〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

30余年前 石川啄木の小説「二筋の血」が入試に出た

[ひなまつり]


「(葦)入試国語で本に出会う 野波健祐」[朝日新聞]

  • 大学受験シーズンも終盤だが、30余年前の経験を振り返ってみると、合否発表の瞬間は覚えているものの、答案用紙に臨んだ際の記憶は忘却のかなたにある。はて、どんな問題を解いたのだろう。
  • 入試から遠く離れた身で読み終えてみると、入試国語そのものが、ある種のブックガイドとして使えると思った。1996年の東大は科学史家・坂本賢三や作曲家・三善晃、京大は作家・幸田文の文章が出ており、これだけでも多種多様で、引用された断片も味わい深い。ちなみに記者が受けた共通1次試験を調べたところ、石川啄木の小説「二筋の血」が出ていた。「傍線部はどういうことか、説明せよ」の呪縛から放たれた今こそ、ゆっくり味わってみたくなった。

(生活文化部記者)
(2017-02-28 朝日新聞記事


啄木や賢治の作品から震災を考える

詩歌と震災、関係考える 盛岡で11日、復興フォーラム

  • 3・11いわて文化復興支援フォーラムは、11日午後1時半から盛岡市鉈屋町のもりおか町家物語館浜藤ホールで開かれる。
  • 前半は「詩劇〜公募震災詩から〜」。「いわて震災詩歌2017」から12編を音楽に乗せて朗読する。演奏はジャズピアニスト鈴木牧子さん。
  • 後半は、作家・ジャーナリスト外岡秀俊さん、詩人城戸朱理さん(盛岡市出身)のディスカッション「震災と詩歌」。石川啄木宮沢賢治の作品や、言葉の力から震災を考える。
  • 申し込みは、平日午後1時から7時まで、いわてアートサポートセンター(019・604・9020、メールkaze@iwate-arts.jp)へ。

(2017-03-03 岩手日報記事


啄木のふるさと 地域おこし協力隊 募集!

玉山地域に人を呼び込む仕掛け人、募集!
 石川啄木のふるさと・玉山で活動する盛岡市地域おこし協力隊

盛岡市北部に位置する玉山地域(旧玉山村)は西に岩手山、東に姫神山を臨む中山間地で、岩手が誇る詩人・石川啄木が生まれた地でもあります。平成18年に盛岡市と合併しましたが少子高齢化や人口減少が進んでおり、今回地域おこし協力隊制度を活用することで、旧玉山村時代にオープンした交流施設「ユートランド姫神」を軸とした地域活性を図ろうとしています。「ユートランド姫神」の現状と玉山地域の特徴など、盛岡市職員の方に伺ってきました。(writer:岩手移住計画)


〇岩手が誇る詩人・石川啄木が生まれた地

  • 盛岡市の玉山地域は平成18年に盛岡市と合併するまでは、人口約1万4千人の玉山村でした。今回訪ねた盛岡市玉山総合事務所(写真上)は、旧玉山村役場で、市内中心部から車で30分ほどのところにあります。

道路を挟んだ向かいには、詩人・石川啄木が作詞した校歌を歌い継ぐ、歴史ある渋民(しぶたみ)小学校があり、近くには啄木記念館や歌碑もあります。啄木が生まれた寺や、彼が通い、代用教員も務めた小学校も残っているなど、玉山の地域住民にとって石川啄木はとても身近な存在です。

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少しでも興味がわいたら、ぜひ下記の説明会への参加をお勧めします。日程があわない場合は個別のお問い合わせにも対応しています。ご応募、お待ちしています!

(2017-03-01 移住・交流プロジェクト「ココロココ」事務局)申込等詳細