連載 ぼくのうなぎつり(5)

おじちゃんが、うなぎにいっぱい土をつけて、ふくろの中に、つかんで入れました。ぼくは、うなぎがにげないように、つるでくくりました。「ぼくは、もう一ぴきつるぞー。」といって、はりに、みみずをつけて川になげました。
それから、だいぶんしたけど、すずは、なりませんでした。
「啓太、やめようか」とおじちゃんが、いいました。「もうすこーしつろうや」といったら、「また、つれてきてやるからな」といったのであきらめました。いとをあげたら、みみずがついたままでした。
ちいさいうなぎと、なまずと、大きいうなぎが入ったふくろをもって、くるまにのりました。「ねむくないか。九じはんだよ。」ぼくは、少しもねむくありません。「はやくみせたいな」と思いました。
うちにつきました。くるまから急いでおりて、「つれたよー」といったら、みんながでてきました。ふくろをみせたら「うわー大きいのがつれたね。」といってびっくりしました。いもうとは、もうねてましたので、あしたみせてやろうと思いました。ばけつにうなぎを入れました。「またすぐいきたいなー。あした、いかれないかなあ」と思いました。(おわり)