啄木の息 <ブログ版>

─ いまもなお瑞々しく語りかけてくる啄木の魅力を追い その息づかいに触れてみたい ─

     「本家 啄木の息」のリンクは、このページの最下段にあります。

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2013-04-27

[] 「松本幸四郎×石川啄木」 NHK 5/6、5/24

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[ホオノキ]

 

「そして、歌があふれた〜松本幸四郎×石川啄木〜」(仮)

歌舞伎俳優・松本幸四郎が、歌人・石川啄木の創作の謎に迫る・‥!

啄木の波乱の半生を、幸四郎さんは50年前に舞台『悲しき玩具』で演じた。破滅的な啄木の生き様と格闘した当時から今に至るまで、幸四郎さんにはずっと抱えていた疑問がある。なぜ、絶望的な生活の中で、啄木は瑞々しい短歌を紡ぎ出せたのか。その答えを見つけるため、幸四郎さんは啄木と向き合う旅に出る。

NHKBSプレミアム

  • 2013年5月6日(月)15:00〜
  • 出演:松本幸四郎

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東北6県向け放送

東北Z「そして、歌があふれた〜松本幸四郎×石川啄木〜」(仮)

  • NHK総合(東北6県) 2013年5月24日(金)20:00〜
  • 出演:松本幸四郎

 

[] 平和願い啄木の歌碑 松前・専念寺 北海道

  • 石川啄木が1910年(明治43年)の日韓併合を批判したとされる短歌の歌碑が松前町唐津の専念寺境内に建立され、来月3日に除幕式が行われる。長年にわたり啄木を研究してきた七飯町の浅利政俊さんが平和を願って建てた。
  • 浅利さんが昨年11月に建立した歌碑には、日韓併合のあった年に啄木が雑誌「創作」に寄稿した短歌「地図の上朝鮮国にくろぐろと墨をぬりつつ秋風を聴く」が刻まれた。
  • 除幕式は3日午前11時から。また、同日正午から強制労働のため亡くなった朝鮮人や中国人労働者の慰霊法要が行われる。(菊池圭祐)

(2013-04-26 北海道新聞)

 

2013-04-25

[] 啄木の北海道 国際啄木学会旭川セミナー

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[ユキヤナギ]

 

「啄木と北海道」を考察 旭川で国際学会セミナー

  • 国際啄木学会(会長・望月善次岩手大名誉教授)の旭川セミナーは20、21の両日、北海道旭川市のホテルなどで開かれた。北海道漂泊の1年を経て、文学者として大きく変化した石川啄木。北海道と啄木の関わりと作品に与えた影響を探った。
  • 初日は講演と研究発表を一般公開し、同学会元会長で旭川市出身の近藤典彦さんが「詩人の天降(あまくだ)り−啄木の北海道漂泊」と題して講演した。北海道時代を経て、それまでの天才主義が解体し、生活者としての視点を獲得した啄木の文学的姿勢の変化を考察した。
  • 研究発表は、東延江さん(旭川啄木会、日本現代詩人会)が「旭川と石川啄木−蕗堂(ろどう)・啄木会・宮越屋など−」と題して、啄木が旭川に立ち寄った当時の状況などを紹介した。

(2013-04-25 岩手日報)

 

2013-04-24

[][] 啄木と釧路観光の講座 4/26~27

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[キュウリグサ]

 

歌人石川啄木と釧路観光をテーマとした講座

釧路金星ハイヤーの乗務員向けだが、一般にも開放する。

釧路啄木会の北畠立朴(りゅうぼく)会長が講師を務め、啄木の暮らしぶりや釧路新聞社での仕事ぶり、色恋沙汰など釧路で過ごした76日間について解説する。両日とも内容は同じ。

  • 会場 釧路金星ハイヤー(釧路市仲浜町4 電 0154-22-7437)
  • 2013年4月26日〜27日 午後 1 時〜
  • 申し込み 要、各日一般参加分は定員約50人
  • 参加無料

 

2013-04-22

[] 「文京区 石川啄木基金」広く寄付を募る

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[ムベ]

 

石川啄木:歌碑設置へ、文京区が基金

 「ふるさと納税」活用 /東京

  • 歌集「一握の砂」「悲しき玩具」などで知られる明治の文人、石川啄木が生前、上京時に生活していた場所がある文京区で、啄木終焉の地の近くに、歌碑と顕彰コーナーを設置する。この計画に向け、区では今月から「ふるさと納税制度」を活用した「文京区石川啄木基金」を設け、広く寄付を募っている。
  • 文京区では、啄木が最期に住んだ場所の隣接地に高齢者向けのショートステイ施設を建設することになり、敷地内に啄木の歌碑を、施設内1階の一角には啄木の顕彰コーナーを設置する計画をたてた。このプランの推進、完成後の運営を円滑に行うことを目的に、ふるさと納税制度を活用した「啄木基金」を設置することにしたという。歌碑の仕様や顕彰コーナーの具体的な展示内容などは今後、学識経験者や地域の代表者らで構成する検討会で話し合っていく。
  • 寄付申込書(区HPなどで入手可能)を送付後、担当部署が発送した寄付納付書が届き次第、金融機関で納付する方式。詳細についての問い合わせ、及び寄付の申込先は区アカデミー推進課観光担当(03・5803・1174)へ。

(2013-04-20 毎日新聞>首都圏版)


寄付申込書など「文京区石川啄木基金ページ」

 

[] 上野「終着駅」から「途中駅」へ工事

  • 集団就職など、東北地方からの列車の終着駅として親しまれてきた東京の上野駅が途中駅に変わる節目の工事が20日未明行われました。この工事は、上野止まりだった東北線を東海道線と直結させるもので、土台となる高架橋の部分がほぼ完成しました。
  • 上野駅は、高度経済成長期、金の卵と呼ばれた集団就職の人たちを乗せた列車が到着し、新幹線が開業するまでは、各地を結ぶ特急が発着していました。上野駅は、演歌や歌謡曲の歌詞に使われているほか、故郷をしのぶ石川啄木の短歌にも詠まれ、その歌碑がホームにあります。上野駅に来るたびに啄木の歌碑を見るという60代の男性は「東北の窓口というイメージがある上野駅が、終着駅でなくなるのは寂しい」と話していました。

(2013-04-20 NHKニュース)

 

[] 「たくぼく号」も運行する 岩手・盛岡市内定期観光バス

  • 名所などをめぐる「盛岡市内定期観光バス」の今年の運行が19日、始まった。岩手県交通が11月24日まで毎日運行させる。
  • バスは小岩井農場をまわる「こいわい号」、石川啄木ゆかりの地などを巡る「たくぼく号」、二つのコースを楽しむ「1日コース」の3種類。いずれも車内では、雫石あねっこ衣装に身を包んだ女性添乗員が、見どころを解説する。

(2013-04-20 朝日新聞)

2013-04-19

[][] 短歌甲子園2013 盛岡で開催 8/21~23

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[イカリソウ]

 

第8回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2013)開催案内

この夏もまた,啄木ゆかりの地「岩手・盛岡」で,全国から高校生歌人たちが集い,詠み競う「全国高校生短歌大会(短歌甲子園)」を開催します。

  • 日程 2013年8月21日(水曜日)〜23日(金曜日)
  • 会場
    • 8月21日:姫神ホールや石川啄木記念館,啄木望郷の丘,盛岡城跡公園など
    • 8月22日・23日:盛岡劇場
  • 開催趣旨

近代短歌に新しい世界を切り開いた青春の歌人,石川啄木を顕彰するとともに,啄木が生まれ育った盛岡市にふさわしい,若い世代の短歌づくりを振興するため,全国の高校生を対象にした短歌大会を開催します。

また,全国の高校生が岩手・盛岡に集い,短歌という文学を通じて東日本大震災からの復興を応援します。

  • 申し込み締め切り 2013年6月12日(水)当日消印有効
  • 申し込み先・問い合わせ 盛岡市観光課「全国高校生短歌大会事務局」 電話 019-626-7539

2013-04-18

[][] 「石川啄木展」旭川文学資料館 ~6/15

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[グミ]

 

啄木と旭川 ゆかり一目で

 歌碑像建立1年 記念しパネル展

  • 旭川市内に石川啄木歌碑像が誕生して1周年を記念するパネル展「石川啄木展」が16日、旭川市常磐公園の旭川文学資料館(常磐館内)で始まった。
  • パネル展は、啄木の旭川滞在時の足跡、当時の街の様子、旭川の歌碑像建立の経緯や特徴などをまとめたパネルや新聞記事、旭川文学資料館所蔵の啄木の歌集などを展示。
    • 2013年4月16日〜6月15日
    • 観覧無料

 

◎ このほか1周年記念行事として、国際啄木学会旭川セミナーが20日午後2時から、ロワジールホテル旭川(旭川市7の6)で開かれる。啄木に関する講演と研究発表。参加無料。当日直接会場へ。

  • 問い合わせ 旭川啄木会事務局(柴滝建築設計事務所内)(電)0166・22・7577へ。

(岩本進)

(2013-04-17 北海道新聞)

 

[] 啄木忌 妻・節子の関係語る

  • 函館ゆかりの歌人、石川啄木の命日に当たる13日、函館啄木会による「啄木忌」が函館市住吉町の東海山地蔵堂で営まれた。追悼講演では石川啄木記念館(盛岡市)の学芸員、山本玲子さんが、啄木と妻・節子の関係について語った。


  • 山本さんは講演で、啄木と節子が13歳のときに出会い、恋愛が御法度だった時世の中で互いに思いを募らせたと紹介。「節子さんは女学校に通うモダンな女性。新しいことが好きな啄木の目に留まったのだろう」とした。「節子さんがいてこそ、啄木は素晴らしい作品が残せたのでは」と結んだ。

(2013-04-14 函館新聞)

2013-04-17

[] 「啄木をめぐる人々〜啄木とその家族〜」盛岡 4/23~8/20

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[フジザクラ]

 

盛岡てがみ館特別展「啄木をめぐる人々 啄木とその家族」

  • 2013年4月23日(火)〜8月20日(火)
  • 盛岡てがみ館(盛岡市中ノ橋通一丁目1-10 電話 019-604-3302)

盛岡出身の歌人・石川啄木の家族に焦点を当て、貧困と病苦の中で啄木を支え続けた妻・節子や遺児・京子、啄木の妹・光子などの手紙を展示。手紙を通して啄木とその家族の素顔に迫ります。

盛岡てがみ館

2013-04-16

[][] 旭川で初開催の「国際啄木学会旭川セミナー」 4/20

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[ハクウンボク]

 

国際啄木学会旭川セミナー

旭川市内に石川啄木の歌碑像が誕生してから4月13日で、1年になる。これを記念し、セミナーを開く。

主催の国際啄木学会は、国内のみならず海外でも歌人・石川啄木の研究と普及を目指そうと1989年に設立され、現在は韓国や台湾、インドネシア、インドに啄木学会があり、ヨーロッパにも会員を擁するまでになっている。

当日の講演は旭川出身の啄木研究者、近藤典彦さんが「詩人の天降(あまくだ)り」をテーマに、啄木の生活と創作を支えた「天才主義」という思想が道内で崩れていく漂泊時代について話す。研究発表は2題。


  • 2013年4月20日(土)14:00〜
  • 会場 ロワジールホテル旭川(北海道旭川市7の6)
  • 参加費 無料 申し込み 不要
  • 問い合わせ 柴滝建築設計事務所内の旭川啄木会事務局・石川さん(TEL 0166-22-7577)まで。

(2013-04-10 あさひかわ新聞)(北海道新聞)

北海道新聞

あさひかわ新聞

──  ──  ──

◎ 詳細、プログラムなど 国際啄木学会HP

 

2013-04-15

[] 陸前高田に啄木歌碑ふたたび

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[マイクジャク]


石川啄木の歌碑再建 津波で流され寄付集まる 陸前高田

  • 岩手県陸前高田市の高田松原で津波に流され、再建に向けた募金活動が進められていた石川啄木の歌碑が、今年7月に建立されることになった。啄木が旧制盛岡中学時代、修学旅行で高田松原を訪れた日と同じ7月21日のお披露目を目指すという。
  • 石川啄木記念館の菅原寿館長によると、これまでに地元の啄木愛好家を中心に500万円以上が集まった。
  • 元の歌碑は「いのちなき砂のかなしさよ/さらさらと/握れば指の間より落つ」の歌が刻まれていた。新たな歌碑も同じ歌とするか、別の歌を刻むか、地元と協議しながら今後決めるという。【浅野孝仁】

(2013-04-14 毎日新聞)

2013-04-14

[] 留学生が啄木の歌について語る

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[カリン]


啄木忌前夜祭で留学生が啄木への思いを語る

  • 歌人・石川啄木が亡くなって13日で101年。盛岡市では12日夜、啄木忌前夜祭が行われ、岩手大学の留学生が啄木の歌について思いを語った。
  • これは、国際啄木学会が主催し、タイと中国、フランス、ロシアの留学生が、「一握の砂」に収録されている「やはらかに柳あをめる北上の」と、「ふるさとの山に向かひて言ふことなし」の2つの短歌について感想を述べた。

(2013-04-13 テレビ岩手)

[] 「故郷の誇り」石川啄木顕彰 盛岡で百二回忌法要

  • 盛岡市玉山区出身の歌人石川啄木(1886〜1912年)の命日に当たる13日、第102回啄木忌の法要が、啄木の父が住職を務めた宝徳寺で営まれた。
  • 啄木祭実行委員会が主催。同委の嵯峨忠雄委員長が「啄木は時代の大きな変化の中で、生活の一瞬一瞬を感性豊かに歌い上げた」とあいさつ。
  • 同区の合唱団コールすずらんが献歌、玉山吟詠会が「やはらかに柳あをめる」など短歌2首を吟じた。

(2013-04-14 岩手日報、毎日新聞、NHKニュース(4/13)、河北新報、朝日新聞)

 

[] 1961年 啄木50年忌のニュース

懐かしの毎日ニュース

【1961年】4月13日啄木50年忌 岩手・渋谷村(原文ママ)で大法要

詩人の石川啄木が27歳の若さで死去してから50年目の1961年4月13日、啄木が幼少期を過ごした岩手県渋民村の宝徳寺で大法要が営まれた。代用教員となった渋谷(ママ)小学校では啄木が作詞した校歌が歌われている。「かにかくに渋谷(ママ)村は恋しかり思い出の山思い出の川」と歌碑も飾られ、夜には啄木も踊った盆踊りが行われた。

(2013年04月13日 毎日新聞デジタル)

2013-04-10

[] 石川啄木の「未発表歌篇」と称して  寺山修司

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[シダレザクラ]


BOOK asahi.com  文理悠々

 寺山修司の底抜けに青い空 [文]尾関章

  • 2月と3月、東京の世田谷文学館で開かれた「帰ってきた寺山修司展」。演劇実験室「天井桟敷」、カルメン・マキの歌、そして映画になった「書を捨てよ町へ出よう」。1960年代の反抗の季節を通り過ぎた世代にとって、寺山修司はまちがいなく大きな偶像だった。
  • クライからアカルイへ。この展覧会は僕の寺山修司観を大きく塗りかえるものとなった。寺山の核心に触れたくなって、文学館の即売コーナーでいくつかの本をぱらぱらとめくった。そのなかで彼の人物像の全容が見えてくるようなアンソロジーを1冊選んで買ったので、今回はその話をしよう。書名はずばり『寺山修司』(寺山修司著、ちくま日本文学)である。
  • エッセイについて言えば、生い立ちに触れた話や少年時代の思い出は概ね実話だろうが、フィクションも紛れ込んでいるような気がする。池内紀の巻末解説によると、石川啄木の「未発表歌篇」と称してそれらしく詠んだ偽作群もあるという。寺山の無愛想な顔の裏には、悪戯っぽい遊び心があるのだろう。この本に載った話も半分だまされたつもりになって読んだほうが、おもしろく読める。それほどにおもしろい。

(2013-04-08 BOOKasahi.com)

2013-04-09

[][] 娘から見た父・啄木 文学館で特別企画展【函館】4/7~10/9

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[ハナカイドウ]


「石川啄木の遺児たち」

  • 函館ゆかりの歌人、石川啄木と妻節子、長女京子がそれぞれ「親子」を思い慕った直筆の書簡や、京子の家族写真などを紹介する「石川啄木の遺児たち」が7日、函館市文学館で始まった。父となった喜びから病で父としての役割を果たせないもどかしいさをしたためた啄木、偉大な歌人を持つ京子がつづった日記や短歌が並び、来館者は心を打たれている。
  • 同館開館20周年記念特別企画展として開催。写真は、かっぽう着姿の京子など4点。成人期の京子の写真は珍しく一般公開は初めて。京子の夫・正雄の同僚で2人の仲人を務めた常野知一郎の四男・正紀さん(千葉県在往)が所蔵していた。昨年末に函館市中央図書館の函館啄木文庫に寄贈され、今企画展開催のきっかけとなった。

(2013-04-08 函館新聞)



「石川啄木の遺児たち」特別企画展

  • 会場 函館市文学館 函館市末広町22-5
  • 電話番号 0138・22・9014
  • 開催期間 2013年4月7日〜2013年10月9日

2013-04-08

[] 啄木の交友録(44-47)「街もりおか」

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[4月号表紙]


月刊誌「街もりおか」

啄木の交友録【盛岡篇】執筆 森 義真 氏

  2013年1月号(No.541)〜4月号(No.544)

 

44. 高野 桃村(2013年1月)

桃村(本名・俊治)は、明治15年に江刺郡愛宕村に生まれた。明治34年、岩手県師範学校(現・岩手大学教育学部)に入学した。啄木より5歳年上だが、啄木が主宰した「文庫」誌友会で初めて会った時には、桃村が師範2年生で啄木は盛岡中学4年生だった。啄木が文芸雑誌「小天地」を発行したときには寄付金壱円を出し、「おもひの籠」12首を寄稿し、掲載された。桃村は啄木について、「不思議に人をひきつける人だった」「金の無心にも、自分の小遣いがなくても送金しなければならないという責任感を感じさせる」と回想している。

 

45. 川村 哲郎(2013年2月)

川村は、明治18年、紫波郡徳田村に生まれた。明治31年盛岡中に入り啄木と同級生となった。盛中卒業後、代用教員となったが退職し、サンフランシスコにいた従兄の竹内鉄五郎を頼って渡米した。川村のその後は不明な部分が多いが、ニューヨークで「やまとホテル」という下宿屋を営んだとのこと。後日発見された宿帳には、昭和14年2月2日から3月5日まで、このホテルに滞在した盛岡出身の俳人・山口青邨の感想が記されていた。「ここの主人はみちのくの産。……啄木の話をしたり、二十年も三十年も前の話をした。……」。

 

46. 長岡 拡(2013年3月)

拡は、明治11年福岡県柳川に生まれた。20歳で北海道に渡り、私立根室実修学校の英語の教師をしていたときに、妻となる栄と出会った。明治33年夏に盛岡に帰り結婚した。拡22歳、栄23歳であった(生まれた子どもが女優・長岡輝子)。拡は、明治35年から明治39年頃まで私立盛岡商業学校で勤務した。この間に、啄木と交友が結ばれたのだった。長岡家には、英語教師や英語を志す学生たちが集い、拡と栄の人柄に魅せられたという回想が綴られている。

 

47. 岩動 炎天(2013年4月)

   忘れめや花の四月の啄木忌

この句は、大正10年4月13日、盛岡市北山の願教寺で開かれた石川啄木十回忌追悼会で、岩動炎天が詠んだ追悼句の一つ。現在は晩春の季語として定着している「啄木忌」を、初めて詠み込んだ句である。

炎天の本名は康治。明治16年、紫波郡赤石村に生まれた。盛岡中3年生の時、啄木と同じクラスとなり隣に机を並べる仲となった。京都府立医専(現・京都府立医科大学)に学び、日本各地の病院でに勤めた。亡くなる前年(昭和37)には、句集『片雲』を刊行した。

 

   タウン誌「街もりおか」に連載中

「街もりおか」杜の都社 発行

40数年続く月刊誌。盛岡伝説案内、エッセイ、本や演劇やコンサートや映画情報など満載。1冊250円。

  • 杜の都社 TEL 019-625-5835 盛岡市本町通2-13-8

2013-04-05

[] 池澤夏樹『母なる自然のおっぱい』---石川啄木関連・大学入試問題

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[花筏]


龍谷大学 入試問題 2007年

  池澤夏樹『母なる自然のおっぱい』

 -概略-

◎ 次の文を読んで、問いに答えなさい。

元気でありたい、長命でありたいとは誰しも願うところだが、これがなかなかむずかしい。

もともと「健康」の健は「すこやか」ということで、病気もせず元気でいる状態をいう語だった。

石川啄木も、

   すこやかに、

   背丈のびゆく子を見つつ、

    われの日毎にさびしきは何ぞ。(『悲しき玩具』)

と、子の健やかに育つ姿を歌っている。「すこやか」は「すくよか」といい、しっかりと堅固で他を寄せつけないさまを表す語だった。


問 石川啄木の作品を一つ選びなさい。

 ・赤口 ・月に吠える ・一握の砂 ・相聞

 ↓

 ↓

 

 ↓

 ↓

 

 →  →              解答  一握の砂

 

2013-04-04

[][] 啄木はハガキに赤坂の人気芸者の写真を 〜6/17

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[ボケ]


啄木らの書簡やはがきも紹介 盛岡のてがみ館で企画

  • 盛岡市の盛岡てがみ館で、第40回企画展「時代に見る手紙のあゆみ」が開かれている。郵便制度が始まった明治から現代まで時代とともに変化してきた手紙、はがきの歴史を当時の世相を交え紹介している。
  • 石川啄木、米内光政ら郷土の先人や北原白秋、伊藤左千夫の書簡など約60点を展示。
  • 流行に敏感な啄木は当時ブームの絵はがきを使うことも多かった。1908(明治41)年、文学仲間に宛てたはがきには赤坂の人気芸者の写真が印刷されている。
  • 企画展は盛岡てがみ館で6月17日まで。

(2013-04-04 岩手日報)

2013-04-02

[][] 石川啄木、宮沢賢治などのゆかりの地を歩く 4/21

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[ホトケノザ]


文人の街、本郷を郷土史研究家と歩く 街づくりツアー@本郷

  • 2013年4月21日(日)13:00〜15:30(予定)

  12:50 文京ふるさと歴史館前集合(東京都文京区本郷4丁目9−29)

  本郷巡り(坪内逍遥、樋口一葉、石川啄木、宮沢賢治などのゆかりの地)・ 談話、質問コーナー

  • 費用 1,000円(歴史館入館料、「お休み処 ひとは」でのお茶・お菓子込み)
  • 定員 15名(先着順)

[][] 2013年啄木祭 日比谷図書文化館 4/14

  • 2013年4月14日(日) 13:00 開場  13:30 開会
  • 会場 日比谷図書文化館コンベンションホール
    • 講演  吉村睦人 (歌人・新アララギ)
    • ミニ・コンサート 田島葉子
    • 2013年度 啄木コンクール入賞者表彰
  • 参加費 予約券1000円 当日券1200円
  • 主催 新日本歌人協会

2013-04-01

[][] 啄木の恋人として、妻として生きた節子 講演会 4/13

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啄木忌 記念講演会

 石川節子、啄木の妻として生きて

  ──娘・京子の生涯にも触れながら──

昨年は啄木の、そして今年は妻・節子の没後100年に当たります。節子は、恋人として、妻として啄木の文学に大きな影響を与え、啄木の没後わずか1年でその後を追うようにして亡くなりました。

節子の生涯とあわせて、啄木・節子の期待を受けて育った長女・京子の生涯をたどりながら、啄木の生き方と作品についてより理解を深めます。

  • 講師 山下多恵子さん(十日町市内在住、国際啄木学会理事、日本ペンクラブ会員)
  • 2013年4月13日(土)午後2時から
  • 会場 十日町情報館(新潟県十日町市寅甲508 電話 025-750-5100)
  • 当日先着 100名 入場無料
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2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
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・石川啄木 年譜 ………… 26年と53日の生
・ローマ字日記………… 漢字と仮名では書けないことをローマ字で
・啄木文学散歩………… 息づかいの聞こえる ゆかりある場所を訪ねて
・啄木行事レポート …… イベントに参加しての私的レポート
・啄木の 女性たち ……… 啄木の人生を彩った「忘れな草」たち
・啄木と花 ……………… 歌に登場する花や木の資料

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