046『エチケット−これからの礼儀作法−』

(※写真)1959年/20分/白黒/制作:三木映画社/
プロデューサー・監督:三木茂/脚本:秋元憲/撮影:岡田三八雄
個々の場合における具体的なエチケットのあらわし方を説明しながら、
“エチケット”の本体を随筆風に描いた。
1.エチケットは感情の潤滑油
2.エチケットは他人の立場の尊重から
3.エチケットは商業取引にも必要な潤滑油
4.エチケットは時と場合で変化する応用問題

三木茂【みき・しげる】 1905〜1978
1922年国活巣鴨撮影所に入社。枝正義郎のもと各撮影所で修業を積み、1926年に撮影技師となる。流麗なキャメラワーク、ハイ・トーンの画調が支持され、溝口健二『瀧の白糸』(1933)をはじめ阿部豊伊丹万作らの作品を撮影。日食の観察記録『黒い太陽』(1936)をきっかけにドキュメンタリーに転じる。戦線記録映画『上海』『戦ふ兵隊』では亀井文夫との「ルーペ論争」が話題となる。敗戦直後には原爆記録映画に参加。1947年に三木映画社を設立、以後は教育映画・PR映画の製作に専念する。
[主な作品]
1936:黒い太陽 1938:支那事変後方記録 上海 [撮影] 1939:戦ふ兵隊 [撮影] 1941:土に生きる 1942:マレー戦記 第二部・昭南島誕生 [構成・編集] 1946:広島・長崎における原子爆弾の影響 土木建築班 [撮影] 1947:株の民主化 1951:火事をなくする仕組 1952:警察の仕事 1953:こどもを守るもの 1955:漁村のくらし 1956 大昔の生活 1959:エチケット-これからの礼儀作法- 1961:仕事と疲労 1963:急ぎませ緩かき国と聞くからに 1966:躍進する象印マホービン 1967:THE INDUSTRIAL SYMPHONY-働くオーケストラ- 1968:設計のしごと 1969:ミクロンに生きる 1975:伸びゆくヂーゼル機器 1976:柳田国男遠野物語


高知県立美術館「気骨のカメラマン 三木茂特集」
http://www.kochi-bunkazaidan.or.jp/~museum/miki/miki.top.htm
★三木映画社の時代(Atelier Manuke)
http://www.ea.ejnet.ne.jp/~manuke/zatsu/eiga/miki.html


 『黒い太陽』撮影中の三木茂