09年に行われた8つの国際的なアニメーション映画祭の短編部門で賞をとった作品を集めてみた。
Animations 国際映画際と邦画も受賞! バンコク国際映画祭2009 受賞結果発表! 海から始まる!?を参考にさせてもらいました。全部で16作品。
アヌシー国際アニメーション映画祭
アヌシークリスタル:"Slavar" Hanna HEILBORN, David ARONOWITSCH(スウェーデン)審査員特別賞:"Runaway" Cordell BARKER(カナダ)
オタワ国際アニメーション映画祭
Nelvanaグランプリ 最優秀インディペンデント作品 『インヒアレント・オブリゲイション』"Inherent Obligations" ラオ・ヘイドメッツ Rao Heidmets(エストニア)インディペンデント短編 最優秀実験・抽象アニメーション “Peripetics” Jamie Raap & Henrik Mauler(イギリス)
09年度の7つの国際的なアニメーション映画祭の長編部門にノミネートされた作品を集めてみた。
海外の長編アニメーション作品って今どんなものがあるんだろうと思って、以下の09年度の7つの国際的なアニメーション映画際の長編部門にノミネートされた作品を集めてみました。アニー賞は2010年度のやつです。全部で36作品。
アヌシー国際アニメーション映画祭 (フランス)
ザグレブ国際アニメーション映画祭 (クロアチア)
シュトゥットガルト国際トリックフィルム・アニメーション映画祭 (ドイツ)
オタワ国際アニメーションフェスティバル (カナダ)
アニー賞 (アメリカ)
アニマムンディブラジル国際アニメーション映画祭(ブラジル)
バンコク国際アニメーション映画祭 (タイ)
複数の国による合作の作品は国の分類を間違ってるやつがあると思います。グランプリと書いてるのは長編部門でのグランプリです。
オーストラリア
『Mary and Max / Adam Elliot (2009)』バンコクノミネート。アヌシー、オタワ、シュトゥットガルトグランプリ。
エストニア
『Elu ilma Gabriella Ferrita / Priit Pa"rn (2008)』ザグレブノミネート。
IMDb Video: ELU ILMA GABRIELLA FERRITA
フランス
『Brendan et le Secret de Kells / Tomm Moore (2009)』アヌシー、ザグレブ、アニー賞ノミネート。アニマムンディグランプリ。
『Mia et le Migou / Jacques-Remy Girerd (2008)』
ザグレブ、シュトゥットガルトノミネート。、アニマムンディグランプリ。
『Peur(s) du noir / Blutch、Charles Burns、Marie Caillou、Pierre Di Sciullo、Lorenzo Mattotti、Richard McGuire (2007)』
アニマムンディノミネート。
09年になんとなく気になった動画
Welcome to Heartbreak
Musicvideo。おもしろい映像作るにはAEやCGソフトでいろいろやるだけじゃなくてこういう方向もあるんだなぁと思った。わざとバグったような画面を作るデータ・モッシングという方法らしい→Datamoshing - 映像の乱れの技法 - Radium Software。あと、曲も好きだ。
Honda Insight - Let It Shine
車のライトを使ったアニメーション。アイデアの面白さとスケールが大きくて海外のCMすげぇなぁと思った。
Hulkamania
実写なのにミニチュアの人形のように見えるTilt-shift(ティルト・シフト)という方法で作られた映像。不思議!ティルト・シフト見てて楽しい→white-screen.jp:2009年のティルト・シフト+タイム・ラプス作品を振り返る
Durex
CM。CG。外国人のセンスすごい!!!エロ注意。You tubeで人気だったらしい→「コンドーム風船人形『性行為』CM」ユーチューブなどにアクセス殺到 - livedoor ニュース
Mary & Max - Official Trailer
粘土アニメーション。アヌシー、オタワ、シュトゥットガルトなどの国際的なアニメーション映画際の長編部門でグランプリを受賞した作品。空気感を感じれるような作品っぽいので一度ちゃんと見てみたい。 続きを読む
09年に公開されたCGアニメーション映画の一部を制作費順に並べてみた。
日本またはアメリカで09年に公開されたCGアニメーション映画の一部を制作費順に並べてみた。制作費じゃなくて製作費かもしれません。全部で16作品。
制作費 1.75億ドル
『カールじいさんの空飛ぶ家 / ピーター・ドクター、ボブ・ピーターソン』「観客は(風船の束を)見て、『これはきれいだ』と言う。しかし、これにどれほどの労力が費やされたかは知らない。これには1年以上かかった。(次に)子どもが帽子を脱いで、髪の毛を指でかき上げる。わたしの母は、これに15人が6週間かけたことを知ることはないだろう」
『モンスターVSエイリアン / ロブ・レターマン、コンラッド・ヴァーノン』
<エフェクト>
『モンスター VS エイリアン』のプロジェクトにおいて、基礎技術の向上という意味でもっとも画期的なR&Dがおこなわれたのが、エフェクトの分野だった。
特に画面全体から観客に向かって飛び込んでくるような爆発や炎の表現では、できるかぎりその細部に至るまで物理的に正確な計算をおこなっておくことが、シーン全体の真実味を高めるための鍵になる。
ドリームワークスは、この計算処理の負荷を軽減するため、流体シミュレーションとプロシージャルな流体の表現とを融合させた新しいパイプラインを構築した。このパイプラインの基本的な考え方は、2008年のシーグラフで発表されたWavelet Turbulenceの手法に基づいている。
制作費 1.7億ドル
『Disney'sクリスマス・キャロル / ロバート・ゼメキス』ロバート・ゼメキス監督はこの古典的名作を、最新のパフォーマンス・キャプチャー技術を使った3D映画として製作。同技術は身体の動作だけでなく表情の微妙な変化をもデジタルデータとしてコンピューターに取り込み、ソフトウェア上でレンダリングしてCDキャラクターを作り上げるもので、実写に限りなく近いリアルな演技(パフォーマンス)とCGアニメの自由なキャラ造形を両立できる。
制作費 1.5億ドル
『ボルト / クリス・ウィリアムズ、バイロン・ハワード』ディズニーのアーティストたちが、コンピューター・アニメーションの中にも手描きの背景をバック・グラウンドとして欲しいということで、今回ご覧のように非常に美しくソフトな感じが出たからね! 今まで見たことのないような背景が今回技術的に可能になり、なんだか非常にユニークで表情豊かなCGアニメになっていると言う自負があるよ。
『マダガスカル2 / エリック・ダーネル、トム・マクグラス』
リアルな草原の見え方をつくりだすために、ここでは一本一本の草が自動生成され、その動きもシミュレーションでつくりだされ、独自のパイプラインでレンダリングがおこなわれた。草の自動生成は3段階に分けられる。まずは草原にあたる地面に様々な大きさのボクセルを配置する。これが草原全体に渡る草の分布を大雑把にモデリングすることに相当する。次に“レングス・マップ”というテクスチャによって、各ボクセル内の草の高さの微妙な違いなどのディテールを与える。そして、この情報を読み取って、ボクセル内部に一本一本の草に相当するカーブを生成する。一本一本の草に動きは、毛のシミュレーション・システムを用いてつくりだされた。
制作費 1億ドル
『くもりときどきミートボール / クリス・ミラー、フィル・ロード』続きを読むアニメーションを制作したSony Pictures Imageworks社は、『Arnold』というライティングシステムを使ってレンダリングを行った。これはピンポイントのライティングの代わりに面照明を利用でき、さらに物体から反射する間接光も処理できるもので、「グローバル・イルミネーション」と呼ばれる。これがキャラクターや食べ物、建物の質感に大きく貢献したようで、3D映像を観たときの没入感、空気感にもプラスの効果をもたらしていた。
09年に公開されたVFXの凝った映画の一部を制作費順に並べてみた。
日本またはアメリカで09年に公開されたVFXの凝った映画の一部を制作費順に並べてみた。制作費じゃなくて製作費かもしれません。全部で24作品。
制作費2.37億ドル
『アバター / ジェームズ・キャメロン』「同じ基本エンジンがこのシーンにも使われている。基本となる気体の動きは、液体の動きに似ている。この媒体は比較的圧縮されにくい。そのため、媒体が運動するとき、体積が劇的に変わることはない。片側を押すと、反対側にあるものが押し出される」(Knoll氏)
つまり、ILMは過去の映画で流体の映像作成用に開発したグラフィックスエンジンを利用して、同じ基礎技術を「アバター」の爆発シーンに応用することができた。流体と大きな炎の間には明らかにいくつかの大きな相違点があるが(最も顕著なこととして、燃料が燃えるに従って炎は拡大し、その後、燃料がなくなると炎は収縮する)、それらを表現する手法は似ているので、技術を「アバター」のニーズに合わせることができた。
制作費 2億ドル
『2012 / ローランド・エメリッヒ』(破壊のシーン)
今回の破壊シーンの演出では、割れた物体の断面が象徴的に描き出されるシーンが多かった。したがって、その断面に対するテクスチャリングは重要視された。しかし、この断面はアーティストの手作業によってではなく、ボリューメトリックなシミュレーションによって自動生成される。
この自動計算にのっとってテクスチャを自動生成するというアルゴリズムを考え出すことも容易ではない。それゆえに、今回はボリュームを構成している各ボクセルの内部を、ちょうど煙や塵が満たしているように、細かなテクスチャの集合で満たすという方法がとられた。
『ハリー・ポッターと謎のプリンス / デヴィッド・イェーツ』
今年の「ハリー・ポッター」では、80人のアーティストが、MayaとInfernoを組み合わせて使用し、165のショットを制作しました。ILMによる映画の制作作業は、ひとつのショットの中で数千人のアニメーションキャラクターがうごめく群衆の複製シーン、火や水のフォトリアリスティックな流体シミュレーションなど多岐に渡っています。
Snow氏は「われわれには、何年もかけて開発した非常によくできた流体シミュレーションツールがある。だが、溶けた金属が骨組みだけのロボットの中から流れ出るようにし、しかも本物らしく見せるには、(今までよりも)ずっと高いコンピュータ能力を必要とした。結局、ほんの数ショットに使われただけだったことを考えれば、驚くほど大変だった」と語った。同氏は、今映画を見るとこっけいだと語った。なぜなら、数秒で終わってしまうものをつくるのに、何日もかけて、100基以上の高性能プロセッサを投入したからだ。
続きを読むQ:ロボットの演出の難しさについて教えてください。
前作をやったことでロボットのVFXについてはかなり学んだよ。今回の方が人間の役者とロボットの交流が増えたし、ショット自体も長くなっている。テクノロジーはよくなったけど、アニメートしてロボットを動かすことに変わりはない。ぼくはアニメーターたちと一日一時間は話をして、すべての動きをチェックするんだ。「手が動き過ぎた」とか、「ここの動きが多過ぎる、もっとここの部分にフォーカスして欲しい」と伝えながら微調整をしていくんだ。あらゆることを詰め込み過ぎると、すべてがギャグになってしまうからね。人間の役者を演出するのとまったく同じなんだけど、人間の役者ならその場で直ぐにやれることが、アニメーションでは目の動きとか一つ一つを作っていかないといけない。とにかく時間がかかるんだ。
00-09年のSIGGRAPHのCAFの最優秀賞と審査員特別賞まとめ
2000年から2009年までのSIGGRAPHのコンピューター・アニメーション・フェスティバルのBest of Show(最優秀賞)、Jury Award(審査員特別賞)をまとめてみた。リンク先がないのは見つからなかったやつです。
また、ゲームや映画、個人制作のCG映像のコンクールとしての面もある。「世界最大かつ最高のCGの祭典」といわれ、学術的研究、アート、教育など、あらゆるCGに関する最先端が集結する。 Electronic Theater と Animation Theater の2部門に分けて評価され、Electronic Theater では高い評価を受けた作品が上映される。
2009年
【Best of Show】YouTube - French Roast Trailer web
60年代のパリのカフェを舞台に繰り広げられるドタバタ人情劇。パリジャンの監督が海外で働いている時、パリの風景が懐かしくなって思いついた作品。セリフや説明は一切ナシ、カメラも大きな鏡のあるカフェの一面から動かない。それなのにキャラクターの動きとサウンドだけでストーリーを表現しているのが見どころだ。【Jury Award】
The Mill's Directorial Collective 'Bif' Win Award For 'Dix' | Sputnik7
The Mill内の若手アニメーター育成プログラムの一環の作品だ。監督はThe Millの社内チームBIF Production、VFXはThe Millが手掛けている。歩行時に10数えないと進めないという強迫観念に駆られた男の心象風景を、2DCGと3DCGを巧みに使い分けて表現している。
2008年
【Best of Show】YouTube - Oktapodi (2007) - Oscar 2009 Animated Short Film
CGで描かれたタコの恋人同士がユーモラスに逃げまどう様を映像化したもので、アヌシーを始め、数々の映像賞を総ナメにしているフランスの作品。同時に CAF Audience Prize (観客賞)も受賞してい る。独特の雰囲気を持ったキャラクター達のユーモラスな動きが絶妙。フランスのアニメーション学校、Gobelins(ゴブラン映像学校)の学生8人による作品。
【Jury Award】
YouTube - Mauvais Ro^le
マーセルは見るからに恐ろしい出で立ちをしたモンスタークリチャー。彼はゲームの世界では毎度ラスボスの役をさせられている。今日も、ファンタジー世界を舞台にしたRPGのラスボスの仕事をこなすが、手加減と、場の盛り上げ方が今ひとつで、プレイヤーに圧倒的な強さで勝ってしまい、ゲームのシーン監督(プログラム)に今日も叱られてしまう。
何もかもイヤになったマーセルは他のゲームへの転職を決意する。
2007年
【Best of Show】YouTube - The ark (full) [720p full HD]
突如出現した謎のウィルスに侵され、地球上のほぼすべての生物が死滅した未来。人類は未来のために生き残った生命を巨大な船に乗せ隔離することを決意する。その船の一室で、自分がそのウィルスに冒されていることを知った男がいた…というSFショート。
キャラクタは人類に似ているようでどことなく異星人チックな面持ちの印象的なデザインだが、シェーディングはリアル指向で行われている。
制作はポーランドのインディペンデントチーム。小規模チームで制作されたとは思えないほどの緻密なディテール感は圧倒的。
【Jury Award】
Dreammaker
プロデューサLeszdek Plichta氏の下、Filmakademie Baden-Wu"rttembergのInstitute of Animation, Visual Effects and Digital Post Productionの学生たちが、ほぼ全編をAutodesk 3ds Maxで作り上げました。
2006年
【Best of Show】YouTube - One Rat Short [Complete]
2006年度Electronic Theaterの最優秀作品賞を獲得した作品。線路脇に住むドブネズミが、ひょんなコトがきっかけで何かの研究室に迷い込んでしまう。そこには何匹もの生体実験用のねずみが飼われていた! そこでドブネズミは美しいハツカネズミと出会い瞬く間に恋に落ちてしまう。ドブネズミとハツカネズミはこの実験室から脱出を試みるが、実験を司るマシーン達が彼らの逃亡に立ち塞がって……。擬人化をまったくせずに、写実的なリアル系ネズミを3Dグラフィックスで完全再現。フルCGアニメながらそれを感じさせないフォトリアリスティックなビジュアルに仕立て上げているのが特徴的。
【Jury Award】
YouTube - 458nm
静物とも機械ともおぼつかないカタツムリ型の生命体、2匹が交尾を行うというサイバーかつエロティックな雰囲気を持った作品。ELECTRONIC THEATER審査員特別賞を受賞した。金属独特の異方性反射の質感と、透き通ったような表面下散乱の質感のコントラストが面白い。
2005年
【Best of Show】YouTube - Shane Acker's '9' Short Film (2005)
暗く重い生物のいない、ガラクタとぬいぐるみだけが動き回る異世界。ズタ袋に魂が込められて縫い合わされただけの9体の人型ぬいぐるみには"1"から"9"という名前が付けられていた。彼らはこの暗い世界で、ガラクタでできた凶暴なモンスターの脅威におびえながら暮らしている。一見しただけではストップモーション・アニメのような表現だが、そのダイナミックなアクション・シーケンスは紛れもなくCGによるもの。
【Jury Award】
YouTube - Fallen Art
塔のてっぺんで不気味に笑う士官。彼は下級兵にここから飛び降りるように命じる。飛び降りた部下は地面に激突して死亡。別の上官はこの下級兵の死に様を写真に収める。そして塔の上の士官は再び別の下級兵に塔から飛び降りるように命じる……。上官の目的は何か。短い尺の中に謎と驚きを盛り込んだ濃い内容の作品。独特の照明効果とキャラクタの画風もインパクトがある。
2004年
【Best of Show】YouTube - Birthday Boy
Sejong Park氏は36歳の韓国人で、オーストラリアのFilm Television and Radio Schoolの学生である。この学校は、生徒を年間4人しか採らないという非常に狭き門で、その代わり一度入学してしまえば、国が学費や映画の制作費を全面負担しており、作品の品質は非常に高い。Sejong Park氏は初めてCGに取り組んだとは信じられないほど、この作品の完成度は高い。
【Jury Award】
YouTube - RYAN (Entire Film)
実在し、まだ存命のカナダの天才的アニメーターRYAN LARKIN氏の半生を描いた問題作。カナダの映像界に多大な影響を及ぼしたRYAN LARKIN氏は今は福祉施設に住み、物乞いをする毎日を送っているという。彼の人生は一体どのように転落していったのか…を、心理的な状態を視覚化した、本作のクリエイターChris Landreth氏の独自表現「サイコロジカル・リアリズム」手法にて描いていく。
2003年
【Best of Show】YouTube - Eternal Gaze Part-1
この作品は,20世紀の偉大な芸術家の一人であるAlberto Giacomettiの生涯最 後の9年間における作品制作にかける思いや苦しみなど表した感動的な作品で ある. 主人公であるAlbert Gaicomettiの深い思いがCGキャラクタでうまく表現さ れており,CGで制作されたことを忘れさせてくれる作品であるとの評価を得て いる.
【Jury Award】
Tim Tom
この作品では,TimとTomという二人の主人公が会おうとするのであるが,作者 がなかなか会わせれくれないというストリーになっている. ストリーの面白さももちろんであるが,映像制作の伝統的な技法がふんだんに 取り込まれており,また,メモ用紙に書かれた限られた表情しか持たない主人 公達であるが,豊かな表現がなされているところが評価されたそうである.
2002年
【Best of Show】YouTube - The Cathedral - Animation (Tomek Baginski)
The Cathedralは,ジャレック・デュカイ氏のSFファンタジー小説をベースにしたもので,"カテドラル"(大聖堂)はただのビルではないし,そこへ救済を求めてくるのも人間だけではないというテーマで,セリフはないが生命の転生や自然の偉大さを伝えている(ようだ)。このアニメーションは,「3Ds MAX」で制作したものを「Photoshop」や「After Effect」で加工して,「SoftImage DS」で編集して作られている。
これをバジンスキー氏たった一人で,14か月をかけて制作したとのことだが,樹木へと同化した人の表情やテクスチャ,オーガニックな色彩の使い方がなんとも見事。
2001年
【Best of Show】YouTube - Values (2001)
バン・ファン(南カリフォルニア大学映画学科)
「『 Values 』は私と亡くなった父との関係からインスピレーションを得て作った作品です。保守的で、社会という団体の中で価値観を求める親と個人としての価値観を見出していく子供、そういった人生に求める価値観の食い違いなどをテーマに物語を作りたかったのです。」
【Jury Award】
YouTube - f8 (Excerpt) - AnimationTrip.com
SF映画の古典的な技法を用い、2年以上の月日を費やして製作された傑作。この作品に見られる驚くほどに美しい背景、照明、心奪われるキャラクター・デザイン、見事なカメラワークは、個人による映画製作の未来に広がる可能性を示唆している。
2000年
【Best of Show】YouTube - 鬼武者
CGによる映像制作の場合、絵コンテを作成し、それ以外の無駄な部分は極力制作しないのが一般的です。ところがこのシーンでは監督と役者、スタッフが殺陣のアイデアを現場で出し合い、さまざまなアクションをその場で組み立ててゆく方法で行われました。役者ひとりひとりに性格設定がされ、短くもストーリーのあるアクションシーケンスとして、数十パターンものシーケンスが収録されました。
この頃気になった映像をメモ
Motiongraphics
I´ll kill her on Vimeo
大学の卒業制作として制作されたらしい。木や花や人がどんどん出てきて移り変わっていく。手が込んでるなぁ。白黒。
mwf-2009
ポップ。ダーク。モーション・タイポグラフィ。こういう色使い好きだ。
Nel Nome Del Male + Boris 2 opening title sequences | The Art of the Title Sequence
ゆったりと空間を移動していく。いいなぁ。
let yourself feel. on Vimeo
絵の具ぼいっていうか、なんか知らんけどすげぇ。
CG
Oktapodi
フランスのアニメ学校GOBELINSの学生が作ったとか。1カット1カット自然な感じだ。イカ。SIGGRAPH2008 Best in Show。第81回アカデミー賞(短編アニメーション賞)ノミネート作。
1st Ave Machine: Samsung “New Species
ほんとプロはすごいなぁっていう感じだ。
Sprint “Speedway”
車にとりついてるモンスターのようなエフェクトかっこいい。
MK12 // Swiss International Air: LX Forty English on Vimeo
こういう前後につながりを感じれるムービーおもしろい。
YouTube - memory7min
blender、vue、Adobe製品で作られたとか。迫力ある。
少しずつ変化していくCG
subprime on Vimeo
サブプライムローン問題をテーマに作られているムービー。音と合わせて家が立っていく。センスいい!
Ford Popup
飛び出す絵本風CG。見事って感じだ。
Pop Tarts “Flavorhood”
色が付いていない家がお菓子でカラフルに。鮮やか。
実写もの
YouTube - オオカミとブタ。Stop motion with wolf and pig.
アイディアうめぇ。ストーリーもおもろい。
Honda Insight - Let It Shine on Vimeo
海外のCMはスケールもアイデアもすげぇなぁと思った。
YouTube - 8-bit trip
すごい。すごい!すごい!!
Musicvideo
YouTube - KIRIHITO - Sai-bo
ディレクター:ミズヒロ・サビーニ。サイコ。
YouTube - Moray McLaren - We Got Time
David:このミュージックビデオはブラキシノスコープからヒントを得ていて、イラストが回転する事でアニメーションする手法を用いています。それは、12枚のレコードと16面のミラーカップがそれぞれスライドする事で構成されています。レコードには16フレーム分のイラストが描かれていて、レコードプレイヤーを回転させ、ミラーに反射させる。それは、平面の創造物に、まるで命が吹き込まれたかのような美しいモーションだと思います。
制作に関わったクリエイターは総勢40名。それぞれのクリエイターの特性を把握し、的確に依頼した水崎氏のディレクション能力は驚くべきものだ。その依頼先は、いずれも日本アニメーション界の第一線で活躍するクリエイター。
[傑作アニメPV] KEN ISHII - EXTRA (画質改善版)‐ニコニコ動画(ββ)
「アニメーションMVには、ケン・イシイ「EXTRA」(森本晃司監督)のようにエポック・メイキングな作品が何年かに1作のペースで出現するんです。僕も「EXTRA」からは多大な影響を受けていて、あれから10年以上経った今、何か1つここで区切りを作らなくちゃいけないと思っていたんです」(水崎)