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2018-05-21

[] 「牧水と啄木」国際啄木学会 宮崎大会 <2>

[ベニバナトチノキ]


啄木と牧水 -上(つづき)-

 国際啄木学会 2018年宮崎大会

  • 牧水が1910(明治43)年に創刊した雑誌「創作」は北原白秋ら早稲田大時代の友人や啄木などの新世代を集めた。尾上柴舟の「短歌滅亡私論」に啄木が「一利己主義者と友人との対話」で反論するなど、歌壇に清新な風を起こした。
  • 伊藤さんは「短歌滅亡が論じられるような時代に、新しい歌を模索していた牧水の心に啄木の歌が響いた」と、牧水と「創作」にとって啄木が欠かせない存在だったことを指摘。
  • 三枝さんは明治43年を「(牧水の「別離」や啄木の「一握の砂」など)名歌集の集中した年」とし、与謝野晶子ら和歌革新の第1世代に次ぐ第2世代が成熟したタイミングだったとした。
  • 「一握の砂」巻頭歌の「「東海の小島の礒の白砂に/われ泣きぬれて/蟹とたはむる」は「創作」自選歌号の冒頭に置かれていた。太田さんは「既に『一握の砂』の原型がある。名歌集のデッサンは自選歌号で決まった」と論じた。

(2018-05-17 岩手日報)



(つづく)



[] 牧水と啄木の魅力を自身の言葉で伝えた鼎談に感動

牧水と啄木 魅力考察 宮崎市

  • 歌人の若山牧水と石川啄木について掘り下げて学ぶ「牧水と啄木 短歌と人をめぐって」は12.13日、宮崎市の宮崎産業経営大などであった。
  • 12日は若山牧水研究会代表の伊藤一彦さん、日本歌人クラブ会長の三枝昻之さん、天理大名誉教授の太田登さんが「近代短歌史における牧水と啄木」と題し鼎談した。
  • 伊藤さんによる記念講演や、宮崎大教育学部の中村佳文教授ら3人の学識者らの研究発表などもあり、約100人が参加した。
  • 国際啄木学会会長の池田功さん(明治大政治経済学部教授)は「名高い3人の先生が、牧水と啄木の魅力を自身の言葉で伝えた鼎談に感動した。国際啄木学会としても、歴史に残る時間だ」と話していた。
  • 13日は日向市東郷町の牧水生家などをめぐる「文学散歩」があり、牧水作品が生まれた背景などについて認識を深めた。(内田啓一)

(2018-05-17 宮崎日日新聞)



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