目玉焼きについて 『大地の赤』(美味しんぼ第7巻)

またまたちょっとの気分転換に「美味しんぼ」を読んでいるのだが、おそらくこれも昔読んでいるに違いない。

第1話 大地の赤
第2話 氷菓と恋
第3話 茶人といちご
第4話 手先の美
第5話 大豆とにがり
第6話 天然の魚
第7話 黄身と白身
第8話 ボクサーの苦しみ(前編)
第9話 ボクサーの苦しみ(後編)


「天然の魚」(ここでは真鯛)だが、天然モノと養殖モノの違いを題材にしている。グルメブームがあった恩恵か、今ではおそらく真鯛をみたり、食べたりすれば、それが天然か養殖かの見分けがつく人が多いと思うが、この本が出た今から20年前の当時(昭和61年)頃はまだ、そのような事に気を取られるような事が無かったのかもしれない。
昔の巻をみると、食に対する知識の広がりが今とかなり違っていたことを感じる。
ただし、「美味しい物を食べたい」という気持ちは、いつの世も同じ。


「黄身と白身」では、目玉焼きに関して、その焼き方、食べ方の論議があって面白い。「国際目玉焼き会議(IFEC)」まであって、そこで各国の人々が手元で目玉焼きを焼きながら、自分達の目玉焼きの正当性を主張する。
そこまでいかずとも、たとえば私たちの身の回りでも、たとえば民宿の朝御飯にでてきた目玉焼き。
自分は御飯の上にのせ、半熟の黄身をつぶして、醤油を垂らしていると、横にいた別の人が「そんな気持ち悪い食べ方を! 目玉焼きはソースをかけるんだ!先に白身をたべ、最後に黄身!」とのたもうたりする、ごく身近な問題(笑)だ。
きっと、肉じゃがの「汁なしコッテリ派」と「汁ありサッパリ派」の違い以上に多岐にわたるおもしろさだろう。
(個人的には小学校高学年の自由研究に、身近な人の食べ方でもチェックすると楽しめると思うのだが)


さて、皆様は目玉焼き、どんな焼き方、食べ方で?

■片面焼き(サニーサイドアップ)、両面焼き(ターンオーバー)
■醤油、ソース、七味唐辛子、塩、胡椒、マヨネーズ...
白身から 黄身から 一緒に切り刻んで...




美味しんぼ (7) (ビッグコミックス)

美味しんぼ (7) (ビッグコミックス)





びっくりーーーー
http://oishimbo.jp/