文化財の被災状況2

 今回は、坪井方面。夏目漱石内坪井旧居と藤崎宮がメイン。藤崎宮近くの漱石旧居は見つけ切れなかった。藤崎宮参道の南側と思い込んでいたが、北側、北千反畑町だったのか。

夏目漱石内坪井旧居

 とりあえず、原型は保っている。地震被害により休館ということで、中の状況はわからない。瓦が落ちているのは分かるが。





藤崎宮の石造物

 江戸時代にさかのぼる石灯籠が片っ端から倒れていて、悲しい。一番古い慶長年間のものと、唯一鋳鉄製の灯篭は残っているが。他は、ことごとくといった感じ。細川家の有力家臣が寄進した、大型の石灯籠は、修復して欲しいところ。


 鳥居。正面のものは辛うじて立っているが、ひび割れが生じて危険な状態。下は立入り禁止に。境内南側のものは、倒壊。こちらは、銘文を見ると、慶安年間のもので、ずいぶん古いものだったのだが。





 石灯籠。もう、悉くというレベルで倒れている。

















 摂社。揺れで、だいぶ歪みが。




 石碑。



熊本城稲荷神社

 ここの鳥居も、ひびが入っている。なるほど、こう壊れるのか。


野田市兵衛商店と後藤金物店

 辛島町に残る、歴史ありげな建築物二棟。どちらも、けっこう破損している。




古京町別館

 熊本城総合事務所が入る、年季の入った役所建築。瓦が落ちている。