春巻き

tamago-ayako2006-11-25

ご近所のmasakoさんのブログで、masakoさんちの愛娘ナオちゃん(1歳11ヶ月)がいかにも美味しそうに春巻きを食べている動画を見て以来、むしょうに春巻きが食べたくて食べたくてたまらなくなった。(見たい方は、私のブログのリンク集の中にある「なおっぺ育児にっき」の11/17の記事「春巻き」を見よう。)
それはmasakoさん手作りの春巻きで、野菜がたっぷり入っており、ナオちゃんも含めた一家の大好物だそうだ(お酒にも合うらしい)。動画の中でナオちゃんがその大きな春巻きを手でしっかりとつかみ、「パリッ」、「サクッ」といういい音を立てて口に入れる、その食べっぷりに私は心を奪われてしまった。
早速、masakoさんにお願いしてレシピを教えてもらった。春巻きを自分で作るのは初めてだ。私が幼い頃には、私の母も家で夕食によく春巻きを作ってくれたが、今では「そんな頃もあったねえ…」というばかりで、すっかり面倒くさがって作らない。そもそも私は春巻きを自ら「食べたい!」と思ったことがなく、お店で出てきても「ふーん」という感じで食べるだけであって、感動するほど「美味しい!!」と思ったことはない。そんな私が、ナオちゃんの春巻きを食べる姿に、すっかり春巻きを作りたい気分になってしまったのだ(単なる食いしん坊やね)。
masakoさんに教えてもらったレシピと、夫の料理本『ちゃんと作れる中華料理』(マガジンハウス)を参考に、勤労感謝の日の夕食に作ってみた。春巻きの中に入れるあんの材料は、タケノコ(水煮)・ピーマン・干しいたけ・キャベツ・豚もも肉・白ねぎ・春雨。
作り慣れないもので、下ごしらえに結構手間取った。材料をすべて千切りにすることや、細切りした豚もも肉に老酒や溶き卵を混ぜていくこと(『ちゃんと作れる中華料理』によると、老酒で肉の生臭みがとれ、卵を吸わせることで豚肉がやわらかく仕上がるらしい)、あんをバットに広げて冷ますことなどなど…。出来上がったあんを慣れない手つきで巻きながら、「こんなに頑張って果たしてちゃんと報われるんだろうか…、このあんをそのまま食べたほうが美味しいんじゃなかろうか…」という思いが何度も頭をよぎった。
けれども、私の苦労は、カラッときつね色に揚がった春巻きをひとくち口に入れた瞬間に報われた。家で手作りする春巻きが、こんなにも美味しいものだとはっ!夫も「これは格別」と大喜びだった。少し多めに作ったあんが余ったので冷凍しておいて、今日の昼食にもう一度皮で巻いて揚げてみた。やっぱりとても美味しかった。口に入れるたびに、幸せを感じてしまう春巻き。我が家の定番料理が、またひとつ増えそうだ。ナオちゃん、masakoさん、ありがとう!