あんず(杏)です。
我が家の隣の畑、気がつかないうちに、こんなに実が大きくなっていました。


そこで、あまりご存じない方のために、少しだけあんずのこと・・・・

あんず、アプリコットといったほうがわかる方もあるかも。

『原産地はネパールから、中国の山東、山西、河北地方の山岳地帯。古名はからもも(唐桃)といい、中国では古くから栽培されていましたが、ヨーロッパには1世紀頃に伝わり、多くの品種改良がなされ、18世紀になるとアメリカに伝わり、今ではカリフォルニアが世界的な産地になっています。』


長野県は、あんずの生産日本一だそうで、その中でも、わが町松代町の隣、千曲市森は、春には一面あんずの花が咲き誇り、もうすぐ6月下旬から黄色い実がたわわに実る季節を迎えます。


『この地にアンズがもたらされたのは天和年間(1681〜1683年)元禄時代伊予宇和島藩伊達宗利侯の息女豊姫が、松代藩主真田幸道侯に興し入れの際、故郷の春を忘れじとして国許よりアンズの苗木を取り寄せ、松代東条地区に植え付けたのが始まり。』

『安永年間(1772〜1780年)松代藩は、森村・倉科村・生萱村・石川村などへ苗木を配布し、栽培を奨励した。』


長くなりましたが、こちらにあんずが多いのはこういううことだったんですね。
なんと、伊予の国、四国愛媛県からやってきたのかと思うと、みかん好きの私としてはちょっとうれしいような・・・。

県外の方は多分、ジャムやジュースなどで食べられていると思いますが、私はこちらに来て、生で食べてほんとにおいしいと思いました。
生で食べられる期間は短いのですが、楽しみの一つです。

色づいたらまた紹介しますね。