Mac のフォルダ名を英語から日本語にする方法(ローカライズ)
Mac のホームディレクトリ直下にある「ミュージック」や「デスクトップ」というディレクトリを Terminal.app から見ると "Music" や "Desktop" という名前になっている。僕はよくクリーンインストールをするので、そのためにホームディレクトリ以下にほとんどのデータを置いているので、ここにディレクトリを作るときに毎回「これはどうやっているんだろう」と思っていたのを調べてみたのでまとめてみることにした。
方法はふたつあって、ひとつ目は別のMacにもコピーすれば日本語になるやりかた、ふたつ目は上に挙げた「ミュージック」などと同じやり方。
1. .localized ディレクトリを作る方法
develop という英名のディレクトリを「開発」と Finder 上で表示させたいものとする。
1.1. 作成したいディレクトリ名 + .localized というディレクトリを作る。今回は "develop.localized"
1.2. 作成したディレクトリの中に ".localized" というディレクトリを作成する
1.3. ".localized" ディレクトリの中に "ja.strings" というファイルを作成する
1.4. 作成したファイルの内容を「"develop" = "開発";」として保存する
1.5. Activity Monitor.app から Finder.app を終了させて再度起動させる
これで Finder 上に「開発」という名前のディレクトリが出来ているはずです。しかし Terminal.app で見たときには勿論 "develop.localized" という名前になってしまっていて少々格好悪い。こうならないようにするにはふたつ目の方法を取るしか無いようです。
2. .localized ファイルを作る方法
こちらも同じく develop という英名のディレクトリを「開発」と表示させたいものとする。
2.1. ディレクトリを半角英数文字で作成する
2.2. 作成したディレクトリの中に ".localized" という空のファイルを作成する
2.3. "/System/Library/CoreServices/SystemFolderLocalizations/Japanese.lproj/SystemFolderLocalizations.strings" を開き、最後の行に「"develop" = "開発";」を追加する。
2.4. Activity Monitor.app から Finder.app を終了させて再度起動させる
こちらの方法では深いところにあるディレクトリを編集しなくてはならないですが、Terminal.app などから見たときにも変なことにはならないので、どのファイルを編集するのかを忘れないようにホームディレクトリにショートカットを作成しておけばこちらの方法の方が良いのではないでしょうか。
ふたつ方法を挙げましたがどちらかお好きな方を選んで試してみてはどうでしょうか。
では。