6月22日(相続法に関する民法改正試案,遺産分割事件,民事訴訟問題特別委員会,原稿執筆作業)

午前5時半起床
「ボ2ネタ」に,次の記事。
[司法]預貯金の遺産分割、最高裁大法廷弁論は10月19日
http://www.sankei.com/affairs/news/160616/afr1606160034-n1.html

[司法]相続法に関する民法改正試案
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160621-00000100-jij-pol
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160621-00000558-san-soci

本日のこれからの予定は,
午前10時から横浜家裁で遺産分割事件の調停期日,
午後3時から弁護士会館で民事訴訟問題特別委員会
 相続法に関する民法改正試案についての委員会としての意見案(事前にメール添付で送信されてきたので,昨日読んでおいた。)の検討も。

帰宅後は,依頼の際,「23日ころまでに」と言われた原稿の執筆作業の続き。

(追記)
午前7時50分に家を出て,バスで東京駅へ。
途中の乗換えなしで関内まで行けるので,京浜東北線でと考えて,そのホームに。
 ところが,アナウンスで,西日暮里の手前で事故があった関係で電車が遅れ,申し訳ありません。間もなく運転再開の見込みなどという説明。ホームの客は増えるばかり。
 これでは大変と,階段を降りて,9番線(東海道本線)へ。
 到着した熱海行きの快速は超満員だったが,なんとか乗ることができ,新橋で少し楽な状態に,品川で前の席に座っていた方が降りて,座ることができた。
 横浜で根岸線に乗り換えて,9時に関内に到着。

 家裁本館のロビーに到着して間もなく依頼者も見えて,一緒に別館1階の待合室に。

 10時に調停委員さんが来て,「申立人の方から先に伺いますので」とのこと。
 20分ほどで,調停室へ。
 まず,当方が事前にFAX送信しておいた書証の原本を提示。
 調停委員さんが「申立人側に見せてもよろしいでしょうか。」と言われたので,「どうぞ」と申し上げた後,「申立人から提出された甲○〜○号証の原本も確認させていただきたい」と述べた後,「申立人はこちらが任意提出を求めた資料を提出しないで,こちらの主張事実は証拠がないから認められないという言い方に終始している。調停はそろそろお終いにして,審判に移行して欲しい」と申し上げて,退室。
 15分ほどして,調停委員さんが見えて,「次回の期日を決めることと両代理人に作成していただく特別受益の主張の要約書の作成のしかたについての相談をさせていただきたいので,代理人だけお願いします」と言われ,私だけ調停室へ。
 申立人代理人にご挨拶して,そのお隣に着席。
 こちらからお願いした申立人提出の書証の原本は,本日は持参していないので,次回に提示とのこと(民事訴訟の手続きでは,原本の取調べが行われるのに,家裁では,私のような者が指摘しなければ,原本の提示がない状態で書証の提出手続きが終ってしまうので,注意が必要)。
 要約書の作成の段取りについて話し合った後,次回期日が8月半ばに指定されて,今回の期日は終了。

 その後,依頼者と関内駅の近くのお店に寄って,打合せをした後,京浜東北線で有楽町へ。

 弁護士会館に到着したのは,午後1時半頃。
 3時まで時間があるので,まず,4階の会員控室に入って,原稿執筆作業の続き。
 2時半頃,5階の委員会の会議室へ。
 今回も1番の会議資料を受け取って,定刻まで,資料読み。
 3時から委員会の議事開始。
 今回は,明治大学法科大学院教授の中山先生の「自動運転」についての講演を伺う予定があるため,そのほかの議案についての検討は,大急ぎでということになり,相続法についての民法改正試案に対する意見書は,正副委員長に一任ということになってしまった。
 文書送付嘱託,調査嘱託,文書提出命令についての研究発表の際には,委員長から,どなたか実務の体験談をというお話があったので,数年前に,某家裁で,金融機関に対する被相続人の預金の入出金状況についての調査嘱託の申立てをしたら,調停委員から「そのような申立ては採用できないことになっています」と言われ,その後見えた裁判官(所長だった)からも,同じことを言われたが,調査嘱託の方法以外にその内容を知る方法はないということを一生懸命説明して,採用してもらい,合計8行への調査嘱託がされて,当方にとって非常に有益な資料を得ることができたという話をさせていただいた。

 中山先生の講演は,全く新しい問題で,非常に興味深く聴くことができた。

 5時10分頃から地下の中華料理店で中山先生を囲んでの懇親会。出席者は12名(分担金5000円)。

 懇親会を終えて,8時過ぎにお店を出たら,廊下に中大の福原先生。一弁の会議にご出席された後で,これから懇親会とのこと。お互いに「土曜日に千葉で」と言って,お別れ。

 帰宅したら,郵便受けに,郵便局から3通,クロネコから1通の不在連絡票。郵便局の2通とクロネコの1通は新しいカード,郵便局の1通はポイント交換の商品券のよう。電話で再配達のお願い。

 疲れていたので,眠くなり,11時頃就寝。