珠吉日記

日々の戯れ言やら写メをUPしていくサイト。

なんか最終回の仕事キタ

お声をかけてもらって某作品の
最終回の仕事をすることになりました。
 
依頼は以前から仕事を気に入ってもらっていた会社さんからで、
今度の作品も最終回で作画をよろしくというお話でして。
なんというかアニメーターとして嬉しい言葉です。
 
いつもスケジュールが厳しいんですが、
今回もちと無理しようと思います…つかこんなんだから
仕事に余裕が出来ねえっつー話か。
 
いやいや、嬉しいものです。頑張ります。

ネタバレ注意:ゼーガペイン引き続きハマリ中

8巻まで観ました。残り9巻のみ。
つーかなんで9巻だけレンタルされてんのー!!ぬわー!!9巻観てえー!!
 
さてネタバレ注意と書いたはいいが、
これ読むとほんとに観る気が失せてしまう可能性大なので、
読んでいる途中でちょっとでも興味が出たなら
その時点で読むのをやめてレンタル屋に走るべき。
こいつはほんとに面白いぜ。
 
設定はいわゆるマトリックス系で、
仮想現実の話って結構誰にでも思いつくネタだけど、
とにかく最後まで話をまとめるのが難しい。
 
何故ならこの手の定石は
「今までの世界が夢で、現実が過酷である」だから、
普通に行くと結末は救いがなくなる。
夢の世界とのギャップがあればある程、カタルシスがあるから。
マトリックスでは
「現実の人間は睡眠状態にあり、目が覚めれば元に戻れる」
というのが話をまとめるための最低限の妥協点だったが、
 
ゼーガペインではもう人間は絶滅してしまっていて、
主人公達はすでにデータ上の存在でしかない。
 
しかも主人公達のデータがある舞浜サーバは、
夏が終わる頃に処理許容量を超えてしまうので、
8/31日の夜零時に、5ヶ月前へリセットされてしまう。
 
主人公達「目覚める者達」は例外的にリセットされないので、
また5ヶ月間を同じように生活しては5ヵ月後にリセット、
を繰り返していかなければいけない。
 
この救いようのない設定が、
戦うための説得力として強力にあるのが素晴らしいし、
この設定で破綻を起さないストーリー構成が素晴らしい。
8巻まで観た限りでは、
上手くハッピーエンドに持っていけそうなので、
バッドエンドが苦手な人も多分大丈夫っぽい。
 
記憶媒体量子コンピューターという設定も、
設定だけでなくストーリーに密接に関わってくるし、
それが特に上手く活かされてるのが先日言った
16話と、および13話。
 
この二つは今まで見た中で特に構成的にもよく出来ていて、
13話は守凪(かみなぎ:ヒロイン)を主軸にして
半ばギャグに近い形に上げて上げて上げまくった挙句、
最後の最後で一気に落とすという展開がウワー!!ってなる。
 
16話は守凪が活躍するBパートも相当カッコいいんだけど、
Aパートのサーバーリセットの構成もまたかなり上手く、
あの全てが元に戻った瞬間の
喪失感はなかなか表現できるもんではない。
 
後、22話の最終戦で敵拠点に突入する話もかなりアツイ。
途中で出てくる新キャラ見たいなのはゲームの方の主人公なのかな?
そういう構成なのかと思えば、
上手く話を繋いでいけたんじゃないかと思う。
 
キャラクターの絵柄はあまりキャッチーじゃないけど、
それを補ってあまるストーリーの力がある。
(それにこの話でキャラがあまりキャッチーだと逆に変かも)
 
後、次回予告で最後に言う一言
(Vガンダムで言うところの「観てください」にあたるとこ)、
「消されるな、この想い」が胸にクル。
話が進んでいってストーリーが過酷になればなるほど。
 
この手のシリアスな話は途中で間が空くと
続きを見るのが億劫になっちゃうから、
放映時に見なくて正解だったかも。
ぐわーっと一気に観た方が面白さが一気に膨らんで楽しめる。
全く同じ話なのにもう一度見たくなる。
 
ここまで話が面白いと思ったのも久しぶり。
まああまり沢山の作品を観ているわけでもないんだけどさ。
残り最終巻、早く観たいなあ。