啄木の息 <ブログ版>

─ いまもなお瑞々しく語りかけてくる啄木の魅力を追い その息づかいに触れてみたい ─

     「本家 啄木の息」のリンクは、このページの最下段にあります。

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2013-09-30

[][] 〈何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝晴れて風無し。〉啄木。

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[ハナゾノツクバネウツギ]


《作品に登場する啄木》

  『NIE 新聞で自由研究  家庭で学ぶ新聞活用』

    妹尾 彰著 晩成書房、2009年


◎ コラムで学ぼう

天声人語 2009年1月1日(木)付》

  • 歴史の不思議の一つは、世が乱れると、まるで天に意思があるかのように英雄や偉人が輩出することだろう。太平の世に傑物は出にくい。「英雄のいない時代は不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だ」の名言が歴史の本質を言い当てる。
  • 今年が生誕200年のリンカーン米大統領もその典型といえる。奴隷解放を宣言し、南北戦争の試練と国家分断の危機を乗り越え、戦争が終わるや暗殺されて天に召された。人々の敬愛はいまも揺るぎない。

(中略)

  • ひるがえってわが与野党を見わたせば、英雄らしきはどうも見あたらない。だが「天に意思がないのか」と溜(た)め息をつくなかれ。天下分け目の衆院選挙が秋までにやってくる。人物がいないと嘆かず、一票の力で将来をつかむ。天ならぬ「民の意思」の出番である。
  • 〈何となく、今年はよい事あるごとし。元日の朝晴れて風無し。〉啄木。心機一転への思いもひとしおの初春。ポケットの一票を研ぎ澄ましておいて、「よい事」をぐいと引き寄せる年にしたい。

1 コラムを要約してください。

2 見出し(題)をつけてください。(10字くらいで)

3 コラムを読んでどう思いましたか? 感想を書いてください。

4 調べましょう。

  ・リンカーン米大統領 ・石川啄木

 

2013-09-28

[] 東日本大震災で全壊した工場 本格的な業務を再開

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[ゲンノショウコ]


東日本大震災:全壊した岩手最古の印刷工場再建

  • 東日本大震災宮古市新川町の工場が全壊した「花坂印刷工業」が工場を再建、本格的な業務を再開した。明治30年代創業と県内でも最古の印刷所の一つだが、経営者の花坂康太郎さんは「インターネット社会の中で、紙で情報を伝える印刷文化を守っていきたい」と決意する。
  • 同社は、石川啄木に社会主義を説いた小国露堂が1911(明治44)年に発刊した宮古新聞の広告欄にも、前身の「宮古活版所」として名前が見える老舗。

(2013-09-28 毎日新聞)

 

2013-09-27

[] 北上川沿いの「啄木であい道」を歩いた -長崎新聞-

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[ホトトギス]


啄木と賢治

  • 連休中の慌ただしい旅だったが、青森市を訪ねての帰途、岩手県盛岡市に立ち寄った。
  • JR盛岡駅前は観光客でにぎわっていた。翌朝、市内を流れる北上川沿いの「啄木であい道」を歩いた。石川啄木の小さな歌碑がいくつも並んでいる。その中に〈汽車の窓はるかに北にふるさとの山見え来れば襟を正すも〉の歌もあった
  • 街を一望できる20階建てビルの展望所に行くと、岩手山(2038メートル)が秀麗な姿を見せていた。啄木も賢治もこの山に随分親しんだようだ。帰りに駅弁の「啄木弁当」を買い、新幹線に乗った。それを味わいながら、今年も実りの秋を迎えられぬ東北があることを思った。(憲)

(2013-09-27 長崎新聞>水や空)

 

2013-09-26

[][] 「 V NAROD ! 」石川啄木記念館 10/1~11/30

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[ホトトギス]


企画展「 V NAROD ! 〜人民の中へ〜」

  • 2013年10月1日(火)〜11月30日(土)
  • 会場:石川啄木記念館展示室

詩「はてしなき議論の後」と共に、「文学本位の文学から一足踏み出して人民の中に行きたい」と望んだ啄木の文学論と、詩「 V NAROD ! 」を紹介する。

 

2013-09-25

[][] 石川啄木・尾崎放哉・小野小町合同展示 釧路 9/24~10/24

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[ホトトギス]


3都市短詩物語―石川啄木・尾崎放哉・小野小町合同展示 [釧路市]

釧路、鳥取、湯沢に縁の深い、短歌、俳句、川柳などの短詩型作品の著名な作者の作品を合同展示。

  • 2013/9/24 〜2013/10/24
  • 会場 釧路市立釧路図書館 2階一般閲覧室(釧路市幣舞町4-6)
  • 電話  0154・42・1411
  • 無料

 

2013-09-24

[] 〈うす紅く雪に流れて/入日影/曠野の汽車の窓を照せり〉石川啄木

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[ホトトギス]


天地人 -東奥日報-

  • 歌人の石川啄木は釧路新聞に勤めるため、小樽から釧路まで列車で北海道を横断する。105年前の1月のことだ。昔の列車の旅は情緒があった。〈うす紅(あか)く雪に流れて/入日影(いりひかげ)/曠野(あらの)の汽車の窓を照(てら)せり〉。
  • 事故の心配もなく、ゆったりとくつろげる旅だったらしい。〈みぞれ降る/石狩の野の汽車に読みし/ツルゲエネフの物語かな〉 〈何事も思ふことなく/日一日(ひいちにち)/汽車のひびきに心まかせぬ〉。
  • 今は啄木のようにのんびりできないのが腹立たしい。「列車が事故を起こしやしまいか」。そんな不安があるからだ。JR北海道では特急列車の出火が相次いだり、運転士が覚せい剤を使用していたり、と事故や不祥事が絶えない。

(2013-09-24 東奥日報>天地人)

 

2013-09-23

[] 石川啄木ゆかりの市街地巡りに、買い物に、自転車活用 釧路

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[ホトトギス]


釧路の長期滞在者や観光客が重宝 レンタル自転車人気

  • 釧路市内で観光客や市民を対象にしたレンタル自転車の人気が高まっている。釧路市民活動センター「わっと」や「釧路まちなかコンシェルジュ くるる」は、避暑などで釧路を訪れる長期滞在者らへの貸し出しが好調だ。
  • 利用加速の背景にあるのが長期滞在者の増加だ。春採湖や石川啄木ゆかりの米町といった市街地巡りと、買い物などに活用されている。同センターは「増車も検討したい」としている。(桜井則彦)

(2013-09-22 北海道新聞)

 

2013-09-22

[] 〈誰が見ても/われをなつかしくなるごとき/長き手紙を書きたき夕〉石川啄木

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[フヨウ]


天声人語 朝日新聞

  • 手紙を書くのに季節は無関係のはずだが、秋は人を、用もないのにその気にさせる。古くから、秋空に飛来する雁(かり)は懐かしい人の消息をもたらす使いとされてきた。
  • 「雁の使い」とは手紙のこと。
  • そういえば石川啄木に、いかにも啄木らしい一首があったのを思い出す。〈誰(たれ)が見ても/われをなつかしくなるごとき/長き手紙を書きたき夕(ゆうべ)〉。やはり季節は秋だろうか。メールの一斉送信では、懐かしさの情も中ぐらいになる。

(2013-09-22 朝日新聞>天声人語

 

2013-09-21

[] 「ドナルド・キーン・センター柏崎」本日オープン

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[ハギ]


キーンさんの書斎、柏崎に開館 「日本の国文学知って」

  • 日本文学研究者として知られ、東日本大震災後に日本国籍を取得したドナルド・キーンさんの集めた書籍や著書などを展示した「ドナルド・キーン・センター柏崎」が21日、オープンする。キーンさんは「日本の国文学を知ることができる場所になってほしい」と期待を寄せる。
  • キーンさんが暮らした米ニューヨーク市の自宅の書斎や居間、玄関などを再現。
  • キーンさんの著書や司馬遼太郎三島由紀夫といった作家との交流を紹介したスペースも設けられている。(富田洸平)

(2013-09-21 朝日新聞)

 

 

2013-09-20

[][] 「石川啄木にまつわる人々」講座 盛岡 10/18

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[ツユクサ]


郷土の先人講座「石川啄木にまつわる人々」

2013年10月18日(金)14時〜15時30分

  • 渋民公民館
  • 内容 石川啄木と交友のあった盛岡市の先人たちについて学び,盛岡市の歴史について理解を深める。
  • 講師 山崎 円 氏(盛岡市先人記念館 学芸員)
  • 主催 渋民公民館(盛岡市玉山区渋民字鶴塚55 電話 019-683-2354)
  • 申し込み 10月1日(火)〜 定員になり次第、締め切り。

 

2013-09-19

[] 国際啄木学会2013年大会から -下-

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[ノブドウ]


啄木と釧路

 国際啄木学会2013年大会から -下-

国際啄木学会の2013年釧路大会が9月の7、8日の両日開かれた。

◎シンポジウム

 テーマ「上京前の、啄木における北海道と釧路」

  • 池田功さん(国際啄木学会副会長、明治大学教授)をコーディネーターに、3人の研究者らが見解を述べた。
  • 山下多恵子さん(日本ペンクラブ会員)

「(北海道時代について)新しい文学観である自然主義、新しい思想である社会主義に出会い、大いに刺激を受け、東京に行きたいという思いが噴き上げるように湧いてきた」と指摘。

  • 北畠立朴さん(釧路啄木学会会長)

「(釧路新聞記者として活躍した啄木は)記事を思い通りに書いた。高級料亭に行き、借金も残したがお金をたくさん使った。26年の人生の中で、釧路の76日間はオアシスだった」。

歌集「一握の砂」の「しらしらと氷かがやき/千鳥なく/釧路の海の冬の月かな」を考察。千鳥がいない2月のことを詠んだもので虚構だとする論に対し、「短歌の配列が必ずしも時系列になっていない。啄木は3月の日誌に生まれて初めて千鳥が鳴くのを聞いたと書き、このことを詠んだものと思われる--ことなどから「歌として問題はない」と主張。

  • 大会は、釧路を含む北海道での1年足らずの漂泊生活が、啄木の短い生涯の中で陰に陽に大きな礎となったことを、あらためて示した。

(2013-09-13 岩手日報

2013-09-16

[][] 啄木の人生をたどる一冊 発売

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[ツリガネニンジン]


「啄木 うたの風景」 9月14日発売

  • 岩手日報社は、石川啄木の歌碑とその土地との関わりを紹介した書籍「啄木 うたの風景−碑でたどる足跡−」を14日発売。
  • 昨年4月から11月まで岩手日報に34回にわたって連載した企画を一冊にまとめた。北海道から沖縄まで本社記者が取材。啄木が住んだり、滞在した地のほか、啄木を慕う人たちによって建てられた碑まで取り上げている。
  • また、啄木の研究者らへのインタビューを織り交ぜ、巻末には全国の主な啄木の碑の地図付き。

(2013-09-14 岩手日報>社告)



『啄木 うたの風景 〜碑でたどる足跡〜』


<発刊によせて>より

感性豊かな若者たちへ

「啄木の歌を五首覚えられたら、あなたはすこし、変わるかもしれない」

   岩手日報社代表取締役社長 三浦 宏


<あとがき>より

「啄木という人物と作品が、なぜこれほどまでに親しまれているのか、啄木はどういう人生を経て、これほどの作品を作ることができたのか、その二つを問いながら、連載を重ねてきました。啄木が暮らしたり、実際に歩いたりした場所を訪ね……、啄木の姿が立ち上がってくるような気持ちになりました」

   学芸部 小山田泰裕

 

2013-09-13

[] 国際啄木学会2013年大会から -上-

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[ワレモコウ]


啄木と釧路

 国際啄木学会2013年大会から -上-

国際啄木学会の2013年釧路大会が9月の7、8日の両日開かれた。

◎研究発表

  • 福地順一さん(近代文学研究家)は「啄木における北海道」と題し、啄木が函館、札幌、釧路を転々とし、新聞記者などをして過ごした影響を考察した。函館で雑誌『紅苜蓿』の仲間の影響を受け、小樽では社会主義思想に傾倒を深めたと紹介した。
  • 水野信太郎さん(北翔大学教授)は「石川啄木が『日本人受けする』4要素」とし、啄木作品が親しまれる理由をひもといた。表現手法が易しい、作品の設定場面が身近、薄幸で若くして亡くなったことに同情心が強い、誰もが知る多くの著名人と関わりを持っているーを挙げた。
  • 山田武秋さん(桜出版編集主幹)は「石川啄木『一元二面観』再考」と題し、啄木が理論的な支柱とした「一元二面観」について、釧路の書店で購入した石川即聞の「仏教哲学汎論」を基に理論構築したことを紹介した。
  • 田口道昭さん(立命館大学教授)は「『時代閉塞の現状』の射程」を発表。社会主義運動を弾圧した「大逆事件」を憂慮した評論「時代閉塞の現状」をめぐり、社会情勢打破を啄木が呼び掛けた青年層は中学校卒業以上と指摘した。

(2013-09-12 岩手日報

 

2013-09-10

[] ふるさとの訛(なまり)なくせし友といてモカ珈琲は… 寺山修司

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[ヨメナ]


河北抄

  • <ふるさとの訛(なまり)なくせし友といてモカ珈琲はかくまでにがし>。若い頃の寺山修司の歌だ。お気づきの方もいよう。石川啄木の<ふるさとの訛なつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく>の本歌取りである。
  • 啄木の優れた表現を切り貼りした短歌ではない。東京弁を話す友人への冷ややかな思いを詠むことで、古里への郷愁をにじませている。啄木の歌を見事に反転させている。

(2013-09-10 河北新報>河北抄)

 

2013-09-08

[] 啄木再生、釧路から 国際啄木学会始まる

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[ヒヨドリバナ]


「啄木再生−釧路からの甦り」国際啄木学会

  • 釧路や函館など道内各地に足跡を残した歌人・石川啄木の研究者が集まった「国際啄木学会釧路大会」が7日、釧路市で始まった。毎年全国各地で開いており、釧路では16年ぶり2回目。
  • 今回は「啄木再生−釧路からの甦り」がメーンテーマ。
  • 歌人で立正大客員教授福島泰樹氏が「啄木と大逆事件−歌は悲しき玩具か」と題して記念講演。
  • 8日はパネルディスカッションや啄木の歌碑巡りがある。

(2013-09-08 毎日新聞>北海道、釧路新聞)

 

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「本家 啄木の息」は、下記のリンクでご覧になれます。

・石川啄木 年譜 ………… 26年と53日の生
・ローマ字日記………… 漢字と仮名では書けないことをローマ字で
・啄木文学散歩………… 息づかいの聞こえる ゆかりある場所を訪ねて
・啄木行事レポート …… イベントに参加しての私的レポート
・啄木の 女性たち ……… 啄木の人生を彩った「忘れな草」たち
・啄木と花 ……………… 歌に登場する花や木の資料

◉ 「本家 啄木の息」のトップページ ……………… アーカイブです。


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