啄木の息 <ブログ版>

─ いまもなお瑞々しく語りかけてくる啄木の魅力を追い その息づかいに触れてみたい ─

     「本家 啄木の息」のリンクは、このページの最下段にあります。

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2014-03-28

[] 啄木「一握の砂」の口絵を描いた名取春仙の屏風絵 寄贈

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[ミツマタ]


名取春仙が描いたびょうぶを寄贈 山梨県立美術館へ

  • 旧明穂村(南アルプス市)出身で、歌舞伎の役者絵などで知られる日本画家、名取春仙(1886-1960)が描いた屏風「春興鑑獅子図」が、甲府市の県立美術館に寄贈された。幅4メートル近い大作。鏡獅子を舞う歌舞伎役者の姿が描かれている。
  • 春仙は役者絵のほか、夏目漱石の「三四郎」や島崎藤村の「春」など新聞小説の挿絵を描いたり、石川啄木の「一握の砂」など文芸本の口絵を描いたりして、近代小説挿絵史上に名を残す。

(2014-03-27 朝日新聞)

 

2014-03-27

[] 石川啄木と野村胡堂との『ワーグナー論争』なども… 3/29

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[カンヒザクラ]


調布・仙川のギャラリーで「トーク&レコード・コンサート」

  • 2014年3月29日 開演 18時30分〜
  • 東京都調布市仙川 プラザ・ギャラリー・北プラザ(調布市仙川町1)
  • 料金 2,000円(1ドリンク付き)

調布市仙川のプラザ・ギャラリー・北プラザで3月29日、「春のトーク&レコード・コンサート 野村あらえびすコレクションから『ドイツの名唱を聴く』」が開催される。

司会は、同財団理事で第1回野村胡堂賞を受賞した小中陽太郎さん。トークはエッセイストで牧師の太田愛人さんとドイツ文学者で東京大学名誉教授の高辻知義さん。

担当者は「野村あらえびすと同郷の盛岡出身で3歳後輩にあたる石川啄木(1885−1912)との『ワーグナー論争』など、聞き逃せない話題のレコードもある」と話す。

(2014-03-27 調布経済新聞)

 

2014-03-26

[][] 啄木と遊ぼ! 盛岡教室 4/4〜6/20

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[オオイヌノフグリ]


○ NHKカルチャー 盛岡教室

啄木と遊ぼ!

  • 講師 山本 玲子 音楽家 吉田 真央
  • 2014年4月4日〜6月20日(第1・3金曜) 13:00〜15:00
    • 心を詠む啄木のうた
    • 啄木の歌と曲のコラボ
    • 「啄木かるた」で遊ぼう
    • 啄木作品に耳を傾けよう
    • 啄木とお散歩
    • 啄木を知り、自分を知ろう

 

2014-03-25

[] 小学校のとき、石川啄木が大好きだった 永山則夫

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[ミモザ]


愛国心でも愛郷心でもない、日本人の教養

  山折哲雄×安西祐一郎

山折

  • その作品(ノンフィクションライターの堀川惠子さんの作品。岩波書店『永山則夫 封印された鑑定記録』)を読んで、私は2つのことを知りました。
  • ひとつは、彼が北海道の網走の生まれで、貧困と飢餓からものすごい虐待を受けていたこと。母親に3度捨てられたと言っているくらいです。そういう経験の中であの犯罪を犯したわけです。
  • 一方、彼は知的にはかなりのものを持っていたようです。小説をずっと書き続けて、獄中で書いた『無知の涙』は、世間でも話題になりました。彼の告白の中に、自分は小学校のとき、石川啄木が大好きだったとあります。それからいろんな人生経験を経て、米軍基地からピストルを奪って第1の殺人を行う。その直前まで読んでいたのがドストエフスキーの『罪と罰』です。ラスコーリニコフが自己中心的な人間で高利貸しの老婆を殺す。その場面を読んだ直後に犯罪を犯しているんですね。
  • ところが彼は、その後にラスコーリニコフが娼婦のソーニャと出会って救われる話まで読んでいないわけです。これもやっぱりショックでしたね。あの悲劇の少年がその青春時代の同伴者にしたのが、啄木とドストエフスキーだったわけです。
  • そのことから、戦後の文学研究や文学教育のあり方について反省しました。私は犯罪防止という点から、文学の持っている力はものすごく大きいと思いますが、それを気づかせるのに、精神鑑定書が世に現れるまで20年が経っているわけです。

(2014-03-25 東洋経済新報)

 

[] 啄木のように「ふるさとの訛りなつかし」と、駅に行っても…

天地人 東奥日報

  • 詩人の高木恭造さんのお話を伺うため、弘前市の眼科医院を兼ねた自宅を訪ねたのは28年前だった。「方言詩は、ギター、三味線、バレエ曲など、どんな音楽にも合う」と津軽弁の音楽性について教えていただいた。
  • 高木さんのことを思い出したのは、本紙に先日載った「平和の日」青森の集いの連載で、詩人のアーサー・ビナードさんの話が興味深かったからだ。
  • 集いで作家の浅田次郎さんは「東北弁を耳にした時、音楽のようだと思った。フランス語のようにも聞こえる」と語った。これも高木さんの話に相通じる。一方で、浅田さんは「方言が失われると日本中が新幹線の駅のように(同じに)なってしまう」と心配していた。
  • 寝台特急「あけぼの」が定期運行を終え、上野−青森間の夜行列車が消えた。昭和が一気に遠のいた感がある。石川啄木のように「ふるさとの訛(なま)りなつかし」と、駅に行っても方言を耳にする機会はまれになるのだろう。

(2014-03-23 東奥日報>天地人)

 

2014-03-24

[][] 「音の響きによる分析」によって啄木短歌の魅力を解明 新刊書

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「響きで楽しむ『一握の砂』」

 目良卓 著 桜出版 2014年4月発行 1,500円+税


  いのちなき砂のかなしさよ

  さらさらと

  握れば指のあひだより落つ


言葉には、意味と共にその語のイメージを伝える機能があります。本書は、文学研究の分野では未開拓の、音相学を応用した「音の響きによる分析」によって啄木短歌の魅力を解明したものです。

言葉の選択に迷ったとき、ぜひ本書を紐解き、イメージ通りの作品づくりにご活用いただければ幸いです。

啄木の文学は明日へ向かって真剣に生きる者への限りない応援歌です。『一握の砂』より百首選んで、その魅力について語りたいと思っています。(著者)


目次

 「音相学」について

 我を愛する歌

 煙(一)(二)

 秋風のこころよさに

 忘れがたき人人(一)(二)

 手套を脱ぐ時

「響きで楽しむ『一握の砂』」

 目良卓 著 桜出版発行

 2014年4月発行 1,500円+税

桜出版(03-3269-3420) 問い合わせ

 

2014-03-20

[][] 堺市で国際啄木学会 5/31~6/1

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[チューリップ]


国際啄木学会2014年 堺大会

○ 日程 2014年5月31日(土)・6月1日(日)

○ 会場 「サンスクエア堺」(大阪府堺市堺区田出井町2-1)

○ 主催 与謝野晶子倶楽部、国際啄木学会

 共催名 「晶子フォーラム2014・国際啄木学会2014年堺大会」

 共催テーマ 「君死にたまふことなかれ」110年・「啄木」雅号誕生110年

  21世紀に伝えたい、晶子と啄木からのメッセ−ジ


  会場アクセス

 *一般の方の参加歓迎*


◎5月31日(土)

  • 合同フォ−ラム I (研究発表会)

 9:00〜 開場・受付


A会場(「サンスクエア堺」A棟2階の「第1会議室」)       

 9:20〜 赤崎 学(北里大学非常勤講師)「井上哲次郎の影・ワグネルの思想再読」

 9:50〜 西連寺 成子(明治大学兼任講師)「昭和期の啄木受容の一側面」

 10:20〜 松平 盟子(歌人)「大都市東京が啄木に与えたもの―社会風俗からの検証を中心に―」


B会場(「サンスクエア堺」A棟2階の「研修室2」)

 9:20〜 森下明穂(堺市文化課学芸員)「堺市における晶子顕彰施設について」

 9:50〜 足立匡敏(甲陽学院教員)「堺市所蔵の晶子資料について」

 10:20〜 石川美代子(与謝野晶子倶楽部会員)「山川登美子の短歌について」

 11:00〜 2014年度総会(第1会議室)


  • 合同フォ−ラム II (「サンスクエア堺」B棟1階の「サンスクエアホ−ル」)

 13:00 開場・受付  ☆フリ−マ−ケット(書籍、グッズの販売)


第1部

 13:25〜 開会あいさつ(竹山修身堺市長、難波利三与謝野晶子倶楽部会長)

 13:35〜 短歌作品の表彰式・講評(審査委員長 松平盟子)

 14:00〜 「晶子と啄木の詩歌を歌う」(泉陽高等学校音楽部 Chor.Draft ヴォ−チェ・コン・カロ−レ)

  

第2部

 15:00〜 パネルディスカッション「晶子と啄木における詩歌と評論の現代的意義をめぐって」

  コ−ディネ−タ−:瀧本和成(立命館大学教授)

  パネリスト:今野寿美(歌人)、ジャニ−ン・バイチマン(大東文化大学名誉教授)、

        田口道昭(立命館大学教授)

 16:40〜 閉会あいさつ (望月善次国際啄木学会会長)

 17:30〜 交流会 (与謝野晶子倶楽部と国際啄木学会の合同の懇親会)        

  会場 「ホテルサンル−ト堺」(堺市堺区少林寺町西1-1-1)

  会費 5.000円


6月1日(日)

  • 文学研修バスツア−(堺市内の晶子顕彰施設)

 「ホテルサンル−ト堺」9:00出発 定員40人

  参加費3.500円〜4.000円(予定)

晶子生家跡、千利休屋敷跡、覚応寺、西本願寺別院(与謝野晶子歌碑)、泉陽高等学校(「君死にたまふことなかれ」の詩碑)、高層館、堺市立文化館(与謝野晶子文芸館)、堺市優良観光土産品販売所  レストラン「木曽路」昼食

 昼食後に、南海電鉄本線「堺駅」解散 14:00〜14:30ごろ

***

 国際啄木学会HP

 

2014-03-19

[][] 歌謡曲やテレビCMと啄木短歌の関連性など -啄木入門書

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[キヅタ]


新感覚の啄木入門書を出版

啄木研究最前線で活躍する国際啄木学会副会長の池田功・明治大学教授が「石川啄木入門」を出版した。歌謡曲やテレビCMと啄木短歌の関連性など新たな切り口を織り交ぜ、短歌、詩、小説、評論、日記、書簡に分けて啄木像に迫る。

(2014-03-18 北海道新聞>短信)

『石川啄木入門』池田 功 著 桜出版 発行 1260円

  • 問い合わせ 桜出版 03-3269-3420

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2014-03-15

[] 啄木が妻にひた隠しにしていた秘密とは…。読売テレビ 3/23

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[ツバキ]


超時空バラエティ 読売テレビ

  ◎放送対象地域は近畿広域圏(大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・奈良県・和歌山県)

「目撃! タイムトラベール」

  • 2014年3月23日(日) 15:00 〜 16:30

歴史の裏に隠された驚きの真実、その決定的瞬間を目撃する新感覚バラエティ特番。



「恋のトラベ〜ル・ツアー」では偉人たちの恋愛にまつわるオモシロイ瞬間に立ち会う。発明王エジソンのユニークなプロポーズ、石川啄木が妻にひた隠しにしていた秘密とは…。

出演 佐野史郎、中田有紀、荒俣宏、岡田圭右(ますだおかだ)、嗣永桃子、博多華丸・大吉、山寺宏一(声)

 

2014-03-14

[] 啄木ゆかりの東京本郷「喜之床」跡もロケ地に TBS 3/20

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[ウメ]


TBS「プレバト!! SP」

  • 2014年3月20日(木)  19時00分〜20時54分

「春の芸能人俳句査定スペシャル」

出演者がお題をもとに俳句を詠み、順位を競う。

夏目漱石・森鴎外・樋口一葉・石川啄木ら、そうそうたる文豪のゆかりの地、文京区の本郷や、銀座界隈などを練り歩く。

  • 出演 浜田雅功、生駒里奈、三遊亭円楽、竹田恒泰、ダレノガレ明美、菜々緒、藤本敏史、又吉直樹、渡辺えり
  • 専門家ゲスト 大久保智弘、夏井いつき

 

2014-03-13

[] 被災地に立つと啄木の歌が沁みる -サンデー毎日

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[モモ]


サンデー毎日 [2014年3月23日号]

 歌鏡(十)

  やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに

                    石川啄木

  • 岩手県の弓弭(ゆはず)の泉に源を発し、盛岡市や花巻市などを通って宮城県に流れていく北上川は、流域面積1万150平方キロメートルを誇る東北最大の川だ。啄木の他に宮沢賢治も斎藤茂吉も歌を詠んでいる。
  • 3月11日に発生した東日本大震災で最も痛ましい出来事の一つとして記憶されるのが、石巻市立大川小学校の悲劇だろう。「ふるさとのやまに向ひて言ふことなしふるさとの山はありがたきかな」と詠んだ啄木は、大震災から3年経った今、故郷の人々にどんな言葉をかけたいだろうか。
  • 被災地に立つと、あらためて啄木の歌が沁みる。仕事がうまくいかなくても、病気でも、家族を育むために一生懸命働き、空を見上げ、山を仰ぎ続けた啄木。彼もかつて子どもを亡くしていた。どんなにつらくても悲しくても、生きる。どこかで自分を見てくれているであろう子どもに手を振るように、歯を食いしばって生き抜いていく。自然に抱かれ、魂を鼓舞させながら、啄木はそう決心していた。(歌人・田中章義)

 

2014-03-12

[][] 4/13 啄木忌記念講演 文京区小石川

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[ウメ]


啄木忌記念講演

 講師 池田功「石川啄木入門ー短歌・詩・小説・書簡・受容を中心に」

  • 日時 2014年4月13日(日)14:00〜 (13:30 開場)
  • 会場 小石川図書館4階 視聴覚ホール
  • 定員 80名(当日先着順)
  • 入場 無料 
  • 問合せ 小石川図書館 電話 03-3814-6745  東京都文京区小石川5-9-20
  • アクセス 地下鉄:丸の内線茗荷谷駅徒歩6分

 

2014-03-11

[][] 東日本大震災3年 いわて銀河プラザ

いわて銀河プラザ <岩手県のアンテナショップ>


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本日、2014年3月11日の岩手日報号外

東日本大震災から3年。




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今日までが、いわて三陸フェア。これからもイベントは盛りだくさん。

  • 特産品売れ筋【切落しショルダーベーコン 久慈まめぶ汁 三陸海宝漬 あわび海宝漬 くるみ餅】
  • ソフトクリームもおすすめ!



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場所は、晴海通りを挟んで歌舞伎座の向かい側。

歌舞伎座前に立つと、ビルの壁に「いわて銀河プラザ」の巨大看板が見える。



  • いわて銀河プラザ<岩手県のアンテナショップ>
    • 東京都中央区銀座5-15-1 電話 03-3524-8282
    • 地下鉄日比谷線「東銀座駅」6番出口前。都営浅草線「東銀座駅」A1出口 徒歩1分。

 

2014-03-10

[] 奥さんに「犬を飼おうか」と言ってみる啄木

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[ウメ]


*2014年3月5日の放送を視聴して

巨匠たちの輝き〜歴史を作ったアーティストたち〜

 <第22回「かなしみの詩」BS-TBS


「夢を追う者のかなしみ」を描いた石川啄木

啄木の詩の魅力

  • 高橋 源一郎(小説家)  普通の人が普通に生きている生活をそのまま歌にした。

< 何となく汽車に乗りたく思ひしのみ/汽車を下りしに/ゆくところなし >

「あ、おれもそうだ」という通奏低音(ベースにあるかなしみ)を取り出したところがすごい。

< ふるさとの訛なつかし/停車場の人ごみの中に/そを聴きにゆく >

  • 森 義真(石川啄木記念館副館長)  当時、地方から都会に仕事を求めてきた人が多かった。ふるさとには帰れないが、駅にいけばふるさとのことばと触れ合えるという、誰にもある気持ちを啄木がうまく歌いあげた。
  • ナレーション  啄木は神童と呼ばれ、文学で身を立てる夢を抱くが、家族を支えなくてはならない。小説家を志すも、挫折。そんなある日、突然頭の中に短歌が湧き出て3日間で281首という膨大な短歌を書き上げる。

< こみ合へる電車の隅に/ちぢこまる/ゆふべゆふべの我のいとしさ >

  • 森  小説家になれない挫折が、歌人啄木を生み出した。

2人が描いた死のかなしみ

  • ナレーション  石川啄木は「一握の砂」を発行したとき、死の病・肺結核におかされていた。自らの死を前に、それでも死ぬまで歌を詠み続けた。死後に出版された歌集「悲しき玩具」には、< 庭のそとを白き犬ゆけり。/ふりむきて、/犬を飼はむと妻にはかれる。>の歌がある。
  • 森  啄木の生活には犬を飼う余裕はなかった。でも、それをちょっと奥さんに「犬を飼おうか」と言ってみる、そこに啄木の願望があらわれている。
  • 高橋  この犬の歌は、希望のひと言になっている。詩人の義務は実況中継。生きていくかなしみを歌い、子どもの死に直面し、最後に自分の死に直面する。だけど、歌人であり詩人だから「かなしみ」から目をそらさない。生きなくてはならない。だから、人は啄木の歌を読むと元気が出る。

 

[] 「北の文学」67号 入選作・文芸評論

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「北の文学」67号 2013年11月  岩手日報社発行

 入選作・文芸評論

  • 森義真「啄木と牧水 二人の友情」

啄木と牧水の間には、どのような交友が結ばれていたのか。それを明らかにしつつ、啄木にとっての牧水との出会い、また牧水にとっての啄木との出会いは、それぞれどうした意味を持つのかについて論ずる。

 

2014-03-05

[] ふるさとの訛りなつかし……帰りたくても故郷は遠い 

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[ウメ]


「ふるさとの訛りなつかし」が支えた『アリバイ横丁』

 [ベテラン記者コラム]

  •  〈ふるさとの訛(なま)りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく〉

 石川啄木の歌が思い浮かんだ。

  • 岩手県出身の啄木は東京での暮らしになじめず、故郷が恋しくなると、上野駅に出かけた。帰りたくても故郷は遠い。せめて到着する列車からはきだされる乗客の、懐かしい東北弁を聞きたいからだった。
  • 上野駅のホームに歌碑がある。地方から都会に出てきた者は、誰もがこの歌に共感するだろう。
  • 大阪駅前の地下街にある「ふるさと名産」街が3月末で姿を消すという。誰が名付けたか、「アリバイ横丁」の名前の方が通りがいいかもしれない。
  • 国内どころか、世界各地のどんなものでも、ネットショッピングや通信販売で手に入る。が、そこには「ふるさとの訛り」は感じられない。便利になって、代わりに何かを失う。昭和世代の繰り言だろうか。

(2014-03-03 産経ニュース)

 

2014-03-03

[] 「人」の上に「一」を加えて「天」…『鎮魂 石川啄木の生と詩想』

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[ウメ]


遊座昭吾 著『鎮魂 石川啄木の生と詩想』

  評者 森 義真 石川啄木記念館副館長

「不思議な因縁とふるさとへの思い」

  • 宝徳寺(盛岡市玉山区渋民)の歴代住職は、14世遊座徳英、15世石川一禎、16世遊座芳荀、そして現在の19世遊座芳匡へと続く。その遊座家と石川家の織り成す系譜を、著者は「不思議な因縁」と言い表している。
  • 著者は短歌、詩、小説、評論、日記、書簡などの各ジャンルに優れた「詩想」を発揮した啄木の作品と生涯の原点は、故郷・渋民と青春時代を過ごした盛岡にあった、と説く。そのふるさとへの「鎮魂」という思いも、本書には込められている。
  • 本書は、講演記録、論考を中心に編まれているが、資料も組み込まれており、内容に厚みを増している。
  • 特に、盛岡第一高等学校白堊ホールにおける「最終講義」としての講演「啄木のまなざし」において、「天」は「人」の上に「一(はじめ)」を加えた「天」だという掴み取りには感服させられる。

(2014-03-02 しんぶん赤旗>読書)

 

[] 銀幕で知る人間啄木 盛岡・玉山、60年前の映画上映

  • 石川啄木の出身地、盛岡市玉山区渋民の住民に啄木の生き方を知ってもらおうと渋民地区自治会連絡協議会(佐々木由勝会長)は2日、同市玉山区の姫神ホールで映画「若き日の啄木 雲は天才である」(1954年、中川信夫監督)の上映会を開いた。60年前、映画に出演した住民も訪れ、郷土が生んだ歌人の生きざまや考えを描いたストーリーに真剣な表情で見入った。
  • 苦悩しながらも文学への熱い思いを曲げない姿に約450人の観衆はくぎ付けになった。

(2014-03-03 岩手日報)

 

2014-03-02

[][] 啄木の新しい魅力と賢治の朗読を楽しむ 3/29

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石川啄木の講演と宮沢賢治の朗読で楽しむ

「啄木と賢治の世界」

  • 2014年3月29日(土) 開場 13:30  開演 14:00  終演 16:00(予定)
  • 会場 八重洲ブックセンター本店 8階ギャラリー(東京都中央区八重洲2-5-1)
  • アクセス JR東京駅 八重洲南口 徒歩3分、東京メトロ銀座線京橋駅 7番出口徒歩 4分(明治屋出口)
  • 聴講 無料

プログラム

 ◎池田 功 <石川啄木講演(50分)>

  「石川啄木入門 ー 短歌を中心に」

 ◎野口田鶴子 <宮沢賢治朗読(50分)>

  ちゃんがちゃがうまこ/ざしき童子のはなし/永訣の朝/松の針/無声慟哭/手紙四


『石川啄木入門』(桜出版)出版を記念して、気鋭の若き研究者・池田功氏が、啄木の新しい魅力を語ります。

野口田鶴子さんによる宮沢賢治の朗読とともに、「啄木と賢治」のコラボレーションをお楽しみ下さい。


  • 講演の聴講は先着順です。お気軽にご来場下さい。
  • 問い合わせ先 桜出版(電話 03 - 3269 - 3420)

 

2014-03-01

[] 詩の世界の2トップ 石川啄木と中原中也 3/5放送

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[ひな祭り]


巨匠たちの輝き〜歴史を作ったアーティストたち〜

 <第22回「かなしみの詩」 3月5日 放送

  • 2014年3月5日(水)BS-TBS 22:00~22:56
  • ゲスト 小説家 高橋 源一郎

今回のテーマは「かなしみの詩」。詩の世界の2トップ石川啄木と中原中也。巨匠たちが詩に込めた「かなしみ」とは一体何だったのか? 2人の代表作「一握の砂」と「山羊の歌」から、その詩の魅力に迫ります。そして巨匠たちの晩年に訪れた最大のかなしみ・・・。今なお色あせない「悲しみ」の本質を探ります。

 

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「本家 啄木の息」は、下記のリンクでご覧になれます。

・石川啄木 年譜 ………… 26年と53日の生
・ローマ字日記………… 漢字と仮名では書けないことをローマ字で
・啄木文学散歩………… 息づかいの聞こえる ゆかりある場所を訪ねて
・啄木行事レポート …… イベントに参加しての私的レポート
・啄木の 女性たち ……… 啄木の人生を彩った「忘れな草」たち
・啄木と花 ……………… 歌に登場する花や木の資料

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