啄木の息 <ブログ版>

─ いまもなお瑞々しく語りかけてくる啄木の魅力を追い その息づかいに触れてみたい ─

     「本家 啄木の息」のリンクは、このページの最下段にあります。

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2010-02-27

[] 佐野厄よけ大師の石川啄木歌碑 啄木文学散歩

【佐野ラーメン 青竹手打ち】


啄木文学散歩  栃木県:佐野市---2

「佐野厄よけ大師の石川啄木歌碑」

  • 「初詣・関東三大師」として有名な佐野厄よけ大師は、「佐野プレミアム・アウトレット」と「佐野ラーメン」と併せた、3点セットツアーでも人気のようだ。
  • 厄よけ大師の境内にある石川啄木歌碑を建立したのは、住職の旭岡聖順氏。旭岡氏は昭和27年から48年まで、県立佐野高等学校で教鞭を執っていた。そこで、同校の生徒たちが啄木の歌を通していっそう田中正造の研究を深め、かつ社会奉仕の精神を継承していってほしいとの願いを込めて、この碑を建立したという。

つづきはこちら→啄木文学散歩「佐野厄よけ大師の石川啄木歌碑啄木文学散歩」

2010-02-26

[] 「歌を詠むことと読むこと」歌人 河野裕子さん

スノードロップ


第24回 立命館大公開講座「日本文化の奔流」 

「歌を詠むことと読むこと」歌人 河野裕子さん

  • 50年間、短歌を詠んできましたが、短歌という詩型の奥行きと深さが少しは分かりかけてきたような気がします。5,7,5,7,7というたった31文字の世界ですが、鋭く深く人のこころに入ってくるのはなぜなんでしょうね。
  • 千数百年もの歴史を持つ詩型は世界でも類例を見ないと思います。どの新聞にも短歌や俳句の欄があって、誰でも投稿できますが、このような国民が皆詩人になれるということも、やはり世界中見渡しても無いのではないでしょうか。
  • 短歌は作ることもだいじですが、先ず読めること。これがなかなかできないのですね。

 馬鈴薯のうす紫の花に降る 雨を思へり 都の雨に  石川啄木

  • 馬鈴薯のあのうす紫の花に降っていた故郷の渋民村に降っていた雨を思い出すよ。都に降る雨を見ていると。そんな意味の歌なんですが。短歌は短いから、ことばを経済的に使ったり、省略したり、飛躍させたりして思いを伝えなければならないので、読みなれないと意味さえ分からないことがとても多いのです。

 たつぷりと真水を抱きてしづもれる昏(くら)き器を近江と言へり 河野裕子

  • 近江は真夏でも、どこかしーんと暗くて静かだった。ああ、それは近江という風土が、たっぷりとした真水を、琵琶湖を抱いていたからなんだと気がつきました。そんな近江の地を「昏き器」と表現してみたのです。

(2010-02-26 読売新聞>関西発)

2010-02-24

[] 2010年度春のセミナー・国際啄木学会 4/25

スノードロップの蕾】


国際啄木学会 

「2010年度 春のセミナー」

   *一般の方の参加歓迎*

    • プログラム
      • 総会   12:30-13:30
      • 研究発表
        • 千葉暁子「盛岡大学生が読む『一握の砂』」13:45-14:30
        • 大室精一「『悲しき玩具』末尾の十七首」 14:45-15:30
      • 第62回岩手日報文化賞記念特別講演 15:45-16:45

   遊座昭吾 「林中」から「一握の砂」

      • 閉会式 16:45-17:00
      • 懇親会 17:30-19:30

   明治大学駿河台校舎アカデミーコモン1F カフェパンセ

   (懇親会会費 5000円 <学生3000円>)

2010-02-23

[] 働くことは「人と動く」と書く -ほうふ日報

【ジャスミン】


働くことは動くこと

  • 石川啄木の歌に「働けど働けどなお わが暮らし楽にならざりじっと手を見る」というのがある。
  • 20年近く新聞交換している遼紙の島根新聞に面白い一文を見つけた。国語学の権威金田一春彦さんの「日本語を反省してみませんか・角川文庫」には「働」という文字は、中国で生まれた文字でなく、「人と動く」を合わせて、日本で造成された文字という一説だ。
  • 日本の「働く」には人々が生き生きと仕事に立ち向かっている語感がある。

(2010-02-23 ほうふ日報)

2010-02-22

[] 啄木の短歌 かるたで親しむ -盛岡

ホトケノザ


啄木生誕かるた大会 盛岡市

  • 石川啄木の生誕日にあたる2月20日、かるたで啄木の短歌に親しんでもらおうという「啄木生誕かるた大会」が、盛岡市玉山区の渋民文化会館で開かれた。小学生から大人まで約230人が参加した。
  • 大会は、今年で8回目。啄木の短歌をもとにつくられた「啄木かるた」を使用した。

(2010-02-21 朝日新聞>マイタウン>岩手)

2010-02-21

[] 啄木記念碑を初宿泊地に 釧路啄木会

釧路市の歩道に彫られた「旧釧路新聞社」】


釧路啄木会、初宿泊地に記念碑を

   -没後100年記念の2012年建立目指す

  • 釧路啄木会(北畠立朴会長)は、歌人の石川啄木が釧路で最初に宿泊した跡地の前に記念碑を建てようと計画している。
  • 設置場所は、釧路市浦見5にある故佐藤国司の自宅跡地の周辺。佐藤国司は、啄木が記者として勤めた旧釧路新聞の理事で、のちに釧路市長も務めた。啄木が初めて釧路に宿泊し、当地の寒さを体感した場所として、観光客や市民にPRすることにした。
  • 記念碑には跡地の由来などを記す予定。費用は50万円ほどと見込み、今年6月から2年かけて、市内の企業や団体、市民から募金を集め、啄木の没後100年に当たる2012年の建立を目指している。

2010-02-20 北海道新聞>道東)

2010-02-20

[] きょうは石川啄木の誕生日

【銀座並木通り啄木歌碑裏のキツツキ】

 京橋の滝山町の

 新聞社

 灯ともる頃のいそがしさかな   啄木


♪たんたんたんたん たんじょうび 啄木の誕生日

  1886年(明治19)2月20日

  • 父一禎が住職をしていた岩手郡日戸村の曹洞宗常光寺に生まれる。
  • 啄木の戸籍名は、「一」(はじめ)。一禎は、僧籍であることを考慮してか、母カツを入籍していず、母は工藤姓のままであった。母の戸籍に「戸主工藤カツ長男私生 一」として届けられた。(1885年10月27日説もある。)
  • 父一禎は、岩手郡平舘村の農業石川与左衛門の五男。母カツは、南部藩下級藩士工藤条作の末娘。
  • この日の石川家
    • 父 一禎 1850年(嘉永3年)4月8日生 35歳
    • 母 カツ 1847年(弘化4年)2月4日生 39歳
    • 姉 サタ 1876年(明治9年)8月2日生  9歳(通称サダ)
    • 姉 トラ 1878年(明治11年)11月1日生 7歳(通称とら)

(2月20日に母カツだけは、この年の誕生日を過ぎている)

2010-02-18

[][] 「石川啄木の詩歌を読む」講座 長野市 3/18, 4/15

ドウダンツツジ


石川啄木の詩歌を読む」教養講座 

  • 日時 2010年3月18日(木)、4月15日(木) 14:00〜16:00
  • 会場 財団法人八十二文化財団 別館(長野市岡田178-13)
  • 概要 今年は『一握の砂』の刊行から100年となる節目の年。処女詩集『あこがれ』で天才と評されながらも、貧困と病のため26歳という若さでこの世を去った石川啄木の愛と望郷の詩歌を読み、彼の人となりや共感・癒し・希望などを、宮澤賢治との対比を織り交ぜながらさぐる。

2010-02-17

[][] 「釧路の石川啄木」講座 札幌市 2/19

【ジャスミン】


「釧路の石川啄木」札幌市高齢者市民講座

  • 2010年2月19日(金)13:30〜14:30
  • 札幌市 南区民センター(真駒内幸町2丁目)
  • 講師 郷原康一さん

2010-02-16

[] 「啄木短歌の魅力」佐野短大公開講座

【会場:佐野短期大学】


啄木行事レポート 佐野短期大学公開講座 

「啄木短歌の魅力」講師 大室精一 氏      


  はたらけど

  はたらけど猶わが生活楽にならざり

  ぢつと手を見る

  • 井上ひさしさんの話では、啄木短歌以前に「手を見る」歌はない。啄木の歌によって「手を見る」ことが国民に定着した。
  • 死後、啄木が手相の本をたくさん持っていたことがわかった。啄木は手をよく見ていたのではないだろうか。

つづきはこちら→レポート「啄木短歌の魅力」

2010-02-14

[] 啄木の『一握の砂』100周年歌集

【ウメ】


啄木の『一握の砂』100周年歌集で紹介 浜松の歌人鈴木さん

  • 浜松市の歌人鈴木信一さんの詠んだ歌が、石川啄木の歌集「一握の砂」出版100年を記念して今月発行された作品集「風紋」(1.365円 東京・美研インターナショナル発行、星雲社発売)に他の歌人の作品とともに紹介された。
  • 「一握の砂」が出版100年に当たることから、全国の歌人に呼びかけ啄木を想う作品を募った。全国の43人が詠んだ歌約500首を紹介している。
  • 鈴木さんの作品は「ふる里の 心の風景なんたつて みかんの花が 夏を彩る」など18首が紹介されている。

(2010-02-14 中日新聞>静岡)

2010-02-11

[] 啄木の時代の貧困と現代 徳島新聞

【ユズリハ】


“鳴潮”

「一握の砂」刊行から100年 

  • 石川啄木が最初の歌集「一握の砂」を出し、歌壇に新風を吹き込んだのは1910(明治43)年のことだった。当時25歳の啄木は、妻子を抱えて極貧の生活をしていた
  • <はたらけど/はたらけど猶わが生活楽にならざり/ぢつと手を見る>は、そんな暮らしの中から生まれた。啄木と親交のあった言語学者・金田一京助によると、一家の米びつはいつも空っぽで、ほとんど餓死線上をさまよっていたという。
  • その「一握の砂」の刊行から今年でちょうど100年になる。しかし、啄木の短歌は古びるどころか、いよいよリアリティーを増すようだ。

(2010-01-29 徳島新聞Web>鳴潮)

2010-02-10

[] 啄木の交友録(10)「街もりおか」

【「街もりおか(No.506)」表紙と「啄木の交友録(10)」】


  月刊誌「街もりおか」

啄木の交友録(10)【盛岡篇】執筆 森 義真 氏

   2010年2月号(No.506)

10.「金矢家の人々」

  • 明治37年の啄木日記には、渋民村の金矢家(士族)とその人々が頻出する。
  • 金矢家が盛岡市仁王小路に構えた別宅は、若い男女のたまり場になった。
  • そこに、金矢家の七郎(朱絃)・のぶ・光一共通の友人である啄木と、のぶの親友である節子も参加しており、2人の出会いの場となった。
            • 連載中

2010-02-09

[] 「勤め人」をうたった啄木 ---朝日新聞

【シダレウメ】


“うたをよむ”

「勤め人」をうたった啄木  ---三枝昂之(歌人)

     朝日新聞 歌壇俳壇


  家にかへる時間となるを、

  ただ一つの待つことにして、

  今日も働けり。

       『悲しき玩具』

  • 石川啄木は校正係として東京朝日新聞社で働いていた。
  • 勤務は十二時出社、六時退社が基本だった。楽な条件と思うが、それでも啄木はよく休んだ。
  • そして出社したあとの唯一の楽しみは退社時間。

  こみ合へる電車の隅に

  ちぢこまる

  ゆふべゆふべの我のいとしさ

       『一握の砂』

  • 歌は通勤帰りの自分をスケッチしている。「ちぢこまる」には日々の仕事をなんとかこなす勤め人の健気さと小さな自愛がある。

(2010-02-01 朝日新聞 歌壇・俳壇)

2010-02-08

[][] 石川啄木講座 中央区銀座で 2/14

【クラッスラ】


「第55回いわて学講座」

  • 2010年2月14日(日)13:30〜15:00
  • 講師 菅原寿さん

「いわて学講座」は年に数回、岩手県在住者あるいは岩手県出身者が講師となって「岩手県」に関する専門的な知識を披露するセミナー。

今回は石川啄木について、これまで知られざる人生を語る。菅原寿さんは岩手県生まれ、2008年から石川啄木記念館の館長を務めている。

    • 申し込み・問い合わせ 岩手県東京事務所(03-3524-8282)

    参加すると記念品がもらえる。

(2010-02-08 銀座新聞ニュース)

2010-02-04

[][] 石川啄木・作「林中の譚」朗読劇 2/5

【マンサク】


語りの芸術祭 in いわて盛岡

  石川啄木「林中の譚」ほか

  • 日時 2010年2月5日 19:30 開演
  • 会場 いわてアートサポートセンター 風のスタジオ
  • 出演 大森健一 佐藤八千代 永井志穂

2010-02-02

[] 『東京詩』『山河微笑』サンデーらいぶらりぃ

クリスマスローズ


光る小さな出版社のがんばり

    サンデーらいぶらりぃ:池内 紀・評

『東京詩』清岡智比古・著(左右社)

『山河微笑』宇江敏勝・著(新宿書房

  • 東京のガイドブックはごまんとあるが、すべて詩がガイド役になったのは珍しい。小さな出版社がガンバって、とても味のある本を出した。
  • 一つ一つに的確な短文がついていて、たとえば石川啄木の詩にそえてある。「そう、啄木の詩は、今日もなお無数に送り出されている『上京者の詩』の先駆けなのだ」
  • とたんにくっきりと、五十数人の詩人たちが二色の色模様をえがき出した。一方は東京者、もう一方には上京者。
  • 「みおろせば、/眠れる都、/ああこれや、最後の日」。
  • たかが駿河台の下宿屋からながめた風景だが、岩手生まれの啄木はすさまじい野の獅子の死んだ姿を思わずにはいられない。

サンデー毎日 2010年2月14日号より>

(2010-02-02 毎日jp>エンターテインメント>毎日の本棚>書評)

2010-02-01

[] 石川啄木連続講座 函館市 2/20、3/6、3/20

クリスマスローズ


石川啄木連続講座

  • 函館市文学館
  • 講師 桜井 健治 氏
    • 第1回 2010年2月20日(土)

 「啄木の風景〜歌集『一握の砂』誕生100年に寄せて」

    • 第2回 2010年3月6日(土)

 「啄木の風景〜北海道漂泊から東京そして死〜」

    • 第3回 2010年3月20日(土)

 「啄木の風景〜春は啄木の季節〜」


  • 函館市文学館  函館市末広町22-5
      • TEL 0138-22-9014  FAX 0138-22-9065
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「本家 啄木の息」は、下記のリンクでご覧になれます。

・石川啄木 年譜 ………… 26年と53日の生
・ローマ字日記………… 漢字と仮名では書けないことをローマ字で
・啄木文学散歩………… 息づかいの聞こえる ゆかりある場所を訪ねて
・啄木行事レポート …… イベントに参加しての私的レポート
・啄木の 女性たち ……… 啄木の人生を彩った「忘れな草」たち
・啄木と花 ……………… 歌に登場する花や木の資料

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