11月1日(火)霜月に入りたり。しもしも?イロエロなお話し。

 秋晴れ。10℃〜19℃、47%。夕方西に向かって歩いていたら、黄色い入日が目を射る眩しさに、晩秋を感じた。




 秋の詩(うた):ポール・ヴェルレーヌ

「秋の日の ヴィオロンのためいきの 身にしみて ひたぶるに うら悲し

 鐘のおとに 胸ふたぎ 色かへて 涙ぐむ 過ぎし日の  おもひでや

 げにわれは うらぶれて  ここかしこ さだめなく とび散らふ 落葉かな、、」




 季節と色:青春、朱夏、白秋、玄冬・・・アオ、アカ、シロ、クロ(古代中国の感覚)

 ぼくの感覚だと春:緑、夏:赤、秋:黄、冬:白・・・夏が海の青で秋が真っ赤な林檎の実りでもいいかも。



「しのぶれど 色に出でにけり わが恋(こひ)は ものや思ふと 人の問ふまで」(平兼盛)・・・つい色に出てしまいましたぁ。



 数字と色:共感覚

 ピタゴラス教団は数に概念(正義など)を当て嵌め崇拝したと言ふ。最近話題になってる、数字に色が付く共感覚者はなぜ出てきたのか?脳内機能的には神経回路の混線とかゆわれてますが、実は進化上の実験なのではないかと思いまふ。例えば新聞紙一面に8が描いてあって、そのうち一つだけ3になっていたとする。その3を形だけで見つけるにはかなりの時間と努力を要します。すかす、8と3に違う色が着いていたなら、一瞬で見分けられます。情報化社会のテキスト文化の中で、こりはかなーり有利に働くかも。音に色がついて聞こえるのも、暗譜には有利かも。知覚が感覚入力と脳内処理の合作だとすれば、これも環境に適応する一つの進化かもね〜。ども。


 そー言へば今初台のNTTICCでやってるnorの作品も、色と音の競演でしたあああ♪それにかだらの動きも加わってると!諸君も一度体験するよろし。