60+18×ソーシャルタギング3

近日中にWEBサイトを作り直すはずが、余暇も削がれていって時間かかってしまいそうな感じなのでとりあえずブログだけちょっとデザイン変えました。WEBサイトが変わった時にまたブログもいじることになるが、まぁいいやということで。先日アップした「集団推理検索プロジェクト」の評判がとても良く大ヒット!らしいが、ぼくはそれより誰も読んでないソーシャルタギングの議論の方が傑作になるかもと一人信じてるわけだ。しかし誰もそんな話は私としてくれないので(笑)、思考実験をブックマークしてくれる陰気なはてな市民のために論考は続けていきたい。私は仕事では「アウトプットができない奴はゴミだ」などの暴言を吐くほどにベタな態度をあえて政治的に取ってはいるが(みなさん、アウトプットに疲れた私にインプットする時間をください)、本音は抽象的な思考をするのが大好きだし、文学の話なら夜通ししたいし、テクストを書く人間を尊敬してもいるわけだ(ただそんな連中がはびこると国家はダメになるwww)。

余談が過ぎた。どうせなら本編も余談にしてみるか。なぜ私はソーシャルタギングに注目しているのかその理由の断片を説明してみる。「10年前に比べて情報量は410倍になった」という煽動文句はインタラ系で社会学好き系の軽薄極まりない広告マンのあいだで一気に流行ったが、その情報こマユツバものである。この410倍の99%はインターネットの情報のことで、しかもその内訳のほとんどは人間が認知できないゴミのようなログデータばかりを指しているからだ。純粋に我々が摂取可能な情報はほんの一握りだ。だからそもそも意外に情報は増えていないのではないか、という仮説も立てられるかもしれない(まぁ そりゃ増えてはいますけどね)。『情報大爆発』はトンデモ本なんだと。『ホリスティック・コミュニケーション』が出版された時は、私は「これはヤバい。広告業界あまりに軽薄だろ」と思って、褒めるレビューが得意の私ながら珍しくAmazonで痛烈な批判を書いた。ネガティブなコメントは支持されないのがAmazonレビューだが、私のコメントはけっこうな支持を得た。と思ったら削除された。情報が爆発してるんだったら沈下すんなよと。減らすなよと。やはり秋山は信頼できない。いや秋山の仕業ではないだろうけど。

文章がまるで切込隊長みたいになって話も横道に逸れっぱなしなので起動修正する。なぜソーシャルタギングがアツいのか。それは情報大爆発を立証してしまう武器になるからである。410倍になったログデータをすべて我々が解析できるとすれば、それは真の意味で情報大爆発になりえるのではないか。認知限界を超えることの証左になるのではないか。その可能性の中心にあるのは、ログデータを格納するメタデータの実装であり、実践的なアイデアとしてのソーシャルタギングXMLがある。だから秋山さんはこのエントリのアップをぜひ楽しみに待っててくださいwww

情報大爆発―コミュニケーション・デザインはどう変わるか

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ホリスティック・コミュニケーション

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