「「平成の大合併」県が検証:ピークから10年 来年度、17市町村対象」『熊日新聞』13/13/10

https://kumanichi.com/news/local/main/20131209004.shtml

 県は9日、「平成の大合併」から10年となる自治体がピークを迎える来年度、住民代表や学識経験者による組織を設置して市町村合併を検証し、結果を年度内にまとめる考えを明らかにした。
 国、県が主導した市町村合併は、地域住民が賛成派、反対派に分かれて激しく争った経緯があり、地域コミュニティーの衰退などが懸念されていた。住民生活や地域コミュニティーへの影響を多角的に検証し、合併自治体の行財政運営に生かす狙いがある。
 合併自治体でつくる合併市町村支援・連絡会議で検証の進め方を検討しているが、住民アンケートのほか自治体や商工会など地域団体へのヒアリングを大学などの研究機関と協力して実施する予定。今年3月に検証結果を公表した宮崎県など先進事例も参考にする。
 来年度、合併10年を迎えるのは山鹿、菊池、阿蘇、宇城、山都、美里、芦北、南阿蘇の8市町村。検証は2010年に合併した熊本市まで、全17合併市町村を対象とする。
 同日の県議会一般質問で無所属改革クラブの早田順一氏(山鹿氏区)に対し、岡村範明総務部長は「客観性の確保と住民の声を反映させることをポイントに検証を進めたい」と述べた。 (福井一基)

 ネット上でちょろっと調べてみたが、どういうやり方で検証していくかとか、宮崎県が公表した合併の検証も、すぐに見つかるところにはないみたいだな。
 地域防災力の空洞化とか、いろいろと問題点が指摘されているけど、どういう表現になるやら。そもそも、無駄に広い自治体を作ってしまった点で問題だらけだろうに。


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