という想定のもとに、大胆な言葉の追加を辞さない」で翻訳を行った。
  • 著者の「解釈の背景をなす啄木理解を記した地の文」も読み応えがある。
  • 「東海の小島の磯の…」「はたらけど はたらけど猶…」「ふるさとの訛なつかし…」・・・英文で読むと新しい楽しさがある。
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