『ナマの京都』読了


グレゴリ青山が、生まれてから26歳まで住んだ京都のナマの事を書いている。
つまり、ずっと住み続けている著者でないところが、ミソなわけで、「離れて判る故郷の良さ」。
だけでなくそれが「故郷の不思議」でもあり「故郷の謎」であったりもする。


京都出身者には勿論、数年でも住まった事がある人には、見知った場所や名前が出てきて、「そうそう!」とつい膝を打ちつつ面白い本だろう。
学生の頃の修学旅行、そして大人になって何かの機会に数回京都へいった、という人にも、「へぇ....そうなんだ」と、それなりに面白いはず。
ただ、「え?京都? それがどうした?」という人には、どーでも良い本だ。


頭の凝らない写真、漫画、イラスト満載の本。
あっという間に読めてしまう。
本読みたいけど、重たいのは嫌な時に最適かな。



ナマの京都

ナマの京都