〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「幻の藤沢周平作品『石川啄木』」講演会

[バラ] 特別講演会 藤沢周平の作品を楽しむ会福島例会 29日午前10時半・福島市のMAXふくしま4階A・O・Z。「藤沢周平とっておき十話」の著者、沢田勝雄さんが、「幻の藤沢周平作品『石川啄木』」と題して講演する。 参加費は700円。福島例会の新明代表…

“渋川玄耳”のふるさと佐賀県を訪ねて <その7 (おわり)>

啄木文学散歩・もくじ 『一握の砂』の序文を書いた“渋川玄耳”のふるさとを訪ねて [玄耳墓所近くに咲く「キバナシュクシャ」] いつ読んでも斬新で面白い 渋川玄耳(藪野椋十)の序文 ◎…… 藪野椋十(渋川柳次郎)の序文は、その後無数に書かれた『一握の砂』評…

“渋川玄耳”のふるさと佐賀県を訪ねて <その6>

啄木文学散歩・もくじ 『一握の砂』の序文を書いた“渋川玄耳”のふるさとを訪ねて [佐賀県武雄市の観光パンフレット] 啄木日記のなかの渋川玄耳 明治四十二年当用日記三月一日 月曜 昼飯をくつて電車で数寄屋橋まで、初めて滝山町の朝日新聞社に出社した、 佐…

「篠 弘 講演 “啄木からの影響”」 ラジオ第1 11/29

[アワモリショウマ] NHK ラジオ第1 文芸選評「篠弘講演 “啄木からの影響”」 放送日時 2014年11月29日(土) 午前11:05〜午前11:50(45分) ジャンル:ドキュメンタリー/教養 > 文学・文芸 司会 金井直己・松本慶子 〜NHK函館放送局で収録〜 ─────────────…

〈友がみなわれよりえらく見ゆる日よ/花を買ひ来て/妻としたしむ〉啄木

小社会 高知新聞 コラムニストだった青木雨彦さんは、サラリーマンたちが胸の内を詠んだ「会社万葉集」を編んだとき、後書きにこう記した。「それにしてもあの、石川啄木という奴(やつ)はイヤな奴だ」と。 〈はたらけど/はたらけど猶(なほ)わが生活(く…

「人といふ人のこころに一人づつ囚人がいてうめくかなしさ」啄木

[セイタカアワダチソウ] サンパウロ新聞 文協 図書・映画便り「人といふ人のこころに一人づつ囚人がいてうめくかなしさ」 サンパウロにおける日系社会の各団体から「次世代が育たない」ことや「若手日系人が団体活動に参加してくれない」ことで悩んでいると…

「2014 啄木学会台湾会議」から

[シリーズ15「石川啄木詩歌研究への射程 」表紙] 「啄木学会台湾会議から」 望月善次(同学会会長) (上) 「実践」を視野に緻密 脱境界の詩人、批評家 国際啄木学会の「2014南臺国際会議」は、台南の南臺科技大でこのほど開かれた。テ−マは「台日相互理解…

“渋川玄耳”のふるさと佐賀県を訪ねて <その5>

啄木文学散歩・もくじ 『一握の砂』の序文を書いた“渋川玄耳”のふるさとを訪ねて 澁川玄耳文学之碑 白木原集落の角に建つ渋川玄耳文学碑。 小田志小学校跡から100メートルほど北へ行ったところ。 カーブした道の角に文学碑がある。 “われかつてここにすめり”…

“渋川玄耳”のふるさと佐賀県を訪ねて <その4>

啄木文学散歩・もくじ 『一握の砂』の序文を書いた“渋川玄耳”のふるさとを訪ねて 渋川玄耳が入学した小学校を訪ねて、佐賀県武雄市西川登町小田志(ニシカワノボリチョウ コタジ)に行く。墓所から南方向(直線10数kmほど)のところ。 八坂神社への階段。右…

〜啄木の面影とともに〜 冬の北海道フルムーン

[ユウゲショウ] トレたび 冬の北海道フルムーン 〜石川啄木の面影とともに、3200kmの冬紀行〜 明治時代後期、鉄道の敷設に合わせるかのように北海道を漂泊した歌人、石川啄木。彼は冬にかけて、函館から札幌、小樽、釧路へと列車で転々と旅をした。冬の鉄旅…

“渋川玄耳”のふるさと佐賀県を訪ねて <その3>

啄木文学散歩・もくじ 『一握の砂』の序文を書いた“渋川玄耳”のふるさとを訪ねて 墓所近くの風景。 <漱石の朝日時代とその周辺> 濱川博(大妻女子大学紀要) (渋川が)法務官から新聞記者への転身話がまとまったのは、明治三十九年の末ごろで、渋川は三十…

“渋川玄耳”のふるさと佐賀県を訪ねて <その2>

啄木文学散歩・もくじ 『一握の砂』の序文を書いた“渋川玄耳”のふるさとを訪ねて 坂道を上ったところは静かな林になっている。墓所はこの先。 「渋川玄耳夫婦の墓」の表示板。 <『評伝 渋川玄耳』 著者 古賀行雄> 文芸社 大正11年、病に倒れ、房総半島の鴨…

“渋川玄耳”のふるさと佐賀県を訪ねて <その1>

啄木文学散歩・もくじ 『一握の砂』の序文を書いた“渋川玄耳”のふるさとを訪ねて 渋川玄耳といえば、朝日歌壇の選者に当時無名24歳の石川啄木を起用した人。 啄木の歌集『一握の砂』は玄耳の勧めにより始まり、刊行のときには玄耳が序文を書いた。 玄耳の祖…

「新聞記者としての石川啄木」啄木セミナー 11/15

[ハクモクレンの紅葉] さっぽろ啄木を愛する会・主催 啄木セミナー「新聞記者としての石川啄木」 2014年11月15日 午後4時〜 講師 黒川伸一氏(道新論説委員) 会場 KKRホテル札幌(札幌市中央区北4西5) 申し込み さっぽろ啄木を愛する会・齊藤さん 050…

啄木や賢治が愛した町 盛岡 <BS11> 11/12

[ハクモクレン] 日本ほのぼの散歩 ”色づく街で美食三昧!盛岡グルメ散歩” BSデジタル 11ch(211ch) 11月12日(水) 20時00分〜20時54分 石川啄木や宮沢賢治が愛した町としても知られる盛岡市。 岩手山を眼下に望み、雄大な北上川・中津川が市中を流れ、11月頃…

盛岡で青春を送った啄木と賢治「ふらり旅 いい酒いい肴 BS11」11/11

[ツルウメモドキ] ふらり旅 いい酒いい肴 「盛岡 宮沢賢治の世界と郷愁の居酒屋」 BSデジタル 11ch(211ch) 2014年11月11日(火)22時00分〜23時00分 出演者 太田和彦 「盛岡」の名は“幾春も華の恵みの露やこれ 宝の珠の盛る岡山”の連歌に由来するといわれ…

「はるかに北にふるさとの山見え来れば…」啄木

[クロガネモチ] 内館牧子の仙台だより 「ふるさと」の広瀬川(134) 私は東京から東北新幹線に乗ると、白石蔵王を通り過ぎたあたりから、ソワソワし始める。 そろそろ広瀬川が近いからだ。誰に命じられたわけでもないが、広瀬川は絶対に見ないとならない。広…