札幌オリンピックを見据えてスキー場好適地を探してみる

札幌でオリンピックを開催する計画があるとのこと。その是非は地元の皆様がまず考えることなのでここでは言及しませんが、競技人口が少ないのに大規模な施設が必要となり、いわゆる負のレガシーが残りがちになる冬季オリンピックを開催する体力や気概がありさらに適した気候の都市は東アジアにしか存在しないのではなかろうかと思えるような昨今の状況です。


記憶があいまいな前の札幌オリンピックの施設は出張生活をしていたときに少しだけ見ましたが、だいたいどの開催でも問題になる最も大規模なインフラが必要になる競技、アルペンスキーの滑降コースは、支笏湖畔の恵庭岳を切り開いて設置して、開催後自然に戻すという恐ろしく大規模な工事を行って確保したとのこと。
曲がりなりにも常設スキー場である八方尾根を使うことができた長野に比べるとずいぶんと大変だったんだろうなと思います。
スキー場というのは難しい施設で、急すぎず緩すぎずという地形を見つけなければなりません。


さて、そういう大規模な競技はともかくとして、スキー場に行ってみるとあることに気がつきます。開発業者の人たちから見れば当たり前のことなんだろうけれど書いてみますね。


まずは日本国内の著名なスキー場の航空写真をご覧ください。

続きを読む