ブログ移転のお知らせ
突然ではありますが、
ブログをアメブロに移転いたしました。
とんでもない世界を、旅しよう
http://ameblo.jp/f-tane/
より意図をもった情報発信をしていきたいなぁと思ってますし、
コンテンツも少し変えていく予定です。
よろしければ、引き続きよろしくお願い致します。
ハーブ&ドロシー
ハーブ&ドロシー
http://www.herbanddorothy.com/jp/
現代アートを集めた、ハーブとドロシー。
彼らの職業は、郵便局員と図書館司書であり、
決して裕福とはいえなかった。
彼らの集める基準は、
部屋に入ること、
買える範囲内のものであること。
やがてそのコレクションは、注目されることになる。
数億円の価値があるものだが、
彼らは決して作品を売ることはしなかった。
彼らの生きる姿勢の中で特に、心を惹かれるのは、
アーティストとの付き合い方だ。
アーティストの全作品を観て、成長過程まで理解する。
その変化を喜ぶ。
投機にはしったアートバブルさえ、彼らのコレクションには無縁だった。
コレクション自体が、アートだったのだから。
文化的支援ということを意識してはいなかったかもしれないが、
彼らが行ってきたことは、間違いなくそういうことである。
彼らのポリシーにとても共感した。
もっともっと、美の世界を味わおう。
インビクタス/負けざる者たち
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2010/11/03
- メディア: DVD
- 購入: 6人 クリック: 74回
- この商品を含むブログ (104件) を見る
不屈の魂と、歓喜の渦に感動した。
ゆるぐことなきマンデラの魂。
ラグビーのチームに託した思い。
混迷の時代にあって、人の心を動かすものは、
こういうものだということ。
実力だけではなく、士気を高めること。
それも、国の士気を高めるとなれば、なおさら。
運命の支配者であれ。
『顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか』
顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか
- 作者: トニー・シェイ,本荘 修二,豊田早苗
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2010/12/03
- メディア: 単行本
- 購入: 15人 クリック: 250回
- この商品を含むブログ (69件) を見る
トニー・シェイが、最初に作ったネットの会社と、
ザッポスは大きく違うことがある。
それは、社員のつながりであり、
熱狂する輪であり、
文化である。
文化こそがブランドだと言い切る。
顧客が熱狂するネット靴店。
何がすごいのかといえば、
真似できない文化であり、人の持つ力や魅力である。
効率化や利益よりも、
感動させることを優先させる。
無駄なこと、非効率なことであっても、
ザッポスが大切にしていることに則っていれば問題ない。
企業文化こそがブランドだ。
熱気やつながりがあり、感動させることに頭と心をつかう。
誰と働くか、どうやって働くか、何を大切にして働くか、
もう一度考えたくなるのでは?
“あなたの会社で日常的に使われる言葉のひとつに、「ワオ!」と驚かせる、を加えます。”
『宇宙は何でできているのか』
- 作者: 村山斉
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/09/28
- メディア: 新書
- 購入: 20人 クリック: 656回
- この商品を含むブログ (107件) を見る
素粒子物理学で解く宇宙の謎ということで、
難しい数式などを使わずに、近年明らかになってきたことを説明しています。
入門書として面白いです。
ノーベル賞受賞で話題になった、
CP対称性の破れ、ニュートリノなどもどんなものかイメージしやすいです。
ヒグス粒子や宇宙の膨張など、
まだまだ謎なことも含めて、興味が広がる1冊です。
“電子やクォークなどの物質粒子が、光子やグルーオンやウィークボソンが伝える「力」に支配されて、この宇宙を形作っているのです。”
内需拡大と安易なダウンシフト
(写真は初詣の写真。秩父神社)
『デフレの正体』を読んでから、考えていることがあります。
内需の拡大、です。
1990年代半ばを境に、「生産年齢人口の波」の減少局面に突入した日本定年退職者の増加→就業者数の減少によって内需は構造的な縮小を始めました。
ということで日本経済が成長できるかどうかは、国民一人一人の一時間当たりの消費水準を伸ばしていけるかにかかっているわけです。この水準を以下では「消費の対時間生産性」と呼びます。
(『デフレの正体』藻谷浩介 より)
日本の不景気は、国際競争に敗れたからではなく、
生産年齢人口、消費者の減少による内需の縮小が根本的な問題であるということに、
ちょっと考えさせられました。
若者が金を遣わなくなったというが、
そうではなく、そもそも若者の総数が減っているのと、
お金を遣わない高齢者が増加しているのだということは、
うっかりしていました。
大量消費ではない新しい消費文化の構築。
お金を遣わない、安易なダウンシフトは、内需の縮小を加速させるだけなのかもしれないと思います。
スローライフ、エコライフ、ソーシャルな流れが進むことは望ましいことですが、
それと合わせて消費のあり方と経済成長も考えていきたいですね。
藻谷さんが提案している内需拡大策、いいと思うんですよね。
高齢者から若者への所得移転とか、若い女性の所得向上とか、
シンプルにして有効な気がします。
単に社会貢献を考えるだけでなく、やっぱり経済についての理解は必要だと思うこの頃です。