Live Wire [34] 11.8.10(水) 大久保OneBeat|荻上チキ「SEXメディア30年史」出版記念トーク

 井田さんと杉江氏との間に荻上さんかあw どうみてもSEXメディアというよりもプロレス中継としか思えんw。綺麗な人を呼ぶべき(マジ⇒(追記)峰なゆかさんがいらっるとのこと、やった! 僕も行こう。

[出演] 荻上チキ  [聞き手] 杉江松恋  [司会] 井田英登

[日時] 2011年8月10日(水) 開場・19:00 開始・19:30 (21:30〜22:00終了予定)

[会場] One Beat(東京都新宿区 百人町1-19-2 ユニオンビル1F)(地図)JR総武線「大久保」北口徒歩3分

[料金] 1500円(当日券500円up)

詳細はこちら→http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=33359683

全国の荻上ファン、怠けてないで当日会場にゴー!

[書籍紹介]
「セックスメディア30年史 - 欲望の革命児たち」 (ちくま新書)
 風俗、エロ本、アダルトサイト、出会い系サイト、大人のオモチャ -- 現代日本は多種多様なセックスメディアで溢れている。人々の欲望と想像力を刺激しながら、セックスメディアはこれからも発展し続けるだろう。本書は、八〇年代から一〇年代までのセックスメディアを総合的に捉え、その変化の実像を解き明かしていく。第一人者たちの証言と、性と快楽に賭けるドラマを紹介しながら、欲望の秘密に鋭く迫る。

セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書)

セックスメディア30年史欲望の革命児たち (ちくま新書)

『週刊東洋経済』経済書・政治書ランキング雑感:岩田規久男『福澤諭吉に学ぶ思考の技術』

 今日発売の『週刊東洋経済』のベスト投票。まだこれを書いている時点では結果を知らないのですが、僕はエントリーの題名にあげた岩田先生の本を政治書の第二位に投票しました。そもそも経済書とか政治書とか実際に時論ベースとか政策論争ベースで考えるとあまり意味のある区分ではないですね。僕はおおよそ時論や政策ベースでしか最近は本を読んでないこともあります。ちなみに時論や政策ベース基準とかいうと、なんか生々しいリアルぽいのですが 笑 それ自体が知的な探究の対象なのです。

 さて岩田先生のこの本は本当に素晴らしい本で、こと日本という風土の中では参考になるものです。以下は僕の推薦文全文です(実際に掲載されているものと違うかもしれませんが)。

福澤諭吉の論争術と思考法を現代に蘇らせ、様々な話題に適用する手腕は素晴らしい。福澤の「古習への惑溺」論から、「競争は惑溺を一掃する」と著者が看破するところは、本書の白眉だろう。

 すでにこの本についてはこのブログでも紹介しました。福澤の惑溺論から岩田先生の本の特徴をとらえた推薦文なのですが、惑溺論自体は本書のごく一部、第4章「惑溺するなかれ」にでてくるものです。この章以外もすばらしいのですが、競争との関連がもっとも明白なのが惑溺論であり、そのためにここを本書の核のひとつとして書きだしたわけです。

 この惑溺論の章のまとめで岩田先生が書かれていることを以下に引用します。

習慣や伝統を無批判的にありがたがる思考は惑溺である。市場原理主義批判のように、市場の欠点から逆に「反市場」をよしとする思考も、市場の欠点をどのように修正するかという視点を欠いた、「反市場への惑溺」である。こうした惑溺思考は、進歩や改善や発明・発見などの妨げになるばかりか、みずからが意図したよきことの実現も妨げる。

 例えば僕らは規制緩和や民営化などの効率性をさまたげる官僚たち動きを厳しく批判するが、それを「官僚批判」といってあたかも官僚ゆえに批判するみたいな態度としておとしめるやり口がある(上の市場原理主義批判と同じやり口)。しかし官僚が問題ではなく、官僚が効率性の向上をさまたげるゆえに問題なのである。そんなことはちゃんと説明してても、この手のやり口に惑溺する連中にはちっとも届かない。

 惑溺は競争が機能するところでは排除されやすいが、ネットやまた競争から遮断された環境(家庭内や公務員たちのいる職場など)では、この種の惑溺を排除するメカニズムは機能しずらい。そこで福澤も岩田先生も競争以外に「疑う思考」の重要性を強調し、そのためには学問を学ぶ(例えば素人におぼれることなく、経済学を学んでのちに思考の取捨選択を行う)ことの重要性を何度も強調するのである。

福澤諭吉に学ぶ 思考の技術

福澤諭吉に学ぶ 思考の技術

人気アイドル奇跡のショット:早見優、石川秀美、倉田まり子、浅野ゆう子、相本久美子、田中秀臣in『週刊現代』

 ご安心を、僕の奇跡のショットはありません。

 本日発売の80年代アイドルの特集で、独特のアイドル経済論を書いています。見開きどかーん(それ以外に表現のしようがないw)とある倉田まり子さんの水着グラビアと一緒です。昔のファンとしては本望ですw。

 しかし今回の『週刊現代』、昔のアイドルと女優がすごく多いなあ 笑。

http://online.wgen.jp/images/mokuji.jpg