4月13日(木)マージャン哲学とは?世は争いばかりでなく理解であると。

 晴れ。7℃〜17℃。48%。花粉やや多い。南風やや強し。




 新宿方面に進出す:

 久しぶりにマージャンに参加す。雀荘には我らのほかに客とても少なかりけり。セイガクさんの春休みが終わったためであろうか?こういう店のマーケティングも難しいだろうなぁ。満員と閑散の差が激しすぎ!マージャンつうのも全てのゲームと同様、場の流れを掴むことが肝要だすぅ。ゲームに臨む態度とは、積極的に打って出る、大人しく耐え忍ぶ、その中間、と大きくは3つに分かれますが、そのグラデーションは千差万別!ふとした気のゆるみが大敗を招きます。冷静に場を読んで、的確に対処するヨロシ!・・・とは言いつつ、これが何であれ、極めて難しいのは世の習い。ハレハレ

 今日は沈香も焚かず屁もひらずつう無難な戦況にて、勝ち負けの大差なし。ああ、こんな時もありぬ。時間の無駄だったと思うのは浅はかさ。人生など、何をやっても時間つうのは潰れていくもんでやんすよ。ぷっ


 終了後、付近の焼き鳥屋にて反省会を催す。これはトップ者の奢りですから、結局トップが得るのは自尊心のみ?マージャンをやるような闘争心旺盛な者どもは、やはし政治の話が大好きで、北朝鮮情勢が主な話題となりぬ。力による現状変更を是とするかっ!はたまた力による現状変更を阻止するのかっ!どちらも「力による」つうところが胆で、力なきものは正に力無きに等しいと。こういう二元論には、いわく言い難い無力感が伴います。・・・いや、実際に現実に即して見れば、どれほどの者が無抵抗で果実を掴み得るのかっ?ガンジーマンデラの事例を如何に勉強しようとも、腑に落ちぬ点は多々残るなり。


 一行の内で今日はドンぺなる粋人が先日旅行した欧州の話をしおりぬ。フィンランド、バルト3国、ポーランドを巡りたりと。このエリアはロシア系住民の比率が多くして、ウクライナについで、次の火種になりかねません。ああ、世界は民族の自主と浄化の争い成るか!もともとアメリカ大陸は新世界なれば、民族のるつぼではあれども、先に来た既得権と後から来た貧乏人、もっと貧乏な原住民の争いの場になりつつある。ああ、こりが人類のアフォ―な本質なるやっ?

 世界の歴史を虚心に眺めれば、世界はグローバルな統合とローカルな分裂の交互な波ででけていると。古代中国の統合・分散の歴史を見るまでもなく、ローマやモンゴルの興亡を見れば、こりは明らかなり!またソヴィエトとしてグローバルに統合された平等主義は、テクノクラート独裁として経済に破たんをきたし、分解の憂き目を見たと。このように世界史はまるで波のように繰り返す統合―分散を繰り返すのか?

 今回の旅にて、心に残りたること共を問いたれば、リトアニアにある杉原千畝の領事館にありと。民家のように小さな領事館にて腱鞘炎になるほど難民の旅券にサインしまくった椅子に座って、感じるところがあったとか。これで約6000人の難民を、ナチスドイツの虐殺から守ったのだ。現今の忖度役人の保身、あるいは国策追従よりも、人道と良心に従った高潔の士を育てることが、まず必要ではなかろうか?・・・ちなみにこの感慨を述べた人士は、産経を読んで安倍氏を支持する人だから、人にレッテルを貼って決めつけることの愚かさを気づかせてくれました。



 思惟の有限性とは?