12月30日(金)ここ20年を経済的に振り返って。

 快晴!3℃〜9℃、52%。北北西の風強し。だいぶ冬の渡り鳥が増えてきた今日このごろ。フフフ





 この20年で貧乏になっちまった日本:

 1995年を100とした時の名目賃金の推移は、アメリカ181、ユーロ149であるのに対して、日本は87と大きくダウンしてしまいました。1人あたりの名目GDPの推移で見ても、1995年には4.25万ドルで世界第3位だった日本は、2015年には3.25万ドルに減少し、世界の26番目に下落しました。ま、先進国の中で下がってるのは日本だけなんですぅ。ショボーン

 デフレ下で名目が下がるのは分かるけど、ちと下がり杉ってなもんや〜!でも当時から海外、特に東南アジアなんかで暮らしてた感想で言へば、購買力平価が20倍くらいあったから、1万円あれば20万円くらいの使い出がありました。日本でアルバイトでもして10万円の収入があれば、これが現地では200万円の収入に当たるんですよね!だから海外から日本に出稼ぎに来る人は増えました。これは物理法則としても、均質化の原理として理解でけまふ。・・・でも、経済政策として何らかの失敗があったのは、明らかですぅ。賃金が抑制された結果、企業の内部留保ばっかし増えて、国内需要が落ち込んでしまったとか(これは未だに継続中)、個人の目標管理が行き過ぎて、逆にモチベーションを下げてしまった(これも未だに継続中)とか、新自由主義的な考え方が、集団で力を発揮する日本人のイイところまで奪ってしまったのだっ!と極論する経済学者までおります。

 でも、一人当たりGDPシンガポールや香港に抜かれたとは言え、「人はGDPのみにて生きるに非ず」と。家庭内や隣近所の助け合いも、お金に換算すればGDPアップに繋がります。未だ助け合いが少しは残っている日本の経済は、別の見方がでけるでしょう。すかす、購買力平価(PPP)で換算すれば、すぐに韓国や台湾にも抜かれるのは目に見えてマスカラ、ニッポン経済にも新しいイノベーションが必要なのは火を見るより明らか!(と言っても、成長戦略が手詰まりになったアホノミクスが軍需に力を入れ始めたのとはちげー方向で頼んます。)どもども。

 結局、他国と比較してではなくして、日本人自身が自足してしやわせなら、それでイイのではなかろうか?と、斯様におもいまする。・・・その点、オリンピックで目をギラギラと光らせて、メダルを争うのとは別の価値観があるのでわ?・・・でも、世界で輝く日本とか野心を出すと、またトンデモナイことになる悪寒。ショボーン