〖 啄木の息 〗

石川啄木の魅力を追い 息づかいに触れてみたい

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

 友人へのはがきは太く大きな文字で 啄木の決意

「函館で啄木の直筆原稿など展示」 [NHKニュース] 歌人、石川啄木が函館を訪れてことしで110年になるのに合わせ、函館市では直筆の原稿などを紹介する展示会が開かれています。 歌人、石川啄木は新天地を求めていまから110年前に函館を訪れ創作活動に取り組…

 啄木は小説家になりたかったのになれなかった日本を代表する歌人

[夏の紅葉] 「『雲は天才である』石川啄木著」 [本よみうり堂 読売新聞] 啄木は、小説家になりたかったのになれなかった、日本を代表する歌人である。自負心がすこぶる高く、若き日には〈近刊の小説類も大抵読んだ。夏目漱石、島崎藤村二氏だけ、学殖ある新…

 「このひとなら啄木も好きになりつらむいふことごとにみなよかりけり」金田一京助

[アジサイ] 「恋人」芸者 啄木思う遺品 [岩手日報] 明治期の歌人、石川啄木(1886〜1912年)が北海道釧路市で新聞記者として働いていた時期に親交があった芸者の遺品29点が釧路市に寄贈された。芸者は「小奴」の名で働いていた近江ジン(1890〜1965年)。啄…

 啄木ゆかりの遺品釧路市に寄贈 来年開設する釧路文学館で公開

[啄木かるた] 啄木ゆかりの芸者「小奴」の遺品寄贈 釧路の研究家 歌人・石川啄木の釧路時代のなじみの芸者だった小奴(こやっこ)=本名・近江ジン=さんの遺品29点が26日、釧路市に寄贈された。啄木と親交が深かった言語学者の故金田一京助さんが、釧路で近…

 ビールのモダンさを好んだ天才歌人・石川啄木

[あじさい] ◎歴史人物伝 [キリン歴史ミュージアム] ビールを愛した近代日本の人々 日本の暮らしにビールとワインが定着した背景には、さまざまな人の情熱や苦悩がありました。幕末から明治に活躍した偉人たちのビールとワインにまつわるストーリーをご紹介し…

 東京駅にて「東北六県 絆フェスタ」

東京駅の構内で「東北六県 絆フェスタ」が開かれていた。それぞれのブースに東北六県の名産品が並ぶ。 ここは岩手県のブース。入れ代わり立ち代わり、熱心に品物を選ぶ。 パンフ「いわて旅地図」の中の石川啄木。 石川啄木 盛岡出身の詩人・歌人。 明治38年…

 キーンさんの巡回展「石川啄木の日記を読み解く」札幌市 6/29〜7/23

[アジサイ] ◎ドナルド・キーン・センター柏崎企画展 「ドナルド・キーン 石川啄木の日記を読み解く〜最初の現代日本人〜」 展示内容 26年2ヶ月という短い生涯で、東京や北海道を転々とし、後世に残る多くの作品を残した石川啄木。 その魅力をキーン先生の視…

 「はたらけどはたらけど」非正規雇用労働者の悲惨な実情

「派遣のくせに」「立場をわきまえろ!」非正規で働く中年男性に投げかけられる無慈悲な言葉 はたらけどはたらけど猶(なお)わが生活(くらし)楽にならざり、とは石川啄木の歌だが、まさにそんな立場の人は、現代の日本でも数多くいる。 自身、中年になっ…

 「共謀罪」法公布 < やとばかり/桂首相に手とられし…>石川啄木

[バラアーチ] 「風土計」 [岩手日報] 「たそがれ」が映画「君の名は。」のキーワードだった。夕暮れ時、人の顔がぼやけて見えにくい。あなたは誰? 語源である「誰(た)そ彼」を詠んだ万葉歌が紹介される。 石川啄木の歌には「たそわれ」がある。<誰そ我に…

 「東海の小島の磯の白砂に それにつけても金の欲しさよ」

[クイーンエリザベス] 「いばらき春秋」 [茨城新聞] 梅干しは昔から庶民の万能薬といわれるが、短歌にも万能の下の句というのがあるらしい。「それにつけても金の欲しさよ」。この句さえ付ければ、どんな歌もそれなりに様になるという。 例えば、啄木の名歌…

 啄木記念館で「わたしのお茶碗」を作ろう! 8/5〜8/6

[ジャストジョーイ] 石川啄木記念館ワークショップ「わたしのお茶碗」◯ 内容 啄木の好きな短歌を書き入れ,模様やイラストを入れた自分だけのごはん茶碗を作ります! できあがった茶碗は持ち帰って、毎日使えます。 開催日時 平成29年8月5日(土)、8月6日(…

短歌募集……啄木コンクール 応募〆切 2018/1/31

[ダブルデライト] 2018年度「啄木コンクール」作品募集! 新日本歌人協会◎ 応募要項 作品 20首 テーマ 主題、内容は自由 表現形式 定型、口語・自由律を問いません 応募資格 どなたでも 応募〆切 2018年1月31日 応募先 新日本歌人協会「啄木コンクール」係 …

 石川啄木歌碑と厄除け大師と佐野の味

啄木文学散歩・もくじ (「啄木の息HP 2010年初春」からの再掲)佐野駅周辺 年末年始によく耳にする「初詣・関東三大師」として有名な佐野厄よけ大師は、春日岡山惣宗寺(そうしゅうじ)といい、JR 両毛線「佐野駅」・東武佐野線「佐野市駅」より徒歩10分足…

 啄木が通った「しゃも寅」の地名

[料亭しゃも寅跡の井戸 釧路市 2006年] 卓上四季「地名」 [北海道新聞] 江戸は上野のあたりから、長屋の連中がワイワイと出かけてゆく。目指す先は麻布の寺である。落語「黄金餅(こがねもち)」は、道中の地名を延々と語るのが聞き所だ。「新橋を右に切れて…

 佐野厄除け大師と啄木の歌 <3(おわり)>

啄木文学散歩・もくじ 3 「とちぎの百様 大図鑑」田中正造 石川啄木歌碑の裏 為竣徳院殿義巌徹玄大居士 七十四回忌菩提也 春日岡山惣宗寺住職旭岡聖順建之 奇しくも石川啄木生誕百年を記念して 昭和六十一年九月四日 佐野ラーメン・透き通った醤油スープ 絵…

 佐野厄除け大師と啄木の歌 <2>

啄木文学散歩・もくじ 2 「田中正造翁之墓」と「啄木歌碑」 「嗚呼慈侠 田中翁之墓」と「啄木歌碑」 夕川に葦は枯れたり 血にまとう民の叫びの など悲しきや 石川啄木 碑文 近代日本の先駆者田中正造翁は 明 治三十四年十二月十日第十五議会開 院式から帰る…

 石川啄木の曾祖父は 戦国忍びの伝系の隠密同心…

[真言宗大谷派 心光山常照寺] ◎ 芸文かづの 第43号(平成29年3月31日発行 秋田県鹿角市芸術文化協会)「啄木の母方の曾祖母熊谷ヱイ(毛馬内常照寺生まれ)と曾祖父工藤乙之助(おとのすけ)について」 村木哲文 1 啄木の母方の曾祖母熊谷ヱイ(毛馬内の常照…

 講演 “寺に生まれた啄木の生い立ちが作品に影響” 啄木祭

[アジサイ] 全国から500人が遺徳偲ぶ 恒例「啄木祭/岩手・盛岡市 歌人、石川啄木の遺徳を偲ぶ恒例の「啄木祭」が3日、岩手県盛岡市渋民で行われました。 啄木祭には全国から愛好家、およそ500人が集まりました。啄木ゆかりの曲の鼓笛隊演奏や合唱が行われた…

 佐野厄除け大師と啄木の歌 <1>

啄木文学散歩・もくじ 1 佐野厄除け大師 本堂と庭 佐野厄除け大師は、惣宗寺(そうしゅうじ) という天台宗の寺。 厄除け祈願と、身体安全・家内安全・心願成就・交通安全・合格祈願・良縁成就・子授成就などの祈願も受け付けている。 この季節、庭のツツジ…

 カーブを曲がり実家の村が見えた時、涙あふれ 「ふるさとの山にむかひて…」

[ブルーベリー] 「あの日の涙 故郷の山に向かいて思う」 肥前杜氏の四季(3) 蔵元での雇用期間が満了すると、離職票をもらって職業安定所(ハローワーク)に求職を申し込む。失業保険の給付金を受給しながら細々と農業や漁業に勤(いそ)しむが、それだけ…