Hatena::Diary

tangkai-hatiの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-02-02

「予想積雪、区部5cm」の朝



f:id:tangkai-hati:20100202065100j:image


前夜9時前頃、降っていた雨が霙から雪にかわり、横殴りの雪となった。

意を決して外にでると、それは冷たい大粒の雨となり、坂道を歩き出すと、また雪となった。

雨と雪が交互に降ったようで、歩道にはかき氷の食べ終わりのような冷たい氷水がたまっていた。

朝まで続くと思った雪も深夜2時くらいには天候の回復とともに止んでしまい、今朝はいつもの明るい朝がきた。


それでも人も車も痕跡をのこさない民家の屋根は白い。

一見清くみえるこの景色も、顔をだした太陽によってあっという間に元の姿に戻るだろう。


美辞麗句を並べて粉飾した人間のありようも、また。

2010-02-01

観音裏『千葉屋』の大学芋


前夜に浅草で新年の一献があり、浅草寺をお詣りした後に観音裏まで出向きました。

ちょうどその店が入っていた同じ建物の言問通り側に入っていた店が大学芋の店『千葉屋』でした。


当然、はずすことはできずに早速店頭へ。

こちらの商品は「切揚げ」と「大学芋」の二種類だけ。

どちらかというと、芋を薄切りにして作った「切揚げ」の方が好きですが、このときはすでに日曜日の夕刻、営業時間の終了まであと20分ほどだったためか、「大学芋」の方のみあったので400gを700円で購入。



f:id:tangkai-hati:20100131231600j:image


「素材はどこどこの何という有名なブランド芋使用!」

「こだわりの○○産揚げ油使用!」


などということはどこにもなく、ただサツマイモを揚げて作った大学芋。

何がどう美味しいかと聞かれても困ってしまいますが、このストレートさが素朴でいいのです。

そして自宅で作るのとは異なり、大きな揚げ釜で沢山の油で揚げた大学芋はやはり違います。

中はほくほくに、外側はからりと揚がった芋に、薄衣のような蜜が絡んでいます。

さめても硬くならないさらっとした蜜は水飴がいい頃合いに使われているのではないでしょうか。


浅草寺へのお詣りの際、仲見世で芋羊羹や揚げまんじゅう、せんべいを買うもよし。

ですが、浅草寺本堂だけではなく影向堂などにもお詣りして、その先観音裏にちょっと足をのばし、この『千葉屋』の大学芋や『小桜』のかりんとう(『小桜』:下の同じ地図内にマークあり)をお土産にするのもいいものです。




『千葉屋』



東京都台東区浅草3-9-10

tel: 03-3872-2302

営業時間 月〜土 10:00〜18:00

     日・祝 10:00〜17:00

     (火曜定休)



より大きな地図で hatena diary用 を表示

2010-01-21

恵比寿『な々樹』で今年初の顔をあわせる



恵比寿駅西口からほど近い賑やかな横道を入ると、その喧噪の中に、初めての人はおもわず「えっ?ここ?」と言ってしまうたたずまい。


f:id:tangkai-hati:20100121184900j:image


年末と年始と、寒い時期にいく回数の多い、この『な々樹』。

私のお目当てはこの時期ならではの『どぶろく』(どぶろく風のにごり酒)と、鹿・馬の刺身。

いつもはワイングラスを片手に語らうワインのお仲間が4人、今日はこの白濁したグラスを傾けました。



f:id:tangkai-hati:20100121190400j:image


まずは肉の刺身の盛り合わせ、それに菜の花の辛子和え、山女魚の燻製。

馬も鹿もクセのない、やわらかな肉で、甘口のどぶろくとは絶妙の組み合わせ、気がつけば空の徳利を何度店の奥に向かって振ったことでしょう。

両方続けていえば「馬鹿刺」ですが、バカになど努々できません。



f:id:tangkai-hati:20100121190800j:image


刺身は手前と奥の右側が馬刺、奥の左だわが鹿刺、中央の白いのが「こうね」。

「こうね」は馬のたてがみの部分にある脂で、コラーゲンたっぷり。

口に入れると、すぅーっと甘い脂が舌の上でとろけていきます。



f:id:tangkai-hati:20100121201800j:image


すこし早いとは思いますが、蕗の薹菜の花天ぷらも。

また「みすず盛り」という、高野豆腐の揚げ物、だし巻き卵など素朴な料理を載せた盛り合わせも。


f:id:tangkai-hati:20100121205500j:image


話は昨年の美味しいワインに始まり、お料理の味をさらに美味しくしてしまう話題ばかり。

〆はいつものように、戸隠蕎麦をいただき、また今年も気の合う仲間どうしが集まって、美味しいものを食べようと誓ったのでした。





以前の「な々樹」のエントリー(タイトルをクリックでエントリーへ)


恵比寿『な々樹』の「どぶろく」と肴がクセになる

恵比寿『な々樹』であぶないお酒を飲む




『な々樹』


東京都渋谷区恵比寿西1-13-2サンキビル!F

TEL:03-3496-2878(本店)

営業時間:11:30-14:00、17:00-22:00(日曜、祝祭日休)


2010-01-13

カキ食えば、杯があくなり、越乃景虎



この冬もオホーツク、サロマ湖の牡蠣を紋別のN村さんからいただいた。


f:id:tangkai-hati:20100111183445j:image


f:id:tangkai-hati:20100111183504j:image



牡蠣をいただくのは「生」、とにかく「生」がいい。

生食用牡蠣は殺菌のために収穫してから、数十時間、オゾン殺菌された海水の中におかれる。

その間に身も細り、味も落ち...と諸説あれど、私はやはり生がいい。

それは加熱しないまま、オホーツクの水を含んでいるから。



f:id:tangkai-hati:20100111191100j:image


酒造りに水がどれだけ重要か、それを確実に知ることができるのが、弘化4年(1847年)創業、長岡(旧栃尾)の諸橋酒造が造る『越乃景虎』。

旧栃尾は雪深く、そして山に降った雪が長い時間かけて溶けた水がすばらしく美味しい。

『越乃景虎 名水仕込』は以前訪ねた名水「杜々の森湧水」を汲み上げて仕込み水に使っている。


栃尾『杜々の杜(とどのもり)』の湧き水



今回のお伴の『越乃景虎 龍』も、蔵元の井戸からくみ上げられた美味しい仕込み水を使っている。

ピュアですっきりとした飲み口で、牡蠣の風味を殺すことがない。

生の牡蠣をいただくのに、これほど素直に良くあうお酒はない。


f:id:tangkai-hati:20100111191200j:image






「北海道産牡蠣安心情報」

北海道産かき「ノロウィルス・貝毒検査結果。

http://www.gyoren.or.jp/topics/notice/



諸橋酒造株式会社

新潟県長岡市北荷頃408 

電話0258(52)1151



より大きな地図で hatena diary用 を表示



2010-01-11

悪夢


f:id:tangkai-hati:20010318163529j:image


眠って起きて、夢から覚めれば、

何もなかったのではないか、

私は何も見なかったのではないか、


そう思いながら明け方までうとうととし、

何度も何度も受信簿を見直す。

だが朝になっても、それはそこにあった。


きっと私はまだ目覚めていないだけだ。

長い長い悪夢をみているにちがいない。

そう信じるしか心は救われない。

2010-01-10

ネット上の情報はオイシイ


以前からネット上にはレシピ専用のサイトがいくつかあることを知っていましたが、普段特に気にしてみるともなく、ただ自己流の調理をしていました。

ふとしたことで、チェックをしたCOOPADお菓子のレシピ。



「りんごたっぷりヨーグルトケーキ レシピID:695989」



(自分でいうのもナンですが)さすがに長年キッチンにたっていれば、使う材料と調味料をみてだいたいの味や様子の見当もつきます。

こちらはどうしてもバターやクリームで高カロリーになってしまうケーキで、素材を置き換えて低カロリーに、しかも簡単な方法で作れるようにしたもの。

バターなしでどこまで焼けるかという興味もあって、ちょっと作ってみました。


材料の中で、費用の少しかかったものをあえてあげれば、プレーンヨーグルトと卵2個くらいでしょうか。

林檎はこの時期、いただきものが残りつつあるので、丁度良いタイミング。


f:id:tangkai-hati:20100110172200j:image


レシピでは180度で40分ほど焼くことになっていますが、私のところのオーブンは古い電子レンジに付属しているもので、出力や庫内の効率がいまひとつよくないようで、さらに3分ほど追加して焼き上げました。

もう少しだけ焦げ色があってもいいかもしれません。


f:id:tangkai-hati:20100110181900j:image


やきあがってから、家の中で一番冷える玄関においてさましたものを試食してみました。

林檎を生のまま沢山使っているので、そこから出た水分でしっとりした重みがあります。

ただ、予想通り、食材からでるコクのある風味はありません。

焼き上げのときも、パウンドケーキやクッキーだとしてくる、独特の甘い香りがあまりしません。

これはやはりバターのなせる技ですね。

サラダオイルを使っているせいか、私には食べていてどうも生の油のなまぐささのようなものが感じられました。

これはサラダオイルの半分をバターにかえてみると良いかもしれません。


味は甘さ控えめで、ヨーグルトのさわやかさもありますが、若干単調です。

シナモンと粉砂糖、または市販のシナモンシュガーをかけると、一層美味しくいただけます。

リンゴ以外にも、洋梨、ダークチェリー、バナナなどでできそうです。


f:id:tangkai-hati:20100110220300j:image



驚くことにネットでみていた方が、私が用意をする前に、もうさっさとつくって焼き上げ、blogにアップまでしていました。

すごいです。

こういう素早さ・手際の良さが、仕事の巧さにつながるのだろうな...と、ケーキをつくりながら別のことに感心してしまいました。

2010-01-07

街の様相シリーズ〜21『大根を干す』


「街の様相」というシリーズでblogをアップしてきたことをすっかり忘れてしまっていた。

調べたら(左の検索窓に「街の様相」といれて「検索」ボタンをおす)最後は昨年の2月、このエントリーだった。


「街の様相シリーズ〜20『新橋二丁目・烏森神社』」


ああ、そうそう、身近な街中のふとしたことを書いていたんだと、急に思い出す。

そんなわけで、また書いてみる気になった。



ここはとある街道の旧道。

今は一方通行となっていて、そこそこ通行量もある。

そんな道を歩いてくると、妙に不思議な物体をみた。

いったんは通りすぎたものの、ん?となぜか後ろ髪を引かれるようで、数メートル歩いてから思わず引き返してみた。


そこにこれはあった。


f:id:tangkai-hati:20091221143500j:image



何本もの大根が頭をくくられ、自転車の籠の上に所在なさげに置かれている。

正確には干されているというべきだろうか。

寿司店の店頭で、大根が干されているのだ。


この時期となると里山では軒先に、柿とともに大根が沢山のれんのように並べてつり下げられている。

しかし、ここは東京の街中。

干す軒もなく、やむなくこの場所となったのだろう。


寿司店で出される沢庵になるのだろうか。

街中の大根は行き交う人の目に恥じらいながら、しおれていく。