みすや針の威力
仕事に気力を吸い取られてしまっているのか、えんえん続く暑さのせいか、ブエルタのTVをつけていても朦朧としています。眠くてしょうがないのですが、仕方なく息子の新しい体育着のゼッケンつけ。。。気力をふりしぼるとはこのこと。夜針と出針はよくないというけれども、帰宅がおそいので明日までにやろうとするとどちらかに該当せざるをえない。
- ところで、京都の有名な針「みすや針」を使用したところ、接着面のある針のとおりにくいはずのゼッケンにさくさく通るじゃないですか。。
- 針がどこかにひっかかるのではなくさくさく布に入っていく、このすんなり入り感の裏にはものすごい努力と工夫があるようです。針の「切れ味」というかんじでしょうか。いや、繊維をぶちぶち切るのでなく、うまく間にさっくり切り込んでいくかんじ。
直感派スプリントのための予習復習と,マキュアンのアドバイス
今月の英CS記事(Nacoさんがカヴ劇場を取り上げた記事の欄外コラム)より。
- 5かける5は、子供のときに叩き込まれているので即座に、直感的に答えがでる。カヴはスプリントは九九みたいなものという。
- カヴは時間のある夜や、集団内で走っているときに翌日のスプリントの計画を立てるのが習慣。コースマップを眺めて何度もアタマの中で走ってみる。そうすることで過ちの可能性を減らす。
- SRMは嫌いだが、元銀行員だけあって数字であれこれ考えるのは好き。こうできる、こうできたはず、と考える。
- それに加えて、マキュアンの助言、スプリントごとにノートをつける、自分は何をして、どうなったか、うまくいったところ、いかなかったところ。それが次回への答えにつながる。
直感派スプリントは、事前の綿密な予習で予想されうる事態をアタマに叩き込むことによって、クイックな対応が可能となるわけなのか。。、確かに、九九に似ている。
- さらに復習ノート。マキュアンもカヴもそんな予習復習タイプには見えないだけに感心。まあプロならあたりまえのことかもしれないけれど、、
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2006年2月の英CSより、ゲント6日間レース特集記事。05年にU23の部で6日間レースデビューしたカヴは、世界選でマディソンのタイトルを獲ったことで、いきなり有名どころがひしめくシニアの部に格上げ。そこでは間違いを犯した選手は罵倒される荒っぽい世界。カヴはそこにすぐに溶け込んだ。世界タイトルと、ロブ・ヘイルズと組んでいたこと、周囲への敬意をあらわすことを忘れなかったので、あたりは和らいだと思う、と本人のコメント。ロブ・ヘイルズはカヴにずっと直すべき点について教え続けた。カヴも06年の6日間本格デビューのドルトムントやミュンヘンのレースでは多くの間違いを犯したことを自覚しており、まだまだ学ぶ点があると思っている。
- いやしかしマキュアンといい、ヘイルズといい、それからミラーとかハモンドといい、カヴの、先輩たちからあれこれ吸収する力と、うまく教えてもらえるキャラクターに感心、今はどんどん先人から教わるときであることをたくさん勝っても忘れないでほしい。
- 吸収力抜群といえば、最近取り上げている英国自転車界の司会者NO.1 ヒュー・ポーター翁。彼は司会しながらやたら選手を「さわる」んだよね、と友達の観察による。なるほど、彼もまた若い選手たちから何かを「吸収」してるのかも。。。(苦笑)