中小企業こそ営業に力を入れなければならない


この言葉は『絶対にゆるまないネジ』(中経出版刊)に出てきた言葉です。
著者は「絶対にゆるまないナット」メーカーとして、国内外のマスメディアから注目を集めている、
ハードロック工業株式会社社長の若林克彦さん。
若林さんは次のように書いています。


私が企業経営を行う上でいちばん大切だと思うことは、オンリーワン商品を生み出すためのアイデアですが、
次に大切なのは営業だと思います。


私が営業をとても重視している理由は、せっかくの発明も売り込まなければ日の目を見ることがないことを、
身をもって体験してきたからです。
発明して特許を申請しただけでは商売になりません。
買ってくれそうなお客さまを捜し出して、売り込まなければなりません。


生産の一部をアウトソーシングに頼ることがあったとしても、営業活動だけは自らの手で行うべきです。
自社で営業活動をしないことには、お客さまのニーズを把握することもできません。
ニーズの把握ができなければ新商品の開発もできません。
このように、私が営業を重視するのは、商売としての安定性はもとより、
オンリーワン商品の開発に必要な市場ニーズの把握を自らの手で行う必要があるからなのです。


「営業活動を通じて市場ニーズを把握し、アイデアを出し続け、オンリーワン商品をつくる」
大切なことですね。
この本は月刊トークス2011年5月号でご紹介しました。
 http://www.talksnet.jp/backnumber_2011.html#201105

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