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tangkai-hatiの日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2011-01-28

生きている山『新燃岳』


このところ牛の口蹄疫病に始まり、鶏インフルエンザ、そして今度は霧島の火山活動の活発化と、九州南部が騒がしい。

しかも人の目に見えないものや手の及ばないに脅かされているという、妙な共通点はいったい何なのだろうか。

被害は畜産だけではなく、風下の地域では降灰による農作物にまで及ぶ。

つい先だって交代した宮崎県の新知事にとっては、元副知事であったにしても、試練続きだろう。



桜島を揺るがすかのような噴煙をあげて噴火している「新燃岳」(しんもえだけ)。

今、新燃岳で検索するだけで、沢山の画像と動画が出てくる。

中には夜間の赤い溶岩が吹き上げて、山肌に落ちる生々しい動画もある。


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2008年10月の半ば、鹿児島を訪れた時に霧島の山並みのうちの1つ「韓国岳」(からくにだけ)に登った際、丁度「新燃岳」を写していた写真があった。

実は一連の写真を何十枚と撮っているのだが、そのデータを移したパソコンがトラブルでHDDを初期化してしまい、残念ながらその前後の写真がみな見あたらないなか、たまたま某SNSの中にアップしてあったものだ。


火口からは噴煙ではなく水蒸気がときおり立ち上っていた。

残念ながら当時も有毒ガスなどを憂慮して、新燃岳のそばに近寄ることはできなかったが、遡って数年前までは、このような活動もなく静かで、この写真を撮った韓国岳から、この新燃岳をとおり、いくつかの霧島の山々を縦走して、写真の奥にそびえる「高千穂峰」まで行けたという。



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それにしても、ここ数日見かける写真や動画とは比べようのない、穏やかな山の景色だ。


この山が生きていた。

そして、爆発をした。



この山の南西の麓にはきつい匂いのする高濃度の硫黄泉『新湯(しんゆ)温泉』、一軒宿は一件宿の『新湯温泉 霧島新燃荘』がある。

噴火の影響がこの温泉にまで及んでいないことを祈りたい。

一番上に貼り付けた動画は、その新燃荘付近からの(望遠)映像らしい。


秘湯『新湯温泉』

http://d.hatena.ne.jp/tangkai-hati/20071006/1192268324



(「噴火の続く『新燃岳』」につづく)

2011-01-19

黄金色への豹変『茨城の丸干し芋』


突然、全く違うものに変わってしまうようなこと著す言葉に「豹変」があるが、最近は良くない方向に変わることや、変わり具合の急さを非難することに使われている。

ところが語源はといえば、


「君子豹変、小人革面(君子は豹変す。小人は面を革(あらた)む」(易経


によるもので、君子が過ちを認めて(豹の毛が生え替わるように)速やかに正すことから来ているらしい。


温暖な人だと思って話をしていたり、盃を重ねていると、突然豹変して横暴な人となるような豹変は私は体が固まって動かなくなってしまうほどとても嫌いだが、本来の意味で豹変という言葉を使えるなら、そんなに良いことはない。



今回の「黄金色への豹変」はまさに美味しい豹変だ。

例年のように水戸のH川さんからありがたい特産品の贈り物をいただいている。

今年もしっかりといただき、季節の到来を感じている。


それは何かといえば、例えようのない薄黒い色をした得体の知れないもの。

知らずにみれば、これは植物なのか動物なのかすら一瞬考えてしまいそうだ。


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ところがこれをオープントースターの網に並べ、中温で数分間焼いていると、

香ばしい香りがしてくる。

表面はうっすらと焦げ色が付き、黄金色に豹変する。


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火傷しそうなアツアツの固まりを裂いてみると、中からは湯気とともにしっとりとした甘い香りが立ちのぼる。

さつまいもを薄くスライスした干し芋は見かけることが多いが、これは丸のままを乾燥させた丸干し芋

気温がぐんと下がる年明けでないとできないということだ。


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このシーズンも「H川さん、ごきげんよう、ご馳走さま」と言いながら、寒い夜の温かな糧となる。






昨年もこの豹変はとても美味しかった。

「自然な甘さにうっとり、茨城の丸干し芋」 

2011-01-13

『私を月まで連れていって』


『Fly Me to the Moon』というタイトルのこの曲。


この曲は1954年に作曲家・作詞家のバート・ハワード(Bart Howard、1915年7月1日 - 2004年2月21日)によって作られたもので、初演はニューヨークのキャバレー "Blue Angel" において、ヴォーカルのフェリシア・サンダーズ (Felicia Sanders) によるものであった。ただしこの時の曲のタイトルは『In Other Words』(「言い換えると」の意味)であり、曲調も3拍子で、現在多く採用されているアレンジとは装いをかなり異にしていた。この「In other words」という台詞は歌詞の中にも登場しており、現在でもこの曲をカバーする際に『Fly Me to the Moon (In Other Words) 』というタイトルとしているアーティストもいる。

フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン


この曲は1954年に作られたというから、当時、望遠鏡で見ることはできたにしても、やはり月は遠い存在。

そして、太陽の力とは違う神秘の力を秘め、あるいは未知の希望の世界、

実現ができない夢の世界、あるいは憧れ地として歌われたのかもしれない。


『In Other Words』のタイトルの通り、自分の気持ちを「言い換えると」この歌のような歌詞になる。


In other words, please be true

In other words, I love you




今まで色々な人にカバーされてきた『Fly Me to the Moon』。

歌う人が違うとずいぶんと感じがかわるものだ。


愛くるしい女の子が目をきょろきょろさせて「ねぇねぇ私を月に連れていって」といっているようにも聞こえれば、

「月につれていってくれるんでしょ!?」と、恨みめいた心を吐露するとも聞こえれば、

大人の女性がしっとりと秘めた心を神秘な月に託しているようにも聞こえ、

いや、歌う人だけではなくて、聞いている時の人の心理状態でも変わるものらしい。


ところで、女性に真顔で『私を月まで連れていって』と言われたら、

男性はなんとこたえるのだろう?



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2011-01-12

MacBook Air 11インチ欲しい!


MacBook Air 11インチ欲しい!


あ、すでに持っていますが、自宅、そして事務所用に2台あってもいいでしょ。

ほら、それぞれの場所から出かけることだってあるのだし。

MobileMeで同期したり、共有すれば不自由ないしね。


と、セールスにのって書いてみた。



Apple MacBook Air 1.4GHz Core 2 Duo/11.6

Apple MacBook Air 1.4GHz Core 2 Duo/11.6"/2G/128G/802.11n/BT/Mini DisplayPort MC506J/A

2011-01-10

『McCOY TYNER TRIO』新春の良きものとの巡り会い



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(ステージ終了直後)


ありがたいことに。久しぶりに大きなライブハウスを訪れる機会に恵まれた。

いくつかの選択肢の中から、騒々しすぎもせず、かといってソロでもない、落ち着いたトリオが良いと思って選んだのが、この日のステージ『McCOY TYNER TRIO』だった。

渋さの固まりのようなマッコイ・タイナーのピアノも良かったが、ゲストが思いのほかに素晴らしかった。

コルトレーンの名盤復活かと思うようなメンバーの中で、ヴォーカルを担当したホセ・ジェイムズの声に計らずもぽーっとなってしまいそうだった。

耳元で囁くように唄われたら、きっと男性でもとろけてしまうかもしれない、そんな声。


FOR ALL WE KNOW

FOR ALL WE KNOW


たまたまこのアルバムの4曲目に「Body & Soul」が入っていて、以前から伊藤君子の歌う「Body & Soul」を良く聞き知っていたので、思わず真っ先に聞いてしまったが、伊藤君子が演歌なら、このホセ・ジェイムズはバラードなのだろうなと思った。

そしてふと「バラード」を検索していたら、


バラード

バラード


ジョン・コルトレーンの「バラード」がでてきた。

なるほど、ハートマンの代わりにホセ・ジェイムズが歌ったはずだと思った。

聞く者に力を入れさせない歌い方、耳に頭にすぅっと入ってくる歌声、

それは手にしたグラスを口元に持ってくるのを忘れてしまいそうな感覚だ。



そしてもうひとつ、グラスと言えば、良いワインの巡り会いもあった。

前菜にローストビーフ、それにレバーのパテを頼んだいたので、それに合わせるワインをリクエストしたところ、「中くらいの重さの赤か、きっちりした白ではいかが?」ということで、白を頼んだ。

このリクエストでどんなワインが出てくるか、こっそり自分でも想像してみるのが楽しみであったりもするが、2本呈示されたうち、見慣れないプロポーションのボトルとエチケットのこのワインを頼むことになった。


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チリ産のソーヴィニヨン・ブランだという。

『TORREON DE PAREDES RENGO』(トレオン・デ・パレデス)。

淡いグリーンがかった金色で、柑橘系もともなうすっきりした味は前菜の肉類にはぴったりだったが、適度な酸味や後味に残るちょとした苦みは、ロワールのソーヴィニヨン・ブランを意識しているのかと思うほど。

ニューワールドのソーヴィニヨン・ブランは香りがきつすぎる程のもの(特にニュージーランド産など)があって、個人的にはそれはどうかなと思ってしまうが、このワインはそこまではきつくなく、ほどよかった。

コストパフォーマンスもなかなか良いので驚いた。


きっちりと良い音楽に浸りつつも、適度に美味しいワインを飲める機会はなかなかない。

年の初めに幸先が良いかなと思う。

2011-01-01

2011年初日の出


各地で荒れ模様の天候らしいが、東京は今年も穏やかな良い天候の元旦となった。



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奇しくも現れた飛行機雲

これは「初日の出フライト」の便なので、奇しくもという訳ではないが、この日この時だけ、羽田を離陸したチャーター機なので、年に一度だけの軌跡。

日の出前の午前6時前に羽田を離陸し、富士山付近まで飛んで周遊し、午前8時前に羽田に戻るというコースだそうだ。


私のところからは羽田空港も、初日の出も、富士山も見えるが、地上からとは違って、やはり空気の薄いクリアな上空からみた日の出は格別だから、幸いにも機中にいた人たちには、たまらないご来光だっただろうと思う。


聞けばこのようなフライトは日本だけらしい。

山から「ご来光」はじめ、日本人の日の出に寄せる想いは特別なのかもしれない。



『ANA2011年元旦初日の出フライト』

http://www.ana.co.jp/dom/promotion/hatsuhinode2011/tokyo.html

羽田発、関空発。


JALは成田発、羽田発、スターフライヤー北九州空港発。





(2011.01.04追記)


初日の出」で検索してblogにお越しの方が多いようなので、追記しておきます。


初日の出フライトの軌跡(飛行機雲)については「賛否両論あり」という認識をしています。

私は単純に景色として楽しんでいただけですので、こんなアクセントがある日の出もたまには良いかと思っています。

ですが、初日の出をワイドに撮っていた方で、日の出そのものを楽しみにしていた方にとっては、邪魔な要因だっただろうと思います。

もし、仮に故意に雲を残せるのであれば、自然現象として観るのもちょっとつらいものがありますね。

ですが、成田発のJAL初日の出フライトでも、同様に離陸してターンしたあとしばらくの飛行機雲が観られています。

飛行機雲のできる条件がたまたま整っていた朝だったという考えもできるでしょう。