2006-08-24
■[ネタ] 『バブルの肖像』都築響一

- 作者: 都築響一
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2006/08/09
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 21回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
すぐれたエッセイですね。バブルといえばジュリアナよりマハラジャだと思いますがなぜか前者がメディアでは取り上げられますね。それとバブル時代の著名人のかなりが若死にしたり失踪したりしている印象ですね。やはりエネルギー使いすぎ? 尾上縫が健在なのは驚き
最後の横井英樹親娘のエピソードは、利己心の経済学が可愛くみえるくらいの「強欲」の典型的なエピソード。しかし彼らがエンパイアステートビルの所有権をもっていたとは驚き。関連の本でも読んでおこう。フランスは日本にボージョレヌーボを猛烈に輸出した見返りに、このトンデモない「強欲」家によって文化遺産(フランスの古城を買収、保存の法規無視して荒れ放題)が崩壊する代価を払って帳尻?をあわせた形になるのか。
「ミスター円」の記念硬貨の話。恥ずかしい失敗。
■[ネタ] ニート概念の乱用

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060824-00000101-yom-soci
<ニートに「発達障害」の疑い、支援に心理専門職も (読売新聞)>
いいかげんメディアもニート概念の乱用に慎重になったら? この記事の内容を前提にすれば、「ニート」対策の名の下にまた予算がつくようですが。
依然、政府系の宣伝マン(人の意味)が、すでに僕らがどうこう騒いでも政府系は着々と施策をすすめて、あたしはそれをネットで宣伝するだけ、とおっしゃった方がいましたが、(ーー;)
■[経済] コルナイ・ヤーノシュ自伝

研究室に届いていたのでようやく読む。かって大学生のときに周りの知人たちが愛読していた本に森嶋通夫『マルクスの経済学』、二階堂副包『現代経済学の数学的方法』、フッサール『現象学の理念』『イデーン』、それにコルナイの『反均衡の経済学』があった、この中でフッサールとコルナイの本だけはいまだに読まないで積読のままであるw
詳細な感想は後で書くが、日本ではコルナイの「反均衡」が塩沢氏に、「不足」が池尾氏にその最も典型的な適用をみることがなんだ、まあ、以下省略。
図書館からでも借りてゆっくり読みましょう。
- 作者: コルナイヤーノシュ,Kornai J´anos,盛田常夫
- 出版社/メーカー: 日本評論社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
- クリック: 13回
- この商品を含むブログ (32件) を見る




あと「反均衡論」というか超短期における非価格調整メカニズムの位置づけも、その後の複雑系論者の多くとはまったく違っていて、中長期ベースでは価格均衡論を否定していないというあたりが、実に見事な体系家ぶりですな。
あと線形計画法を学ぶ効用が説かれているようにも思いましたね。
引っ掛りますた。雑誌連載時の分量からいってこんなことになるとは思いませんでした。
第一弾の同人誌は同人誌っぽく作ってあってよかったです。斑目受けもありましたしw
>冥王せつな
ちびうさぐらい幼くなって外惑星戦士の仲間に入れてもらえないオミソとして復活すると見ました。
http://www.ethics.bun.kyoto-u.ac.jp/kato/phaenomenologie.html
読売新聞の記事はもっと量があります。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060824i101.htm
この記事では発達障碍の方に間違った支援をしないようにという方に比重がおかれてるのですが,読売の見出しとYahooの記事の切り方でニートを障碍者扱いという違った意味に取られようになってしまっています。
誤解する人が多そうです。
>ITOKさん、これは「ニート」をそもそも不用意に拡大したのをメディアも厚労省も採用してしまったことがスタート地点にあるわけで、いってみれば「ニート」を社会的に(間違って)注目を集めさせて、その「ニート」の社会的関心を梃子に、今回の記事も書かれていますし、厚労省のやり口も同じです。「ニート」はいま書いたようにもともとが概念の混乱=見かけの多様性をもつので、それを利用した自作自演風の「宣伝」と本田ブログその他、BUNTENマークの人々が批判するのは正しいと思います。
これ官僚が毎度やる戦略でして、ほら、例の暗黒卿が暗黒面におちたのもこれとまったく同じ構図なんですよ。郵政民営化を実現するためには、その郵政民営化には本来無縁の景気回復要因やもろもろをリンクさせて概念の肥大化をはかり衆目と集める。それが郵政民営化を実現しやすくなると思うのでしょう。今回の件もまったく同じ。メディアと厚労省の毎度の悪弊つながりです。
今朝あれこれ考えてみまして,この記事や厚労省の立ち位置は結局は「ニート」の利益(利用)の奪取であることに思い至りました。
新聞記事を見た時点で懸念していたのは厚労省への批判が発達障碍や発達障碍の症状についての矮小化に向かってしまうことでした。
そこに絞って書くべきであり,「ニート」の利用を正当化するように書いてしまったのは,結局のところ意図を伝えることも出来なかったわけであり間違いであったと考えています。
視野狭窄でありました。
申し訳ありません。