〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

 啄木の最後をみとった “牧水の企画展” 宮崎 〜7/8

企画展
「牧水」第2弾、花にまつわる32首紹介 日向・記念文学館 /宮崎

  • 宮崎県出身の歌人若山牧水の短歌から花にまつわる歌を厳選した企画展「牧水の花」が、日向市東郷町若山牧水記念文学館(伊藤一彦館長)で開かれている。昨秋の「牧水の月」に続く「花鳥風月シリーズ」の第2弾で、若山牧水没後90年記念事業の一環。7月8日まで。
  • 牧水の短歌約9000首のうち自然に関する歌は約3800首。このうち植物は180種類が登場するという。本展では四季の花8種類ずつ計32首を解説付きで紹介している。
  • 「うっとりと ダリアの花の 咲きて居り、ひとのなやみを 知るや知らずや」(思わず見とれてしまうような美しいダリアの花が咲いている 人の悩みを知ってか知らずか)
  • 他に、180種類の植物ごとに牧水が詠んだ短歌数が分かる一覧表▽牧水の直筆作品2首▽石川啄木の最後をみとった臨終記とその時の作品3首−−なども展示し、充実した内容となっている。(勝野昭龍)

(2018-05-24 毎日新聞


記事