麻じゃないけど、セーラーシャツ

 今年のGWは例年になく、連休が続きました。日曜日にスタートして、日曜日までという嬉しい長さだったので、一念発起して1着は縫ってみることにしました。
 そして出来上がったのはセーラーシャツです。

 今年の4月に『ドレスメーキング アット ホーム』という茅木真知子さんの新刊が発刊されたのです。これを見て、『どれか縫う』と決めていたのですが、娘の一言でこのセーラーシャツに決定です。襟のある洋服は少し面倒ですが、ファスナー付けもボタン付けもないから、そんなに手間はかからないと睨んだのです。

 でもセーラー襟は難しかった。
 何といっても前の中心に襟の両端がぴたっと来ないと、本当に格好が悪いのです。襟の細い部分が決まってくれないと、セーラーシャツの価値は半減するので、とにかく必死で合わせます。まずはセーラー襟と見頃をしつけ糸でくっつけます。 
 ところがどこかゆがんでいるのでしょう。ぴたっと決まらなくて片方の襟先だけやたらと長いのです。
 こうなるとほどくしかありません。ほどいたら、またまち針を止めて、しつけ糸をかけてと同じ事の繰り返し。
 それでも合わないものだから、とうとう片方の衿先を切り落としました。きっと布の印をつけるときに、間違ったんでしょうね。

 襟さえうまくいけば、あとはうまくいくこと、うまくいくこと。
 ただし布は麻のようにコシのある布じゃなくて、てろっとしたレーヨンと綿の混紡だから、ちょっと加減がちがいます。ミシンのステッチがとにかく目立つ。だから本では見返しを見頃にミシンで縫い付けることになっていたけどここは手縫いで。
 型紙から仕上げまで、3日間で完成です。時間が許せば1日で完成するはずですが、主婦は他にも用事がありますからね。

  今回の反省点は布の耳を活かして、裾には白い布端を入れたこと。これはいらなかったかも。
 着てみると、裾から白いTシャツが覗いているように見えるのです。

 この本には他にも縫いたいものが載っていて、『これなら買ったほうがいい』と思ってしまいました。一番作りたいものはちょうど秋物なので、次に縫うのは夏休みか、秋になって手が空いてからですね。