キーワード化する


この言葉は『高井式一生使える勉強法』(かんき出版刊)に出てきた言葉です。
著者は、経営の合理化や改革・再建に40年以上の実績を持ち、
豊富な知恵と人脈でも知られる弁護士の高井伸夫さんです。
高井さんは次のように書いています。


どんな人にも、そのときどきの人生のテーマや興味の対象があると思います。
「自分はいま、どんなことに関心を寄せているのか」改めてこう自問してください。
そして、それをキーワード化して、常に頭の片隅に置いておきます。
すると、不思議にその言葉に関連する情報や知識、現実に出合うようになります。


結婚が決まりかけた人にとっては、「結婚」というキーワードが意識下に生まれ、
結婚式場の広告が目に飛び込んでくるようになります。
そして思います。「最近、結婚式場が増えたなあ」
そんなことはありません。いままで気づかなかっただけです。


このように、何か知りたいことができると、
脳のほうが「ほら、あそこにもあるよ」「ここにもこういうことが出ているよ」と教えてくれます。
特別知りたいことがなければ、そういうことは起きてきません。
成功するには目標が必要なように、勉強するには学ぶテーマとしてのキーワードが絶対に必要です。



あなたがキーワードにしているのは何ですか?
この本は月刊トークス2009年12月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2009.html#200912