漁書日誌 3.0

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花粉万朶の3月

今日届いた本。

田中智学「日本国体の研究」(天業民報社)普及版大正11年8月15日13版少痛1000円
安成二郎「花万朶」(同成社)昭和47年12月15日限定千部記番署名入凾帯300円
押川春浪翻案「ホシナ大探偵」(盛林堂ミステリアス文庫)350部1200円
春浪以外はオークションで落札。「花万朶」はいつか買って読まないとと思っていたが、幾らでとケチケチ探していたもの。送料かかっても千円以下ならまあ。そして田中智学は国柱会関係でもあり、そもそも「国体」関係の資料としても持っておきたいなと。本当はこんな当時の本ではなく、文庫はさすがになくても思想全集的なものにでも入っていればそちらで欲しかったが、復刻版はかなりプレミアのようだし。
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細江英公「薔薇刑」展——一度ミシマを忘れるために
@ふげん社 2015年3月5〜31日
22日の日曜日、水原紫苑氏による講演「薔薇刑と童貞のエクリチュール三島由紀夫と春日井建」があったので出かけてきた。水原氏は春日井建のお弟子さんで、短歌についても学ぶところ多く興味深いお話であった。100部限定というポスターを買い、三島と春日井建が出てくる幻想譚を収録した短篇集「生き肌断ち」(深夜叢書社)をその場で購入、署名を入れていただいた。展覧会副題の「一度ミシマを忘れるために」というのがよい。前々から思っているが、何でもかんでも自決収斂史観で見るのはウンザリというのが正直なところである。

生き肌断ち

生き肌断ち

さて、三島ついでに舞台情報。
オペラ「金閣寺」2015年12月05〜6日@神奈川県民ホール
90年代に何度かやって、NHKのBS2で見たことがある。