啄木の息 <ブログ版>

─ いまもなお瑞々しく語りかけてくる啄木の魅力を追い その息づかいに触れてみたい ─

     「本家 啄木の息」のリンクは、このページの最下段にあります。

 | 

2013-11-30

[][] その晩、洪作は啄木の歌を二首おぼえた 『しろばんば』

f:id:takuboku_no_iki:20131130170923j:image

[ヤツデ]


《作品に登場する啄木》

  『しろばんば』

    井上靖 著 新潮文庫、2004年

 

五章

(つづき)

旅館には客らしい者のすがたは見えなかった。そのくらいだから浴場はまったくふたりのものだった。犬飼は風呂につかりながら大きな声で歌をうたった。

──東海の小島の磯の白砂に、われ泣き濡れてかにとたわむる。

犬飼の歌を聞いた時、洪作ははっとした。いつか沼津の千本浜で蘭子がうたった歌と同じ歌だと思った。千本浜で洪作のからだの中に飛び込んで来たと同じものが、ふたたび洪作のからだにはいり、内部から心を強くしめつけて来た。

「この歌知っているか。」

犬飼はうたい終わるといった。

「前に聞いたことはありますが、よくは知りません。啄木の歌でしょう。」

「教えてやるから、うたえ。」

犬飼は命令口調でいった。うたえといわれても、洪作はすぐにはうたえなかったが、しかし、ともかく、その晩、洪作は啄木の歌を二首おぼえた。もう一首は “函館の青柳町こそ悲しけれ、友の恋歌矢車の花” というのであった。


(おわり)

 

2013-11-29

[] 今後は「啄木ソムリエ」の肩書で - 啄木記念館の山本玲子さん

f:id:takuboku_no_iki:20131129171020j:image

[ホオノキ]


啄木記念館の名物学芸員、山本さんあす退職 盛岡

  • 石川啄木記念館の学芸員山本玲子さんが30日で退職する。1990年から約24年間、独自の視点で歌人石川啄木の人間性と文学を研究し、恋文形式で啄木の感性への共感をつづった著書などが話題を呼んだ。今後は「啄木ソムリエ」の肩書で全国に魅力を伝えていく予定だ。
  • 好きな一首は「友がみなわれよりえらく見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻としたしむ」。啄木の言う「えらい人」は「悲喜、哀楽を味わっている人」と解釈している。山本さんの旅立ちを励ましているようにも聞こえるという。

(2013-11-29 河北新報)

 

2013-11-28

[] 「知らない !? おどろいた。啄木も知らないの。」 『しろばんば』

f:id:takuboku_no_iki:20131128172905j:image

[カゴノキ]


《作品に登場する啄木》

  『しろばんば』

    井上靖 著 新潮文庫、2004年

 

五章


その間に、蘭子は啄木の歌を知っているかときいた。そんな人の名まえは、もちろん、洪作にははじめてのものだった。

「知らないな。」

「まあ、知らない !? おどろいた。啄木も知らないの。田舎の小学校ってだめね。」

「教わらんよ。」

「教わらなくても、啄木ぐらい、街の子はみんな知ってるわ。ーー有名な歌人じゃない !?」

「知らん。」

洪作は少しむっとして答えた。



松林をぬけると海が見えた。白い波頭が海面いっぱいにひろがっている。

「啄木の歌をうたってあげましょうか。」

蘭子はいった。そして洪作が返事をする前に、彼女の口からは歌声が流れた。ひどく細い調子の高い声だった。歌声はひとつひとつ、蘭子の口から出ると、風にうばわれて背後へと飛んで行った。洪作はそれに耳をかたむけた。歌の文句がいかなるものかわからなかったが、その調子には、洪作の心を強く魅するものがあった。

「学校で教えるの?」

洪作がきくと、

「教えるもんですか。恋の歌なんてうたうとしかられるわ。」

「恋の歌?」

「そうよ。初恋の歌。」

恋ということばも、初恋ということばも、他人から口に出していわれたのは、洪作にははじめてのことだった。はじめてであったが、それがどういうものであるかは、洪作にはわかっていた。

蘭子はつぎつぎに歌をうたった。どれも啄木の歌であった。


(つづく)

 

 

2013-11-27

[] 啄木歌碑が「命やふるさとの大切さを訴え、励ましになるよう」

f:id:takuboku_no_iki:20131127154009j:image

[ユリノキ]


高田松原に石川啄木の歌碑 岩手

  被災者の心支える詩の力

  • 東日本大震災の被災地にゆかりのある人々の詩が、被災者らを励まし続けている。昨年、没後100年を迎えた県内出身の歌人、石川啄木の記念歌碑が今月、陸前高田市高田松原に建立された。被災者は詩と自分の姿を重ね合わせ、復興に向けた歩みを進めている。(高木克聡)
  • 記念歌碑を建立した石川啄木没後百年記念事業実行委員会は「命やふるさとの大切さを訴える啄木の心がつながって、皆さんの励ましになるよう願う」と話した。
  • 陸前高田市には、花巻市生まれの詩人、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の詩が刻まれた復興祈念ポストが2年前から設置されており、仮設住宅などで不便な暮らしが続く人々の心の支えとなっている。
  • 10月に94歳で亡くなった漫画「アンパンマン」の作者、やなせたかしさんも詩を寄せた。やなせさんがデザインしたハンカチには「陸前高田の松の木はいのちをつなぐ希望の木」とつづられている。

(2013-11-27 産経ニュース)

 

2013-11-23

[] 「僕の家には何もないが、岩手山と北上川がごちそうだ」啄木はそう言った

f:id:takuboku_no_iki:20131123170254j:image

[カキ]


疲れた心を包む「愛」 おもてなしの歴史と誇り 

  • 「僕の家には何もごちそうはないけれども、岩手山と北上川がごちそうだ」

 岩手県のほぼ中央にある渋民(しぶたみ)村で幼少時を過ごした詩人、石川啄木は旧制盛岡中学校時代、友人を故郷に招いてはそう言っていた。

  • 東北は山川だけではなく海岸線にも恵まれている。こうした大自然は古来、芸術家や旅人に霊感(インスピレーション)をさずけてきた。『津軽』の太宰治しかり、40年以上前に書かれた『三陸海岸大津波』(原題『海の壁−三陸沿岸大津波』)によって慧眼(けいがん)が再評価された吉村昭もその一人である。

(2013-11-22 産経ニュース)

 

2013-11-21

[] 「恋しくは今も昔も津志田の芋子の味」と啄木が詠んだ

f:id:takuboku_no_iki:20131121185122j:image

[ソテツ]


焼酎「津志田」リニューアルへ 盛岡でサトイモ出荷式

  • とろけるような食感が特徴の盛岡特産のサトイモ「津志田芋」で作る焼酎「津志田」の仕込みに向けて14日、盛岡で出荷式が行われました。来年7月には味わいと価格をリニューアルした里芋焼酎が完成します。
  • 津志田芋は江戸時代から栽培され、石川啄木が「恋しくは今も昔も津志田の芋子の味」と詠んだほど。独特の柔らかさと粘りが特徴です。

(2013-11-14 日テレNEWS24)

 

2013-11-20

[] 『冬は来ぬたとえば遠き旅人の…』啄木 - メンデルスゾーン

f:id:takuboku_no_iki:20131120191348j:image

[ドウダンツツジ]


【メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ホ短調・作品64」】

感情の抑揚が音に滲み音楽の不思議を感じさせる

  • 11月の声を聞けば、地球温暖化の影響で暖冬も珍しくなくなったとは言え、やはり日に日に肌寒さが強まって来る今日この頃です。
  • 『冬は来ぬたとえば遠き旅人の故郷に来て眠るごとくに』

 これは石川啄木が百年以上前に詠んだ短歌です(「申歳」第10号・明治41年11月8日刊)。

  • で、冬の到来は、天才歌人でなくとも、誰にでも微妙にメランコリックな感慨をもたらすものです。だって、人間は自然の中で生きていますから、四季の変化が心のあり様に陰に陽に影響を与えているのです。
  • そんな時は、哀愁の旋律に酔いしれるのも悪くありません。と、言うわけで、今週の音盤はメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ホ短調・作品64」です。

(2013-11-14 DIAMOND online)

 

2013-11-19

[] 啄木から田子一民へのはがき 展示

f:id:takuboku_no_iki:20131119171001j:image

[カエデ]


没後50年 田子一民を紹介  盛岡市先人記念館

  • 大正から昭和半ばにかけて活躍した盛岡出身の政治家、田子一民を紹介する企画展が盛岡市先人記念館で開かれています。
  • 田子一民は、衆議院議長や農林大臣も務め、冷害や震災で苦しむ昭和初期の東北の振興に力を尽くしました。
  • 企画展は田子に関する写真や書簡などを展示。石川啄木から送られたはがきには、啄木がまもなく父親になる期待と喜びがつづられています。

(2013-11-17 IBC岩手放送)

 

[] 尾野真千子と鈴木保奈美が初共演!

  • 2014年の1月18日(土)、25日(土)の2週連続 夜9:00-10:13、NHK総合にて放送されるドラマ「足尾から来た女」の取材会が行われ、出演者の尾野真千子、鈴木保奈美、柄本明、北村有起哉が登壇した。
  • 本作は明治末、栃木の足尾銅山の鉱毒に田畑を汚染された谷中村に住む女性・新田サチ(尾野)の姿を描く。
  • 谷中村に住む貧しい農家の娘のサチは、田中正造(柄本)に頼まれ、東京の社会活動家の福田英子(鈴木)宅に家政婦として派遣される。福田家には、幸徳秋水(河原健二)や大杉栄(玉置玲央)など、時代を代表する社会主義者たちが出入りしていた。さらに、サチは石川啄木(渡辺大)や与謝野晶子(原沙知絵)ら歌人と出会い、多彩な人物と交流する中で成長していく。

(2013-11-12 MNSトピックス)

 

2013-11-18

[] 石川啄木や石炭産業が旅行誌に 釧路

f:id:takuboku_no_iki:20131118155529j:image

[カエデ]


「釧路の魅力」旅行誌に/地元で取材協力

  • 総合旅行誌で最大部数を誇る月刊「旅行読売」(旅行読売出版社)12月号の連載で、石川啄木や石炭産業、夕焼けなど、釧路の見どころが3ページにわたって紹介されている。
  • 連載は脚本家で作家の東多江子さんによる「歩く旅」。

(2013-11-17 釧路新聞)

 

[] 山本玲子さん「勇退」へ 啄木記念館の名物学芸員

  • 約24年にわたり、盛岡市玉山区渋民の石川啄木記念館で学芸員を務めた山本玲子さんが今月末で退館する。啄木をこよなく愛し、同記念館を拠点にその独自の世界観を掘り下げ、伝え続けてきた。
  • 「啄木の日記に『啄木は林中の鳥なり 風に随つて樹梢に移る』とある。一カ所にとどまっていてはいけない、と言われているような気がする」。山本さんが〝最愛の人〟を追い掛ける日々は、これからも変わらない。

(2013-11-18 岩手日報)

 

2013-11-16

[] 津波で2度流失…陸前高田の啄木歌碑再建

f:id:takuboku_no_iki:20131116172655j:image

[ヤブミョウガ]


陸前高田に啄木歌碑建立 震災犠牲者への思い重ねる

  • 陸前高田市の名勝・高田松原に建立され、住民に親しまれながら、チリ地震津波(1960年)と東日本大震災による津波で2度流失した詩人・石川啄木の歌碑が再建された。
  • 啄木のふるさとで採られた「姫神小桜石」に、ひ孫の石川真一さんの揮毫で「頬につたふ/なみだのごはず、一握の砂を示しし人を忘れず」と歌が刻まれた。
  • 高田松原一帯は「国営防災メモリアル公園」が開設される予定で、歌碑は公園内に移設する。
  • 集まった人たちは「はかなさや自然の摂理を教えてくれた人を忘れない」という内容の歌を見て、犠牲者一人ひとりを忘れまいと、思いを新たにしていた。

(2013-11-15 岩手日報、IBC岩手放送、読売新聞、河北新報、東海新報)

 

 

2013-11-15

[] 津波で流失した高田松原に 啄木歌碑仮設

  • 近代文学研究家の森 義真さんから、啄木歌碑の情報をいただきましたのでご紹介します。

<高田松原・長部浜・三陸町吉浜の啄木歌碑>


f:id:takuboku_no_iki:20131115201111j:image

「高田松原の啄木歌碑」

11月14日、高田松原の旧キャピタルホテル跡において、啄木歌碑の仮設式がありました。




f:id:takuboku_no_iki:20131115201209j:image

「石川啄木没後百年記念碑について」

将来的には、「奇跡の一本松」の側に移設されることになるそうですが、現地は今、かさ上げと震災公園整備中とのことで、「仮設」となりました。




f:id:takuboku_no_iki:20131115201846j:image

「長部浜の『啄木遊泳の浜』碑」

津波で流された後、近くで見つかったということは聞いておりましたが、見事に復元されていました。




f:id:takuboku_no_iki:20131115201936j:image

「三陸町吉浜の正寿院山門前の『嗚呼惨哉海嘯』碑」

明治29年の明治三陸大津波の後、明治30年4月に建立されました。




f:id:takuboku_no_iki:20131115202005j:image

「『嗚呼惨哉海嘯』碑の上部」

 

2013-11-14

[] 「空気は今や少しも流動しなくなった」石川啄木はそう書いた…

f:id:takuboku_no_iki:20131114171214j:image

[ネズミモチ]


<小社会>  高知新聞

  • 「ジョン万 銀座で死す」。先日の高知新聞に躍った見出しに引きつけられた。幕末の偉人、ジョン万次郎は1898(明治31)年11月12日、京橋区弓町8番地で亡くなっている。それが銀座2丁目の一等地であることを東京の研究会がほぼ特定した。
  • 国会で審議中の特定秘密保護法案。行為を伴わなくても秘密を漏らすよう働き掛けたり、誰かと計画を話したりしただけで罪に問われる恐れがあるといわれる。
  • 「空気は今や少しも流動しなくなった」。大逆事件が社会に与えた影響を石川啄木はそう書いた。息苦しい時代に戻るわけにはいかない。

(2013-11-14 高知新聞>小社会)

 

2013-11-13

[] 島倉千代子さんの気迫  <それを仕遂(しと)げて死なむと思ふ> 啄木

f:id:takuboku_no_iki:20131113165714j:image

[ビナンカズラ]


<天地人> 東奥日報

  • 一流のプロとなれば、仕事に対する気迫もすさまじい。漫画家・絵本作家の馬場のぼるさんが12年前に亡くなった時、つくづくそう思った。胃がんで体が弱っていたので、1枚描いては少し休み、また描いては休む。そんな状態で絵本の出版を手がけた。
  • 8日に肝臓がんで亡くなった歌手の島倉千代子さんの歌にかける思いも想像を絶する。南こうせつさんが作曲した歌をレコーディングしたのは直前の5日。本当は15日の予定だったが、島倉さんから「その日まで待てない」と連絡があったという。迫る死を振り切ってでも仕事をやり遂げようとする執念に圧倒される。
  • 人によって、仕事はまさに人生そのものだ。〈こころよく/我にはたらく仕事あれ/それを仕遂(しと)げて死なむと思ふ〉と、石川啄木も詠む。

(2013-11-12 東奥日報)

 

2013-11-12

[] 国際啄木学会 2014年度 堺大会 5/31-6/1

f:id:takuboku_no_iki:20131112173322j:image

[カクレミノ]


「2014晶子フォーラム・国際啄木学会2014年度堺大会」

  • 日時 2014(平成26)年5月31日(土)・6月1日(日)
  • 場所 サンスクエア堺ホール「サンスクエアホール」(大阪府堺市)
  • 大会テーマ 「21世紀に伝えたい、晶子と啄木の現代的意義」(案)

# 詳細は後ほど

 

2013-11-09

[][] 「アカシヤの街樾にポプラに/秋の風/…」啄木直筆資料展 函館 〜4/2

f:id:takuboku_no_iki:20131109165527j:image

[エンジェルトランペット]


函館市文学館

石川啄木直筆資料展「明治40年9月の書簡(札幌)より」

  平成25年10月14日(月)~平成26年4月2日(水)

  会場 函館市文学館2階展示室

  • 今年度は、明治四十年九月の書簡を展示いたします。 ふるさとを追われるようにして移り住み、呼び寄せた家族と慎ましくも安定した生活が得られたかに思えた啄木の函館暮らしも、明治四十年八月二十五日の大火によって 一変します。
  • やむなく新しい生活の糧を求めて、百三十二日間滞在した函館を後に札幌に向かいます。

「アカシヤの街樾にポプラに/秋の風/吹くがかなしと日記に残れり」

  • 先が見えない漂泊の愁いの中にいる啄木の心の姿を感じていただくとともに、夫啄木の漂泊に翻弄され続ける妻節子の人生にも思いをはせていただければ幸甚に存じます。折しも、本年平成二十五年は節子没後百年に当たります。

  函館市文学館 函館市末広町22-5 0138-22-9014

 

2013-11-08

[][] 啄木の旅の軌跡を時刻表から正確に割り出す

f:id:takuboku_no_iki:20131108172007j:image 

[シモツケソウ]


啄木の旅、時刻表から解明 札幌の太田さん出版

  • 札幌市在住で札幌啄木会代表の太田幸夫さんが、歌人石川啄木の旅を当時の時刻表を探し出すなどして丹念に調べ、「石川啄木の“旅”全解明」(富士コンテム刊)にまとめ上げた。啄木の旅の軌跡を時刻表から正確に割り出したのは初めてといい、啄木研究者だけでなく鉄道ファンらの注目も集めそうだ。

(2013-11-07 朝日新聞)

 

2013-11-07

[] 「じぇじぇじぇ」賢治・啄木もつぶやいた?

f:id:takuboku_no_iki:20131107164930j:image

[ドウダンツツジ]


時空つなぐ「じぇじぇじぇ」 賢治・啄木もつぶやいた?

  • 『あまちゃん』の台詞(せりふ)にあらわれ、方言ながら全国的に愛用され、今年一番の流行語となった「じぇじぇじぇ」。もともとは舞台となった久慈市でもお年寄りの間で細々としか話されていなかった、ということは知られているが、実は地域(久慈)という空間ばかりか、時間を超えて日本人をつなぐ感動詞なのである。
  • 《今ごろは、あの世で啄木に逢(あ)って、啄木が、

 「ゼ! 書いたね」

 伊東さんが、

 「ウン、書いた!」

 二人が、

 「ハハハハハ」

 と笑っているのではないだろうか》

  • 岩手・渋民(しぶたみ)村出身の夭折(ようせつ)の詩人、石川啄木の旧友で親友だった伊東圭一郎著『人間啄木』。啄木の悪童ぶりを愛情をこめて描いたこの伝記に寄せた、やはり啄木の親友で、わが国の言語・国語学の巨星、金田一京助による献辞の一節だ。
  • つまり、明治から昭和初期、賢治や啄木も「じぇじぇじぇ」とつぶやきながら詩歌や童話、小説を書いていた可能性が高いのだ。(関厚夫)

(2013-11-07 産経ニュース)

 

2013-11-06

[] 石川啄木ではないが、「節約すれど 節約すれど 猶(わが)生活 楽にならざり…

f:id:takuboku_no_iki:20131106170141j:image

[カエデ]


年収800万円以上の「エア節約」

 “プチ贅沢”で家庭不和の悲劇も

  • 年収800万円以上アッパー・ミドルの家計が急速に悪化している。このままだと彼らの行き着く先はいったいどこになるのか?
  • 年収が高くなるほど日常生活のなかで無駄遣いをする人が増え、家計に余裕がなくなっているのが実態だからだ。
  • 彼らは節約しているつもりでも、本当の意味での節約ができていない。だから、家計は上向かない。
  • 石川啄木ではないが、「節約すれど 節約すれど 猶(わが)生活 楽にならざり ぢっと手を見る」という心境であろう。そして、夫婦の間で節約できないことに対する責任を押し付け合い、家庭不和という悲劇すら招きかねない事態に陥っていくのだ。

(2013-10-27 SankeiBiz)

 

2013-11-03

[] 空を仰ぐといふことが一度もなかりき。 啄木

f:id:takuboku_no_iki:20131103173334j:image

[クコ]


 [日曜に書く] 論説委員・清湖口敏

若者よ、顔を上げて歩こう

  • 最近の若者の歩行の遅さといったら、一部ではあるにせよ目に余る。
  • 大抵がスマートフォン(スマホ)に夢中になっているのである。目がスマホの画面にくぎ付けになっているものだから、歩行が緩慢になるのも無理はない。
  • 「この四五年、空を仰(あふ)ぐといふことが一度もなかりき。かうもなるものか?」(石川啄木)
  • 若者よ、たまにはスマートフォンから目を解き放し、すっかり深まった秋の澄み渡る大空を仰いでみようではないか。

(2013-11-03 産経ニュース)

 

2013-11-01

[][] 明治の青春:石川啄木を軸に 講座 …札幌

f:id:takuboku_no_iki:20131101171522j:image

[ギョリュウバイ]


<ちえりあ学習ボランティア企画講座>

明治から大正の青春群像の物語〜懸命に社会とむきあった青年たちのお話し〜

長い封建時代が明治維新で終わり、…民衆からは強権的な政治姿勢に対して自由民権運動がおこり、その思想を文学や文芸などで表現しようとする青年たちが現れました。

明治末期から大正期にかけて、激しく揺れる時代にほんろうされながら、懸命に社会とむきあった青年たちの物語にスポットをあててお話しをします。 

  • 2013年11月8日〜 
  • 11/8(金) 18:45〜20:45

  明治の青春:石川啄木を軸に 〜青春の生涯を解きます〜

    講師 北海道文教大学非常勤講師 北村 巌

  • 札幌市生涯学習センター 札幌市西区宮の沢1条1丁目1-10

 

 | 
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2010 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2014 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2015 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2016 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2017 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2018 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |

カテゴリー


「本家 啄木の息」は、下記のリンクでご覧になれます。

・石川啄木 年譜 ………… 26年と53日の生
・ローマ字日記………… 漢字と仮名では書けないことをローマ字で
・啄木文学散歩………… 息づかいの聞こえる ゆかりある場所を訪ねて
・啄木行事レポート …… イベントに参加しての私的レポート
・啄木の 女性たち ……… 啄木の人生を彩った「忘れな草」たち
・啄木と花 ……………… 歌に登場する花や木の資料

◉ 「本家 啄木の息」のトップページ ……………… アーカイブです。


ページビュー
1352582