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2013-10-06

[]経済を無理なく理解するにはどうしたら?(経済書ブックガイド2013秋) 経済を無理なく理解するにはどうしたら?(経済書ブックガイド2013秋)を含むブックマーク

 経済問題を最小の時間で、でも基礎体力をつけながら学んでいくにはどうしたらいいのか? 

 1)いいテキスト 2)いい教師(授業、講演などでの出会い)、3)適切な時間配分 4)無理しない

これらのバランスが必要でしょう。ここでは主に1)の「いいテキスト」を紹介していきます。上から下にいくほどレベルアップ。

なんといっても小学生でも読める(でも大人が読んでも面白い)以下の二冊がやはり最も簡単な経済書の地位を依然としてキープしているでしょう。

新装版 レモンをお金にかえる法

新装版 レモンをお金にかえる法

 この二冊を終えたら、次には、この二冊をミクロ⇒マクロの順で読んでいくことをおススメしたい。内容的には中学生レベル。これ以上、簡単でなおかつ面白いテキストはかなり難しい。なによりいいのが著者がきちんとした経済学を専攻している徹底したプロであることだ。

 残念ながら日本のわかりやすい経済書の多くはアマチュアが書いたものがほとんどで、わかりやすさの反面、プロだと絶対に外さないものを簡単に無視したり犠牲にしている。典型的には、経済学の基本原理中の基本である比較優位がほとんどの日本のアマチュア(経済を大学院で学んでいない人たち、ニュースキャスター、評論家たち)の書いたテキストは無視しているか、それにさっとふれる程度である。その点、以下の本はミクロもマクロも基本的な経済学の考え方を笑いもときに交えてはずさない。

この二冊以外に、日本人が書いた経済学の超入門書を一冊あげたい。これもわかりやくまた廉価で持ち運びも簡単だ。

ここまでで経済学の入門編は終わりだ。すこし変化球も交えてみよう。娯楽としての読書だ。

まず経済学の歴史を専門家でも知らないようなトピックスを配置して軽快にとばしたものを二冊。経済学の歴史や経済の歴史は、「昔のことだから役にたたない」とかいってるようでもったいない。豊富なエピソードとともに経済の理解に直感的に役立つ。二冊目の補遺は量的に不十分なのでデフレ論争史を補うためにこちらにリストアップした山形浩生さんの『at+』16号論説、田中の『環』論文、『デフレをまず止めよ』(新装版)などの併読をおススメする。

経済学とおともだちになろう

経済学とおともだちになろう

経済学者たちの闘い―脱デフレをめぐる論争の歴史

経済学者たちの闘い―脱デフレをめぐる論争の歴史

さて応用編だ。日本の経済、海外の経済、そしてちょっとユニークな経済本を読んでおいて、ミニ知識までしいれたらどうだろうか?

日本経済を学ぶ (ちくま新書)

日本経済を学ぶ (ちくま新書)

夜の経済学

夜の経済学

辞書代わりに手元においておくべき本格的な入門書としては、自習に最適なのはなんといってもマンキューの入門書に尽きる。さらに八田達夫先生のミクロ二冊は経済問題にダイレクトに教科書レベルの知見を適用していて刺激的だろう。

ミクロ経済学〈2〉効率化と格差是正 (プログレッシブ経済学シリーズ)

ミクロ経済学〈2〉効率化と格差是正 (プログレッシブ経済学シリーズ)

ひできちひできち 2013/10/06 16:39 自分自身の間違った認識を正したいと思っていたところでしたので、貴重な文献紹介ありがとうございます。

GomatiCGomatiC 2013/10/07 21:44 これはいい指南。
近代保守思想の勉強してますが、余力ができたらぜひ読みたいであります。

イグレクイグレク 2014/07/27 22:19 レモンをお金に変える法とその続編で楽しく学んでから飯田先生の世界一わかりやすい経済の教室を読みました。本当にわかりやすかったです。チャンネルajerでもチャンネルくららでも田中先生の講義を聴かせて頂き、片岡さんとの講義も聴かせて頂いていたので、飯田先生の説明がすとん!と頭の中で整理された気がしました。次は笹倉先生の本に挑戦します。twitterでフォローさせて頂いておりますが、いつも色々な視点から本の紹介を
して下さり有難うございます。こうやって人々を啓蒙して下さり感謝です。これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。