水が来ない。これが一番不便だわ。そろそろ、水の備蓄も心もとなくなってきたし。期待をもたせつつ、じらすのがな。
 そろそろ、撤去作業に入りたいのだが、いろいろと障害物があってイライラする。
 だいぶ、お店に商品が並ぶようになってきた。一方で、建物が破損した店は、閉店が長期化しそう。


 とりあえず、地震で手持無沙汰だったあいだに読んだ本の読書ノート。

田中芳樹『タイタニア4:烈風篇』

 反乱に追い込まれたアリアバードとジュスランの両公爵。全力をもって、一気呵成に、タイタニアの本拠「天の城」に侵攻する。
 それに対応するイドリスは、藩王の身柄を押さえている必要があるため、動けず、受動的な対応を余儀なくされる。ファン・ヒューリックらの流星旗軍を、遅滞戦闘に投入するが、ぼろ負けで逃走。天の城周辺での戦闘となる。アリアバードの神速の用兵と、イドリスの戦力の逐次投入により、戦況はアリアバード・ジュスラン側の優位に進む。
 しかし、雲隠れしていた藩王は、突然姿を現し、停戦を命令。それに従った結果、送り込まれた特使にアリアバードが暗殺される。
 ほとんど情勢の軸となっていたアリアバードを容赦なく殺すなあ。

田中芳樹『タイタニア5:凄風篇』

 タイタニアの終焉。藩王と3人の公爵が死亡。最後に残ったジュスランは逃げ出して、タイタニアの核が失われることに。
 しかしまあ、数万隻規模の艦隊を動かしたあげくに、最後は、藩王と公爵の肉弾戦か。虚無的というか、結局地位にしがみついているというか、暴走しまくった藩王とその仕掛けに、イドリスは殺害され、ジュスランも失明する。
 流星旗軍の連中も、目立っている割に、大局的にはあまり影響していないな。最初にアリアバードを破るという、引き金を引く役割を果たした後は、状況に流されるだけだったような。

田中芳樹『夏の魔術』

 田中芳樹祭り、第三弾。ロリ伝奇ファンタジー
 これ、4冊シリーズ中、3冊は持っているのだが、2冊目だけは、なぜか買い逃している。今回、2巻を借りてきたので、読むことに。本震で、本はどこかに消えてしまっているが。さらに、3巻目以降も、どっかに消えてしまっているのだが…
 自分探しの旅(笑)の途中、甲信地方の田舎駅で降ろされた主人公、耕平は、他の乗客とともに不審な蒸気機関車に乗り、「黄昏荘園」と呼ばれるあやしい館を訪れることになる。
 これは、同行者の少女来夢を引き寄せ、身体を乗っ取ろうとする企みだった。
 来夢を保護対象と思うようになった耕平は、館の主で、来夢の父親でもある人物と争い、来夢を守ることに成功する。しかし、物を引き寄せる「精神生命体」と共生することになる。

田中芳樹『窓辺には夜の歌』

 大学の学園祭の前夜祭で、耕平は来夢と再会する。人気アイドルのコンサートで、事故が発生、死人が出る。それは、魔術書によって力を手に入れ、社会的地位をほしいままにした、ある人物の、日本支配の企みの始まりだった。
 物語としては、『夏の魔術』にかなり劣るな。比較的早い段階から、明確な敵の姿を出してしまったのがな。ホラーは、状況が分からないまま、主人公が走りまわされるのが、基本だろう。そして、敵が、魔術に振り回される、むしろ卑小な人間だとな。
 とりあえず、来夢ちゃんはかわいい。

くまみこ 第弐話「険しき道」


 なんか、いろいろひどい展開。
 都会の高校に通うために、ナツは、まちちゃんに試練を課す。ユニクロヒートテックを買いに行く。簡単に見えた課題は、しかし、意外な試練と課す。
 橋が落ちる、良夫自転車の事故、そして、散々笑い物にされる精神攻撃。しかしまあ、余計なことを考えて、ユニクロがホームセンター、ヒートテックが暖房器具と思いこむまちちゃんがかわいいw
 そして、どや顔ヒートテックがw