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プロフィール

tanipro

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映画感想ブログだったんですが更新停滞中。記録のみになってきてます。

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たまに記録に使ってるだけで、ほとんど見てません。
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キネマ旬報東京友の会会員。 モノノフ=ももいろクローバーZのファン。ファンクラブ会員。 前のtwitterアカウント(tanipro)が使えなくなりました。新しいアカウントは(newtanipro)です。
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◎◎2010年から双葉十三郎先生が使用していた映画採点方式を下敷きにしたものを使っています◎◎
採点例・・・100点満点は無い。☆☆☆★★以上がオススメ作品。
☆☆☆☆★以上(ダンゼン優秀・超ゴイスー)・・・「息もできない」「エリックを探して」「ヘヴンズ ストーリー」「パーマネント野ばら」「悪人」「青いソラ白い雲」「この空の花 長岡花火物語」「横道世之介」「恋の渦」「ゼロ・グラビティ」・・・など
☆☆☆☆(ダンゼン優秀・ゴイスー)・・・「冬の小鳥」「ヒックとドラゴン」「彼とわたしの漂流日記」「イエローキッド」「ヒミズ」「ロボジー」「ダークナイト ライジング」「レ・ミゼラブル」「ジャンゴ 繋がれざる者」「華麗なるギャツビー」・・・など
☆☆☆★★★(上出来の部類)・・・「キック・アス」「信さん 炭坑町のセレナーデ」「冷たい雨に撃て、約束の銃弾を」「夢売るふたり」「リンカーン」「テッド」「オズ はじまりの戦い」「ザ・マスター」「舟を編む」「中学生円山」「そして父になる」・・・など
☆☆☆★★・・・「酔いがさめたら、うちに帰ろう」「ヒーローショー」「闇の列車、光の旅」「世界にひとつのプレイブック」「共喰い」・・・など
☆☆☆★・・・「エクスペンダブルズ」「ゴールデンスランバー」「莫逆家族 バクギャクファミーリア」・・・など
☆☆☆(水準程度)・・・「北のカナリアたち」・・・など
☆☆★★★(水準以下だが多少の興味あり)
☆☆★★以下(篤志家だけどうぞ)

2013-08-21 本谷有希子著「自分を好きになる方法」

本谷有希子著「自分を好きになる方法」

自分を好きになる方法

自分を好きになる方法

以下、facebookより転載

過日、本谷有希子先生(って言っても年下なんだよなあ)の最新刊「自分を好きになる方法」を読了。自己啓発書のようなタイトルですが、長編小説です。

「リンデ」という一人の女性の、3歳のある1日、16歳のある1日、28歳のある1日、34歳のある1日、47歳のある1日、63歳のある1日を章立て構成で描いて、一人の女性の一生を描く。女性に強くおススメ。だけど男性のオレが読んでも、良かった。

描かれる1日は全てありふれた1日でしかないんですが、そこから見事に「孤独」や「何を求めているのか」が感じ取れます。人生って、ちょっとしたことで変わって、時が過ぎていく。

本谷有希子先生の小説作品は、読んでる間は楽しくて、読み終わったらスッコーンって抜けていくような奇妙な魅力を感じるものが多かったけど、「新境地」と書かれているように、この小説は読み終えた後も余韻を引き摺りました。

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講談社 本谷有希子
購入: 2人 クリック: 24回

2013-08-02 いましろたかし著「原発幻魔大戦」

いましろたかし著「原発幻魔大戦」

以下、Facebookに書いた文章を加筆して掲載。

過日、いましろたかし著「原発幻魔大戦」「原発幻魔大戦 首相官邸前デモ編」「原発幻魔大戦 日本発狂編」をイッキ読み。

これは「釣り人たちの日常を淡々と描いていた、いましろたかし。だが、3・11以降の政府メディア官僚財界の余りのデタラメぶりにいてもたってもいられなくなってしまい、連載内容を突然、大転換!!」して始まったもので、三巻目が出たところでまとめて読みました。

おもしろい。今後も読み続けようと思います。

「サト―」という実に普通の人物が主人公なんですが、いましろ氏の考えていることをサト―に重ね合わせて読むととても興味深い。

震災後から、様々なメディア報道を挟み、時系列に進んでいく話なので、思いだす意味でも良かった。

原発以外の点にも触れていて、「脱原発」「反TPP」という立場だけはブレないんですけど、主人公の考えに細かい変化がアリアリと読みとれるのもよくわかる。いましろ氏自身とそれを重ね合わせる。一時期は小沢一郎を信じ、「日刊ゲンダイを読め」と言ってたりしてたのが、政治の変化とともに急に変わったりする。

いましろ本人も脱原発など各種デモに参加しているようで、デモの描き方にも説得力がある。決して「毎度盛り上がってます!」なんて書いてない。オレも参加したデモの時の様子は「ああ、たしかにこうだった」と思い出す

主人公サト―の言うことには「ちょっとトンデモ過ぎやしないか?」という発想も多数ある。サト―=いましろ氏の「予感」は当たるか?興味深い。「予感」が当たれば、このコミックは「予言の書」となる。

最新刊「原発幻魔大戦 日本発狂編」には巻末に、震災脱原発、反TPPで一貫して主張する金子勝氏の、なぜ原発はなくならないのか?TPPって一体どういうことなのかというインタビューも載ってて、これも読む価値があります。

原発幻魔大戦 (ビームコミックス)

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2012-01-15 「僕のお父さんは東電の社員です」と「ヒミズ」

「僕のお父さんは東電の社員です」と「ヒミズ」

今回のブログはどちらも「現代の大人世代と未来の世代」でまとめました。まあ、以下の本と映画には、そんなに繋がりは無いんだけど。

「僕のお父さんは東電の社員です」

「僕のお父さんは東電の社員です」

「僕のお父さんは東電の社員です」を読んだ。実はこの本”お父さんが東京電力の社員だから”云々に書かれているようなイメージを抱いたがそうでもなく、表題よりも副題のほうが本質を伝えている。

副題は「小中学生の白熱議論!3・11と働くことの意味」

毎日小学生新聞に載ったある記事に対して、「東京電力の社員の息子」を名乗る小学生から手紙が届く。

その手紙には「責任は誰にあったのか。みんなにあったんだ。」そして「これからどうすべきか」が書かれている。

それに対して、世代別読者から様々な声が届く。それをまとめて収録してるのが前半部で、後半部は森達也氏の「まとめ」になっている。

読んで、涙が止まらなかった。哀しくてではない。感動して、でもない。

小学生や中学生などの世代の声を読んでいて、申し訳が無かった。

オトナの世代として、小中学生などの未来の世代に対して、ただただ謝りたい。

ぜひ読んでほしい一冊。

帯の文句が素晴らしい「いまこの国の大人たちに子どもたちの声は聞こえてますか」

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映画「ヒミズ」を観た。ユナイテッドシネマとしまえん。

点数・・・☆☆☆☆

オレはこの監督の「冷たい熱帯魚」「恋の罪」共に苦手だ。

この監督が注目を浴びるようになる前から「詩人・園子温」な一面が苦手なのだ。

最近では「愛のむきだし」「ちゃんと伝える」では気にならなかったので、「やっとそういうのが消えたか」と思ってたが、「冷たい熱帯魚」の「ボディを透明にしてやる」にもウソ臭さを感じたし、「恋の罪」の大学ベンチのシーンでは本当に勘弁してくれと思った。

そして映画に過激さを求めていない。映画に限らず、人は過激さを求めれば求めるほど、気付かない間に何かを忘れたり捨てていくから。

で、やっと「ヒミズ」の話。「ネタバレ」入ります。

ざっくり言えば、普通に暮らしたい少年少女が周囲のダメなオトナに未来を壊される、そういう映画。

これは当然言うまでもなく現在と未来の日本の縮図だ。オトナのみなさん、オレも含めて、多かれ少なかれそれぞれに責任があって、罪人なんですよ。

開巻直後、嫌な予感がした。「ああ、またこの手の映画か・・・」

この映画、細かい点では言いたいことが山ほどある。例えば吹越満氏や神楽坂恵氏の存在感の薄さ。ピザ届けるシーンは必要だったのか(あれが強烈に、かつての園子温的)、などなど。宮台真司氏がテレビ画面で語ってるあの感じも苦手。

ただ、少年少女の迫力に気圧された。現代版「青春の殺人者」かな。東京では来週土曜新文芸坐で上映してるから、セットで観てはいかがでしょう。

渡辺哲氏がでんでん氏の下に向かい語るシーンも良い。

ラスト2人は、先の未来を目指して走る。同監督で言えば「愛のむきだし」的だ。

オレはこっちの園子温映画が好きみたいだ。

追記

震災との関係について全く触れなかったけど、その点に関しては「被災地で撮った」くらいのものだと思ってる。その点に関しては

かなり甘い映画かもしれない。そういった批判には概ね同意する。しかし、それでも支持する。

青春の殺人者 デラックス版 [DVD]

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2011-01-29 2011年1月に読み終わった本

2010-12-30 今月の本棚(2010年12月分)

今月の本棚(2010年12月分)

ところで、「今月に読んだ本」では無いのですが、山下敦弘監督、妻夫木聡、松山ケンイチ両氏出演により来年映画として公開される、川本三郎さんの「マイ・バック・ページ」が復刊されていました。

僕はこの本(昔出たもの)を古本市で3000円だか4000円だか払って買ってます。

痺れるような名著だと思ってます。

マイ・バック・ページ - ある60年代の物語

マイ・バック・ページ - ある60年代の物語

以下、12月に読んだ本

パーク・ライフ (文春文庫)

パーク・ライフ (文春文庫)

風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)

風に舞いあがるビニールシート (文春文庫)

プラナリア (文春文庫)

プラナリア (文春文庫)

では、よいお年を。

2010-11-30 今月の本棚(2010年11月分)

今月の本棚(2010年11月分)

ねぼけ人生 (ちくま文庫)

ねぼけ人生 (ちくま文庫)

勉強になった。

無銭優雅 (幻冬舎文庫)

無銭優雅 (幻冬舎文庫)

初めてこの人の本を読んだ。

試みの地平線 伝説復活編 (講談社文庫)

試みの地平線 伝説復活編 (講談社文庫)

連載読んでた頃を思い出した。

橋ものがたり (新潮文庫)

橋ものがたり (新潮文庫)

素晴らしかった。

生きてるだけで、愛。 (新潮文庫)

生きてるだけで、愛。 (新潮文庫)

面白かった。

ぼくの小鳥ちゃん

ぼくの小鳥ちゃん

今の季節にピッタリだった。

2010-10-31 初恋温泉

初恋温泉(吉田修一)

初恋温泉 (集英社文庫)

初恋温泉 (集英社文庫)

吉田修一氏の恋愛小説集。

吉田氏は映画「悪人」に関して、「祐一や光代はこの二時間の中でしか主人公になれないから」というようなことを語っていたけど、この中の「白雪温泉」が、まさにそうでした。自分もこの中に出てくるカップルに近いところがあるかも。

つまり「主役になれない人たちを主役に」ということか。

「風来温泉」の中に「風が見える」という表現があるけど、李相日監督や笠松則通氏らによって描かれた「悪人」の中の地方の街は、まさにその土地の風が見えたようでした。

次は「パーク・ライフ」あたりでも読んでみます。

パーク・ライフ (文春文庫)

パーク・ライフ (文春文庫)

「パーク・ライフ」っていうとblurの傑作を思い出しちゃいます。

パーク・ライフ

パーク・ライフ

映画「悪人」、良かったなあ。もう一回観に行っても良いネ。

2010-10-28 今月の本棚(2010年10月分)

今月の本棚(2010年10月分)

今年になってから、その月に読んだ本を書き残してます。

しかし、これがどうしたことかいつも書き忘れているので、もう今月の分を書くことに。

今月はいくつか読んだんですが、この作者に触れます。

金子修介監督最新作が「ばかもの」ということで、絲山秋子氏の作品を読みました。でも「ばかもの」は読んでません。

エスケイプ/アブセント (新潮文庫)

エスケイプ/アブセント (新潮文庫)

ダーティ・ワーク (集英社文庫) (集英社文庫 い 66-1)

ダーティ・ワーク (集英社文庫) (集英社文庫 い 66-1)

この方の文章と相性が良いのか、または文章が上手いのか、両方ともあっという間に読了しました。

というより、とても感じるところの多い作品でした。

一般的は「エスケイプ/アブセント」より「ダーティ・ワーク」のほうが評価が高かったりするのでしょうか。そんな気がします。「エスケイプ/アブセント」の構成は巧みです。「つながる」という意味で、現代的だったりするのかも。

でも私的には「エスケイプ/アブセント」の方が好きです。P70〜P71に、しおりを挟んでおこう。

主人公に、ひたすら共感しました。同時に、読むたび、自分の今までの人生の節々を度々反芻しました。

おれの人生、どうだったけなあ。みたいに。

また別の作品読んでみようかと。

2010-09-30 今月の本棚

今月の本棚(2010年9月分)

悪人(上) (朝日文庫)

悪人(上) (朝日文庫)

悪人(下) (朝日文庫)

悪人(下) (朝日文庫)

私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)

私が殺した少女 (ハヤカワ文庫JA)

2010-08-30 今月の本棚(2010年8月分)

今月の本棚(2010年8月分)

秘密―パレスチナから桜の国へ 母と私の28年

秘密―パレスチナから桜の国へ 母と私の28年

職業としての学問 (岩波文庫)

職業としての学問 (岩波文庫)

一少年の観た「聖戦」

一少年の観た「聖戦」

カラフル (文春文庫)

カラフル (文春文庫)