日本銀行企画局は、国民の影でコソコソ国会議員に「ご説明」工作をせず、その「ご説明」内容を明らかにせよ

 日本銀行の「ご説明」部隊。国会の質疑などではほとんどお目にかからないような彼らなりの「隙のない」「最新鋭」の「説明」をもって、有力議員に日本銀行の利益を弁護するために日々活動をしている。

 今日の日本経済新聞の夕刊にその行動が掲載されていた。日本銀行の企画局は将来の日銀幹部を排出する重要部局であるという。その将来の幹部候補生たちが、いかに日銀の弁護に命をかけ、国民経済を犠牲にしているか、その詭弁の結晶を、僕は読んでみたいと思っている。こういう姑息な「ご説明」行為はやめて、堂々とその「最新理論」を国会で弁明せよ。

http://twitter.com/yasuhiro392/status/15846388980より、yasuhiro392さんいつもありがとうございます。

日経夕刊にデフレ脱却議連に関する面白い記事が掲載されている。財務副大臣に就任した同議連顧問の池田元久議員の事務所に、最近、日銀企画局の幹部が説明に訪れるようになったと書かれている。日銀幹部が何を説明しに来たのか、是非とも公表して欲しいものである。

デフレ不況 日本銀行の大罪

デフレ不況 日本銀行の大罪

上念司『「日銀貴族」が国を滅ぼす』

 頂戴しました。ありがとうございます。上念さんの処女作『デフレと円高の何が「悪」か』は高い評判をよんだ。多くの読者が、日本の停滞の真因がデフレであり、それは自然現象でも外国のせいでもなく、日本銀行の政策のミスであることがわかった、との感想が多く著者のもとに来たという。

 しかし少なくない読者は、「日銀ほどの優秀な人たちの集まりがこんな単純なミス(貨幣をより多く供給しインフレにすることを約束すればデフレ脱出)をするのはおかしいのではないか?」と感想を述べてきたという。

 そこで著者の第二作は、このデフレと円高の元凶である日本銀行そのもの、そして国民の多くが持つ「日銀性善説」に深く切り込む内容となっている。

 特に上念さんは日本銀行がなぜ「性善説」ならぬ、自らの政策の失敗を認めず、認めないどころか次々と事実を都合よく解釈し、責任回避を試みてきたかを、日銀総裁やその幹部たちの発言、さらに国会での質疑などを丁寧に紹介し、ときに突っ込みときにユーモアを交えながら、実にわかりやすく解説する。その語り口調は明瞭で、また本当に深刻な話題なのだが、笑を禁ずることができないほど面白い。

 また日本の景気がよくなったり、デフレを脱出すると、財政崩壊するという論者をいかに退治するかの方法は、これは日常の会話でも使えるのでぜひ試してほしい。

 日本銀行の問題はすでに経済学の問題ではなく、単なる政治の問題だ、という結論は重い。ぜひ読者は自ら本書を手に取り、日本銀行がなぜ「悪」なのか、理解してほしい。議論の時間は終わった。後は正すだけだ。

「日銀貴族」が国を滅ぼす (光文社新書)

「日銀貴族」が国を滅ぼす (光文社新書)

浜田宏一教授「白川君、間違った金融政策が国民を苦しめていることを自覚してください」

http://www.toyokeizai.net/shop/etc/legend.php

浜田先生は、日本経済が長期にわたるデフレ不況から抜け出せず、多くの国民が苦境にあえいでいる現状を、心から憂えています。そして、その真の原因は日本銀行の間違った金融政策であると指摘しています。

 これを何とかただすべきだという強い思いに駆られ、浜田先生は、かつての教え子である白川方明日本銀行総裁に対して警告と助言を与える公開書簡を執筆しました。書簡全文は、『伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本』に収録されています。

 同書発売に先駆けて、6月17日よりその書簡の一部を本サイトにて公開します。ご期待下さい。

浜田宏一先生の情意と論理に満ちた説得の書簡です。公開をお待ちください。