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2009-02-05

[]ドラエモン失業予測(やがて完全失業率は6.5%ないし7,5%へ) ドラエモンの失業予測(やがて完全失業率は6.5%ないし7,5%へ)を含むブックマーク

 ドラエモンブログより。ドラエモンの努力に感謝。それにしてももうすぐ出る拙著と予想が同じなんだけど、ここまでひどいことを考えているのは僕ぐらいだと思ってたけれども、年末のテレビでは高橋洋一さんも同意見だったし、これは真剣に怖い一致。econ2009さん(現在修正中)やラスカルさんたちも同様に厳しい推測を出している。それが確認できたのは怖いことだが有益だった(ちなみに下の記述をみればわかるようにかなりこれでも甘め。最悪ケースだとたぶん8%後半)。最悪の失業時代が迫っているのだろう。いまはまだ序盤戦にしかすぎない。対してわれわれが持っているのは、効果があるか不明な銀行や企業の一部資産の買取り、渋々のゼロ金利近傍(短期のレートの歪みつき)、2兆円の定額給付金1回だけ、こまこました減税、あとは自動安定化機能(含む雇用対策)の踏ん張りだけ……あと一番頼りになるのが海外の予想以上の立ち直り(つまり神頼みw)ぐらいとはorz

64: ドラエモン  2009/02/04(Wed) 20:28 [ va4qsJNk0c ]

どっかでGDPギャップの推定を質問されたように思うが、どこだか忘れた

けど、関係するからここでお答え。

基準というか、正常な状態を何処に定義するかで値は大きく変わるし、その

後の潜在成長率の設定にも影響を受けます。それに加えて現在ないし将来の

ギャップを見たい時点のGDPも予想(推計)しないとだめなので、あくま

でも参考意見ですが。それと、他スレでの推計より若干厳しいものに改訂。

既往ピークだった08年1−3月期(季節調整済み568兆円)でギャップを

ゼロと仮定(これはかなり控えめな数字)して、そこから1.5%で潜在GDP

をのばすことにします。この1.5%も、ここで批判を受けるほど控えめな

数字です。

で、QEを前提に、08年10−12月期の前期比年率成長率を△9%、足下の

1−3月期を△7%とし、三年後には2%まで戻すと仮定し、なめらかな回復

経路を想定しました(もちろん向こう1年位はマイナス成長)

すると、来年度の初め頃にはGDPギャップは率で12%、金額で70兆円くらい

になりそう。オーカン係数4から3とすると、失業率上昇は3から4%という

ことになり、6.5%から7,5%になってしまう。

あ、本当だw うっかり僕も見過ごしてたけれど、上の記述の「来年度」を2010年度ととってたぜw 上の引用文だと「再来年度」で訂正しておけとドラエモンから伝言 笑)。

[]ロバート・T・キャロル『懐疑論者の事典』上下 ロバート・T・キャロル『懐疑論者の事典』上下を含むブックマーク

 ようやくお小遣いが溜まりw、待望のこの本を購入。原書はもってたり、山形さんのサイトのを読んだりしていたが、やはり日本語で通しで読めるのはいい。宮崎哲弥さん推薦ですかw

 週末のお楽しみです(そんな暇ないってかw

[]イチロー・カワチ他『健康格差と正義』 イチロー・カワチ他『健康格差と正義』を含むブックマーク

 現代経済思想研究会http://econthought.net/のおススメ本だったので購入。去年だったか、モリタク先生が朝日新聞で僕らの『構造改革論の誤解』ほか何冊かの本を格差問題関連で取り上げてくれたときに、イチロー・カワチ氏の本が入っていたので興味を持ってはいた。

 この本の趣旨は、「経済格差が健康格差を生み出す。だから平等の原理からその経済格差を解消することが健康格差を縮小することに貢献する」というテーゼである。

 彼らは「基礎的な所得と教育に加えて、貧しい人々にあらゆる標準的な公衆衛生・医療サービスへのアクセスを提供している社会においてさえ、健康格差は根強く存在している」と指摘している。

 その上で健康格差を縮小するための社会政策として、幼児期への早期介入、低所得層への栄養改善、労働市場の改善(単調な低コントロールな仕事の改善、レジ係など新たな技能の取得がほとんどない仕事の改善など)、所得再分配が、健康格差の改善に貢献するとしている。

 イチローたちの見解に対して、本書の後半は、経済格差が健康格差を生んでいるようにみえるのは実はみせかけで、昔からよくある絶対的な貧困こそが健康問題で重要であり、その解決には貧困層が医療に直接アクセスできるような対処こそが求められる、という反論がでてくる。僕はカワチらがあげた諸政策も重要ではあるが、健康問題については反論している論者たちの方が説得的なように思えた。健康問題の核心は格差ではなく貧困である、というものである。

 経済学界のイチローの主張の成否はともあれ、興味深く読めた一書である。

[]和智正喜『仮面ライダー −誕生1971−』 和智正喜『仮面ライダー −誕生1971−』を含むブックマーク

 稲葉さんとこで新刊予告が紹介されていたので、いままで積読だった同書を読む。確か旧ブログmixi日記で稲葉さんかFellow Travelerさんだかに教えてもらったように記憶している。読み出したらとまらなかった 笑。続きが読みたいのだけれども古本はアマゾンなどで高額取引なので断念(2、3年前は某書店の片隅でこっそり売っていたのだけどももうさすがにないよなあ〜)。新編とともに出る合本を楽しみに待つ。

仮面ライダー 1971-1973

仮面ライダー 1971-1973

tikani_nemuru_Mtikani_nemuru_M 2009/02/05 11:52 お初です。
経済格差と健康の関係については、進化心理学的な知見からも、あるいは社会疫学などからも論じられています。
http://d.hatena.ne.jp/tikani_nemuru_M/20080617/1213638720
と続く記事で触れました。

格差そのものが心理的なストレスとなるのであれば、それが健康に影響を与えるというのも十分にありえる話かとも思われます。
何にしろ、興味深い本の紹介、ありがとうございます。