水曜日

警戒心満点の近所の猫。
近付くと逃げることが多かったが、日によって逃げずにただただずーっと私が通るのを目で追っている。
振り向くと、まだこっちを見ている。
遠く離れても、ずっとこっちを見ている。
今日は話し掛けてみた。
「最近どうよ?」

しかし猫は微動だにせず、相変わらずの座った目で「なんだばかやろう。」と言わんばかり。
猫が段々、荒井注氏に見えてきた。
ニャンまげとは大違い。
荒井注氏が画像の様に座布団に座っているとすれば、
あぐらをかき、背中を向けて振り向きざまに「なんだばかやろう。」だ。
格好いいじゃないか。
猫もまんざら悪くないか。